• ふたけっと36

    申し込みました
    サークルカットこねくり回してたけど何も描けず、時間かけてる余裕もないので過去絵を使いまわしてますすまんね(誰に?)
    申し込みはしたものの場合によっては抽選になるかもしれないという表記があるのでソワソワしながら原稿やってます…

    よくよく考えたら景虎ちゃんに生えてしまうのは新刊の一部だけだしリバ要素も男×ふたではなく単に男×女のスケベまんがというだけなので虚偽表示な気がしてきた…いやでも一冊の本の中ではリバと言えなくもないし…つまり100ページ超の漫画本を出さなくてはならないというわけです マジか がんばろう

    表紙の下書きのようなラフのような
    現パロだとアイデンティティクライシスが起こってしまうね…

    ふたけっと

    ふたけ関連のあれこれはこちらでつぶやくかも
    ※18歳未満と高校生のフォローは×ですよ※
    https://x.com/fhausafjnk

  • 日記(近況)

    相変わらず絵柄が安定しないことに定評があるけどかわいいじゃん…ってなったので何かにしたいですね…

    漫画はちゃんと描いてます。これは数ページ後にあんあん言わされることになる晴信(ニッコリ)

    20ページくらいの漫画4本で100ページくらいの本になればいっか~って思ってたら3本目が29ページになりました
    /(^o^)\ナンテコッタイ

    なんやかやでふたけの申し込みをまだしてないので忘れないように(手動リマインダー)

  • おまえがママに

    そんな…任意のサーヴァントをママにできるなんて…全然意味が分からない…

    晴信が50くらいあったらちょっとうれしい
    60あったら笑うし70あったら逆に納得する
    考えてみてほしい
    五稜郭を受け止めるほどの包容力なのだから
    それはすなわち雄大なる大地、母なる恵み
    つまり晴信はママ
    完全に理解した

    それはそれとして誰をママにしたらいいのかわからない…

  • 呪術廻戦の感想その2

    マキちゃん…立派なメスゴリラになって…(褒めてるつもり)(少佐が大好きなのでぇ)

    昨日アニメに追いつきました。

    ・シンジくんに騒いでたら汎用人型決戦兵器出てきたよ 文字はマティスではないけれど

    ・でも戦闘はどちらかというとトップ2だ エキゾチックマニューバだ(違くない?)

    ・東堂…何も言えねえ…

    ・メカ丸…何も言えねえ…

    ・もう宿儺だけでいいんじゃないかな 絶対だめだろ

    ・死なないと思った人が死んでいく(七五調)

    ・あっ!「人の心とかないんか」!「人の心とかないんか」の人だ!

    ・弁護士の古舘です 大爆笑(ジークアクスで78が出てきたときと同じ笑い方)

    ・ところで三人の妻(妾?)に子を産ませた犬神何某ですが、6人(厳密には7人)の妻(妾?)に子を産ませ競わせた男に声を当てていた西村知道さんが弁護士の古舘ですをやったことに見出さなくてもいいつながりを見出しています。「華ヤカ哉、我ガ一族」をよろしくお願いいたします。

    何の話だこれ

    気分転換にテンプレートを変えてみたら往年のWEB日記を思い出しました。
    CGI…perl…なにもかもみな懐かしい…

  • 周回遅れの呪術廻戦の感想(まだアニメの途中)

    このところ漫画描きながら呪術廻戦(一発で変換できない…だと…⁉)見てて、さっき劇場版を観終わったとこなんですが

    里香に守られる憂太を見た私「シンジくんじゃん」

    戦いを強要される憂太を見た私「シンジくんじゃん」

    痛めつけられた同級生を目の当たりにしてキレる憂太を見た私「シンジくんじゃん」

    「わっかんないよ!!」「シンジくんじゃん」

    「死んじゃダメだ死んじゃダメだ死んじゃダメだ」「シンジくんじゃん」

    エンドロールを見た私「シ ン ジ く ん じ ゃ ん」

    これが言いたかっただけです。

    漫画の方は読んでないしアニメも数日前から周回遅れで見始めたんですがいろいろオマージュがたくさんある~!と大喜びしているのは正解でいいんですかね?(ダバダバ走ったりオラオラしてたり志々雄真実がリモート義体使ってたり熊猫溺泉だったり 違うわ)
    あといまんとこ東堂が一番好きです。ヘキに素直な人間は良。

