
発行日:2025.7.20
ジャンル他:Fate/GrandOrder 武田晴信×上杉謙信
版型:B6
ページ数:表紙・袋とじ込み182ページ
表紙:マーメイド 赤 153kg+金印刷
本文:淡クリームキンマリ72.5kg/モノクロ印刷、色上質紙 黒 厚口/白印刷
遊び紙:まんだら ひいろ(前)、里紙 雪(後)
特記事項:表紙2-3印刷、本文紙替え5か所、巻末袋とじ
印刷:しまや出版
当初の予定では真っ白な表紙に空押しタイトルで漂白とか無垢さを表してみようかと考えていたんですが、ふと「待てよ…この悪夢ページだけ黒地に白印刷できたりしない⁉」と思いついたが最後でした。
本文紙替えは、全ページ一括なら大抵の印刷所は対応してると思いますが、部分紙替え(それもオンデマンドの少部数)はほとんど対応してないと思われます。いろいろ調べたけどウェブサイトには載ってない。でもしまやさんだけはできないと書かれていなかったので「この無茶苦茶な仕様できます?」と問い合わせを投げてみたら「できらぁ!」の回答だったので無茶苦茶な仕様で突っ走ることに決めました。さすがしまやさん…さすしま。

紙替えしてるので小口はこんな感じです。

上から見るとこう。

表紙1の拡大。
マーメイドは凹凸のある紙なので印刷がかすれ気味ですがそれがいい。いい感じになったと思います。
表紙は白い紙にCMYKで赤(Y100:M100)を刷ってもいいけれど、もとから色やエンボスが入った紙は印刷で出る色とはまた違う魅力があるなあと感じます。

買っててよかった紙見本。冒頭で言ってたように当初は白系で行こうと思っていたので遊び紙のシャイナーの見本を買うそのついでに買っておいたもの。とはいえマーメイドの赤は取り扱っている印刷所もわりと多いと思うので、赤の色味を確認する程度ならこんな分厚いものを買う必要はないですね…。
ただマーメイドの色、「赤」と「祝い紅」を比較したかったので買ってみた。「祝い紅」は「赤」よりもずっと深い色で、鮮やかさという点では「赤」が好みだったので今回「赤」にしました。なによりほんの内容が「祝」ではない。(写真撮ってみたけどうまいこと色の違いが出せなかったので割愛)
マーメイドとタントは同人誌印刷所での取り扱いが多く、かつ色のバリエーションも豊富なので紙見本持っててもいいかもな~と思います。竹尾のウェブストアで買えます。1000円しないくらいだったかな。
表紙1はシンプルというかもはややる気を感じないくらいのアレですけど、

めくった表紙2に蓮の総柄(っぽく作った画像)を入れているしメリハリつけたかったということで。
シンプルすぎる表紙デザイン、新潮文庫のプレミアムカバーを参考にしてるんですがあれは文庫サイズだから成立するデザインだなと痛感しました。

↑これもプレミアムカバーを参考に、去年自分用に刷った夢本です。カバーは普通のコート紙にY100+PP。PPかけるなら色はCMYKで刷ってしまったほうが手っ取り早いし多分安上がりで、何より仕上がりの予想がつく(と思います)。このとき自分のHN(PN?)を箔押しするという実績を解除しました。印刷はスターブックスさんです。1冊から刷れるからね!

目次。戒壇もとい階段っぽくできたと自負しております。デザイン重視で目次としての機能は放棄しているけど正直目次はあってもなくてもいいというか…

扉。蓮のイラスト、線が細いから飛ぶかも…って言われたけど大丈夫でした。飛んでかすれててもそれはそれでよかった。

白印刷のページでもきれいに印刷出てます。

しまやさんの「オールピュアホワイトセット」を使ったことがあって(参考)、印刷のきれいさは知っていました。それもあってこの無茶仕様をしまやさんにお願いした…という経緯もあります。
セットで1冊まるごと色上質黒+白印刷にしたときは30ページくらいの短編でした。やっぱ長編全部がこの反転カラーだと目がしんどいと思う。今回は悪夢ページそれぞれ4~8ページなので、そこまで目に負担はかからない…といいな!

後ろの遊び紙。何気に、前後で遊び紙の種類を変えたのは初めてのような気がします。
一応事件が解決し物語がまとまっためでたしめでたし感は、赤より白で〆たかった…的な。
蓋を開けてみれば推しカプカラーだったのでまあヨシ!です。赤・白・金とめでたい色なのにどこか禍々しいのはやっぱり本文に黒が差し込まれているせいでしょうね!すべて計算通りです!(シオン)
本文の設定とかは過去のとそんなに変わりません。フォントを「源暎ちくご明朝」にしたくらい…(筑紫(オールド)明朝だと内容と相まって重々しすぎるかなと思って変えた)
印刷所:しまや出版
対応丁寧でやれること多くて、「初心者”にも”やさしい」という文言はまさにその通りだと思います。少部数でも見積対応してもらえてありがたいし、発注直前に表紙の紙目を尋ねたら順目にしてもらえました(別途料金!)今回の本はとてもめくりやすいです。感謝。別の本もしまやさんにお願いする予定を立てているんですがこっちもなかなか無茶仕様なのでご迷惑おかけします(先制陳謝)
以上、同人誌作りの参考になれば幸いです。
本の現物はこちらから→BOOTH
本文はすべて公開しています。
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