    ところで五条先生の唇が女子を差し置いてツヤプルなのにはなんか理由があるんでしょうか。それとも特に理由なくツヤプルなのでしょうか。

  • 日記(スケベ本の話)

    これまであったかインナーはヒートテックがかゆくなり無印のやつが廃盤になりを経てベルメゾンのホットコットを愛用していましたがひょんなことから(便利な日本語)グンゼのファイヤーアセドロンにたどり着きました。最高のインナーすぎる。暑がり汗かきなので汗冷えが解消するファイヤーアセドロン、助かりすぎる。なんか名前もロボアニメの主役機みたいだし(きっとパーツ換装でほかの属性アセドロンもいる。お前は何を言っているんだ)次の夏もアセドロンを買おう。

    スケベブックの原稿をやっています。これは晴信にあんなところをアレされて戸惑う軍神ちゃん(の下書き)。まっとうなスケベ漫画(男→女/矢印は挿入の向き)を描くのは初めてです。なんでだよ。予定では4月までに本文60ページ以上と表紙を描かなければならないことが判明して「やべえな仕事の忙しさを口実にだらけ過ぎたわ」と焦った結果下書き20ページを2日で終わらせるという駄目なタイプの成功体験を積んでしまいもう駄目です。頑張ります。分厚いスケベブックが出せるように頑張ります。主に晴信が攻められ掘られます。だからなんでだよ。私が読みたいからです。(完)

    この記事前半と後半で温度差が違い過ぎる…そんな日にもファイヤーアセドロンはおすすめです。うまくまとめたつもり。

  • 2026

    あけましておめでとうございます。なんか初詣的な…らくがき。
    寒さに乗じて温めてやろう的な大義名分を利用して手を繋ぎたい晴信VS雪国育ちで寒さには強い景虎ちゃん。永遠に手が繋げないかと思っていたら普通に手を繋ぎたかった景虎ちゃんにきゅっと手を握られて体温がやや上昇する晴信。何歳?
    実際雪国の方は寒さには強いんでしょうか。南国の民にはわからない…ところで今度雪国に行く(旅行)んですが何をどう対策したらいいのかわからず「空港でタクシー拾って真っ先に現地のホームセンターに行く」ルートを検討しています。雪国の冬シーズンのホムセンちょっと楽しそう(除雪道具を見たことがない)
    寒がりの晴信が毎朝毎晩景虎ちゃんを湯たんぽにしている

    終章クリアしてあんまり何も考えられてないんですが私の人生を狂わせたゲーム「ペルソナ2罪」の記憶がよみがえり情緒の乱れが悪化しました。あのシチュエーションは王道オブ王道だと思うので他にもたくさんの作品でああいう邂逅は描かれていると思うんですが罪はだって罰につながるじゃん…罰で何が起こるかって……
    私は初回クリア時に罪のあの顛末を好意的に受け入れていたので罰のエンディングがああなったことが少なからずショックで…でも時間をかけて「それはそうだよな」と受け入れはじめ、まさしく「諦めることと受け入れることは違う」を消化した矢先に2部がこんなエンディングを迎えるんですか?の気持ちです。だからメタトロニオスの後のカドック周りでやや暴れていた。ものの見事に狂わされていて悔しい。でも10年間楽しかったです。10年?人生の何分の一をFGOに…この話やめよっか

    今でもめちゃくちゃ好きな曲なので貼っておきます

    この先FGOどうなるんだろう……マジで…

  • 2025

    もう26日だけど今日の午後まだ「Merry Christmas!」の飾りそのままのお庭を見かけたからセーフと言うことでひとつ…

    晴信「騎兵(ライダー)なのに…」
    まあ二人とも騎乗スキル持ってるってことでひとつ…苦しいな…

    2025年は久しぶりにイベントに参加し、初めてのオンラインイベントにも参加した年でした。同人誌も5冊(バージョン違いを入れれば6冊)出せて充実していました。何よりぐだイベもあったし…感謝…
    終章は世界のサ終をにおわせていますが私は「年明けまで石増量キャンペーンやってんだからサ終はしねえだろ」という文字通りの邪推をしています。半分は希望的観測だよ。プロフィール6が開いてないサーヴァントもいるし…2026年もよろしくお頼み申す。神頼みです。

    Xのやつね、周回遅れ気味で知ったんですけどね、どうなるんでしょうね。当面益体のない話はタイッツーでやるかと思ったんですが年末年始はデジタルデトックス気味になる(ただしソシャゲはやる)し、そもそも普段からつぶやいたりしないし(大体お知らせか絵を投げるとき以外はログアウトしているので)あんまりこれをお知らせする意味はないなと我に返りました。ここが魂の本拠地なわけですしお寿司。なんかこれを機会にやり方を見直すというか、まあ趣味だしな~…もやもやするくらいならSNSとかスパッとやめて、もっとこぢんまりとやるのもいいかもしれない…?

    その一方で出たいイベントはあるしそこに合わせて本は作りたいので年が明けたらぼちぼち手は動かすつもりです。ふたけっとなんですけど(ふたけっとをご存じない方はよくよく御覚悟の上おググりください/2回目)。その進捗投げのためにアカウント作った矢先にXがこの有様。/(^o^)\ナンテコッタイ
    Xがどうなろうがふたけっとには出たいです。あとガタケットももう一回くらい出たいな~~3月はちょっと厳しいけど。

    来年もこんな調子でぼちぼちやります。Xがどうなるかわからないけどここを見に来て下さる皆さんに感謝です。2026年も気が向いたら見に来てください。どうぞよろしくお願いいたします。あとFGO続いてくれたのむ。謙信ちゃんの水着を見るまで死ねないんだ。

    いやマジでXは何がしたいんだ(困惑)

  • 続・ご近所川中島

    こっちにもUPしておかないとここが魂の本拠地だということを忘れそうになる

  • 最強パワスポ春日山城(?)あと上越の思い出

    夏に上越に行ったんですが、このクイズのチラシをもらったので回答期限の11月ギリギリまで唸ったもののさっぱりわからず半分くらいしか埋まらなかった回答を提出した結果、なんと、当選してしまった。いいのかな、まあいいか、ありがとうございます。強運お守りらしいのでガチャ運が上がりますようにと念じておきます。(追記:プトレマイオス来ました✨)

    正答集を今日見たんですけど回答した2,4,5,7は無事正答してました。ホッ
    1からつまずきましたよ…漢字の「猫」をへんとつくりに分解して「猫と”けものへん”でできる漢字とかあるんか?」とかキーボードやフリック入力を駆使してみたりとか(>3)、6に至っては全くわかりませんでした。よりによって…悔い改めよ。
    7はアレです、「3か月でマスターする数学」で同じの見たからわかった。進研ゼミかな。

    もしかしたら私の審神者(としての知識)レベルが高ければ回答から逆算して全問正解できたのかもしれない…?(でもそういう解き方が好みじゃないという偏屈さも持ち合わせているのでどちらにせよダメなのでは)

    経過日数がおかしい。この夏5年ぶりに出戻ったからね、是非もないよね。山崎たくみは来ませんでした!チクショー!
    出戻ってからいくつかの刀剣展示を見に行ったんですが「美しいなあ」とは思うものの未だに「全部一緒じゃないですか」の域から脱せません。反り具合…とか…?そういうのは…違いがわかるかも…しれない…?いやわからない、俺たちは雰囲気で刀剣鑑賞をしている。それでいいんじゃないかな。
    なんかすごいルーペみたいなの持ってる人をたまにみかけるけどあれはなんなんだろう…。

    上越では山鳥毛の展示は見ませんでした。抽選に外れてしまったのと、市民優先だったらしいので「これはご縁がなかったんだな〜」とすんなり諦めました。(物販は行ったしスタンプラリーはコンプリートした)
    それに、実は山鳥毛が普段いる岡山のほうが私の住まいから近かったりもするので、「まあそのうち岡山で見られるし、ここは上越市民の皆さんに…」というどこから目線(?)の気持ちにもなりつつ…。実際タクシーの運転手さんから上越の方々の山鳥毛への強い思いを聞いて、むしろ抽選外れて良かったのかもと思えたくらい。
    運転手さんといえば別の方からは上越市民ひいては新潟県民の皆さんの謙信公への熱い敬愛を聞き、(自分が謙信公を女体化してブヒってる不届き千万の輩であることは絶対に言えない…)と胸に秘めつつ、旅先ではお行儀よくしようと改めて思った吉宗だった。

    あっマツケンかっこよかったです。桟敷席からは「御館様~!」という黄色い声がいくつも飛び交い、なるほどマツケンのファンなのか謙信公推しの方なのか知らんけどその気合の入りっぷり、敬意を表する。去年は越乃さんのおっかけのマダムたちがうちわ持ってたし、ファンの情熱を見るの好き。
    そういえばマダムたちは声を上げたりはされなかったけどヅカにはそういう不文律があるんでしょうか。(思い返せば去年は客席静かだったな…いや今年がマツケンパワーで殊更活気があったのか…)
    あといろんなところで多分審神者っぽい人をたくさん見かけた。

    昔Gacktさんが謙信公をしていた頃はすごかった…という話もたくさん聞きました。早朝からパレードの沿道に場所取りしているファンが山ほどいたとか、Gacktさんではなく御館様と呼ぶように言われた(タクシー運転手さん談)とか。うーんさすが…。

  • 川中島はこんなことしない!!(装丁)

    発行日:2025.11.24
    ジャンル他:Fate/GrandOrder 武田晴信×上杉謙信
    版型:A5
    ページ数:表紙込み84ページ
    表紙:トレーシングペーパー107kg+CMYK+白+クリアPP
    本文:星の紙ピンク、ブルー
    遊び紙:(なし)
    口絵:コート110kg、6色RGBカラー
    帯:いなほ70kg、蛍光ピンク
    印刷:しまや出版(本体)、グラフィック(口絵)、プリンパ(帯)

    🛒通販🛒
    とらのあな:https://ecs.toranoana.jp/joshi/ec/item/040031283334
    BOOTH:https://snorra.booth.pm/items/7642351

    表紙が透けている本を一度やってみたかったので、しまや出版さんの「スケルトンカラー表紙セット」を選びました。口絵や遊び紙でいろいろ遊べそうな仕様があらかじめ設定されているにも関わらず他社で印刷したカラー口絵複数ページを持ち込み(配送)して製本してもらいました。さらに別の会社で刷ってもらった帯を手巻き…。

    あと表紙は通常CMYKのみですが、白押さえを追加してもらいました。

    ↓CMYK版

    ↓白押さえ

    ↓刷り上がった表紙を裏から見るとこんな感じ

    白押さえをしたら完全に透けなくなるわけではないですが、違いは結構わかるかも。

    これが裏表紙側で、真ん中のハート以外は白押さえしている…けどあんまり差はないかもしれない…いいんだ自己満足だから…
    あっでも表紙1側の背糊を見えづらくする効果はあったと思います!少なくともこれについては我ながらうまくやったと自画自賛している。

    裏表紙をちょっと浮かせるとこう。ところで裏表紙側の帯を外したところに二人おりますので是非見てやってください。こういう顔してる川中島が好き。

    一人アンソロ気取りのまとめ本なので漫画と小説半々なんですが、台割考えるのがむちゃ大変やな…と思ったので前半を漫画、後半を小説で単純にわけよう→せや!本文用紙も変えてしまえ!ということで紙色が違います。漫画はギャグというか(ギャグと言い切りたいがそんなにおもしろいかなどうかなという自信のなさ)なのでピンクに、小説はまあシリアスめなのでブルーに。というか笑える小説を書くのってめちゃくちゃ難しいですよね私は「坊ちゃん」が笑える小説の筆頭だと思っているけどドラマ化すると軒並み「うーん?」ってなる(個人の感想です)のはやはりあの字の文こそが笑いの神髄でありそこが失われるとおもろポイントも損なわれるせいではないかと考えています(独自研究)。

    閑話休題。

    漫画のページ↑と小説のページ↓

    何気にしまやさんで漫画本刷ってもらうのは初めてでした。
    オンデマンド印刷の「極匠(ごくじょう)」で刷ってもらいました。セットの標準やオプションとしては記載がないけど相談したらOKもらえました。マットでキレイな印刷です。
    小説はここ最近B6で本を出していたので上部にゆとりのある段組みにしています。1行が長いと私の目が疲れるから…あと余白が大きいデザインが好きなのもある…。仮にB5の本に小説ページを設けるとしたら、A5の字組をそのまま持ってきて余白持たせるほうが読みやすいのかなあとか考えていました。そんな予定はまったくないんですけど。

    口絵はグラフィックでオフセット印刷を頼みました。
    RGB印刷の種類が豊富で、違いを確かめたかったので見本を購入して6色RGBに決めました。
    参考:https://www.graphic.jp/lineup/rgb?srsltid=AfmBOoraO1TbdGuoKVpn45i_aq3kw_yLE9j3i58zQTkEE-XosaKSkZbu
    この3,000円の見本を見るとよくわかるんですが、種類によってどの色味に強いかというのが結構如実に異なるみたいです。今回は謙信ちゃんの鮮やかなグリーンを出したくて6色RGBを選びました。赤やピンクを鮮やかに出すなら多分ビビッドカラープリントがベターじゃないかな。多分。なんにせよ普通のCMYKと比べると鮮やかさは際立っているので頼んでよかったです。しかもグラフィックは安いしな。ときどきオフセットでこの値段⁉みたいなことやってる。キャンペーンの用紙は限られてるけど、ヴァンヌーボとかアラベールとかサテン金藤も選べます。値段は跳ね上がりますが。
    しまやさんには事前に相談して口絵持ち込み(&配送)の許可をもらっています。

    帯の写真撮るの忘れてましたね。色付きの紙に蛍光ピンクで(この安さで)刷れるのはプリンパくらいのもんですよ…納品も早いし綺麗。帯はもともと高さ50mmまでが仕様なので事前相談して60mmで受け付けてもらいました。最近通常の仕様で60mmも選べるようになったみたいです。私のせいかな(自意識過剰)

    以上、同人誌作りの参考になれば幸いです。

  • 2025.11.23~24 お品書き

    ボイラー室横より愛をこめてW 全年齢向エリア1:う7

    お品書き詳細はこちらから

    当日はどうぞよろしくお願いします。公約通り同人誌全部全頁公開します。(JASRACの許諾がらみでどうしても1ページだけWEB公開はできませんのでその点だけご了承ください)
    私は両日とも終日予定が入ってしまったのでオールタイム不在です。

  • 空港

    初めて高知に行ってきたんですが高知龍馬空港って名前が素晴らしいな~と。世界に羽ばたく風雲児のイメージがぴったり合う。
    実在の人名がついた(愛称)空港は高知だけらしいけどちょっと意外。ノッブそれでええんか(ノッブの一存で決めることでもなし)

    ノッブどっちかっていうと墜とすほうじゃないかな(帝都)

    新潟謙信空港とかアリでは? しかし変換したら新潟県新空港になってしまったのであらぬ誤解を招きかねない…それはそれとして南北に長すぎる新潟県は村上と上越にも空港を作っていいのでは?新潟の長さは九州だと博多~鹿児島中央間に匹敵する長さですよ?空港3つある距離よ?(福岡・熊本・鹿児島)いらん?

    山梨に空港はない(無慈悲)
    富士山も静岡に取られてるしな…(富士山静岡空港)
    仮に山梨に空港があったとしてその愛称が山梨信玄空港だったらなんとなく離陸しなさそうな雰囲気がある。動かざること山のごとし。

    いや山梨県空港作ってくれできれば福岡から直行便も飛ばしてくれ行きづらいんじゃ。(いつも羽田→新宿か八王子から特急)

  • 川中島はこんなことしない!!

    今月末に出る新刊です。漫画と小説とイラストの本です。
    8割くらい再録。
    絵柄の不安定さを逆手に取った一人アンソロ気取りですよ…

    画像作るだけ作ってアップするの忘れてた。緑の枠がカラーページ、赤い枠が漫画、青い枠が小説で、それぞれピンクになってるページが書き下ろしです。再録ページぼかす必要ないかもしれんけどなんかちょっと恥ずかしいし…アイムシャイだし…(あれこれなんだったっけアルトリア・ロマンスだったか…?)

    11月23~24日に本文を全文公開しますのでよく吟味の上アレしてください、晴信が女装してたりするし。いや私はムキムキパツパツ女装大好きなんですよね。何の話だ。

    ムキムキパツパツ女装も描いたけどウエディングドレスも白無垢も紋付袴も描きました。あと赤子姿とかセーラー服とかランドセルとか学ランとか。

    ちゃんマスも解釈違いだと叫びたくなる本。

    しかし。

    裏側の帯(帯の表紙4側)
    なんでアヴィケブロン先生がいるのかわかる人は僕と握手!

  • 日記

    表紙です。正しくは表紙の一部。ロゴはデザイナーさんに頼みたかったけど時間がとれなかった…是非もないよね!

    本文ではありませんが新刊を彩る(彩る?)要素の一つに使うカットです。

    なんやかんやで最初の問い合わせをしたのが1月…ずいぶん長くかかったのは間にイベント出たり3冊別の本を出したりコロナにかかったりしたせいですね~そういうことにしてほしい~決してやるべきことがあるときに家具を買って組み立てたり壁紙を貼り替えたり編み物し始めたりと現実逃避する悪癖のせいでは、試験前日にスラムダンクを読破したあの頃から変わらぬ悪癖のせいではない~…
    そして中身もなんだかんだで漫画と小説とイラストで84ページになりました。カラー口絵を複数枚入れてみたかったその夢がかないますヤッタネ!口絵は全部描き下ろしましたが漫画と小説は7~8割方WEB再録です。描き下ろしは漫画が2本(8ページかな)、小説が1本(2~3ページ)になるはず。小説の方まだ手を付けてない ガハハ 今回の本はWEBオンリー開催期間だけ全文公開予定ですが、紙の本ならではの仕掛けを盛り込んでいるので是非お手に取って楽しんでいただきたいです。いただけなくても自分ひとりで楽しむが。(急に強気)

    最近になって急に寒くなり日が短くなり冬は好きなんですがもうちょっと緩やかに変わってくれないか、季節…そんな気持ち…なんか今月の前半は普通に半袖で過ごしてた気がするのに今は長袖あったかインナーですよ…急すぎるんだよ…

  • 日記

    ※大したことは書いていません

    例によって変な仕様の新刊の装丁見積もりと〆切を問い合わせたら思ったよりもだいぶ〆切が遅くて「あれ…余裕…?ページ増やせる…?」などと調子に乗ってい…られはしない…作業できる日数を考えろ…!

    悔い改めるふうな口ぶりのくせして原稿だけやっているかというとそうでもなく、突然ロードス島戦記(OVAのほう)を見て「なんでピロテースとアシュラムの間にフラグが立ったのかわからん」と首をひねったり、突然n回目のガルパン再視聴を始めて大洗に行きたいと言うだけで茨城県にすら足を踏み入れていない己を恥じたり、突如として断捨離し始めたり、その傍らで大阪城(大坂城じゃないんですね)をなんとか99階まで踏破して「自動周回便利だなFGOでもやってくれ(どうやって?)」と堕落の兆しを見せ始めたり、まあ元気にしています。
    ディードリッドさんのキャラデザとんでもなく好きだな~…TVアニメ版も1話だけ見たけどやっぱあの勝ち気で時に変顔をするCV冬馬由美のディードさんが好きです…なんて思ってたら西住流の家元がCV冬馬由美だと昨日気づいてなんでここでつながるんだよと。家元はともかく、古式ゆかしいファンタジー英雄譚ってやっぱ青二才が成長する話であってほしいという願望をかなえてくれるOVA版ロードス島戦記、観てよかった。ガルパンも見るたびに心が洗われる…

    ぐだイベ楽しかったね…まだ終わってないけど…終わってないけど…なんか「これで最後!来年からはぐだイベないです!」っぽい雰囲気をビシバシ感じて「ヤダーーーッ!」ってなってる。そもそも来年FGO自体どうなるんだよ。言ってて悲しくなってきた。
    私は彦斎ちゃんがぐだぐだ太閤伝での沖田さんポジの鯖(ほんとは沖田さんじゃないんだけど沖田さんがあてがわれているらしい)なのかなと素人の勘繰りをしていますがそうなるとサルさん≒ちゃんマスということになり、それはさすがにいかがなものkそもそもセイバーだっつってんだろ!いやクラスは撤回されるかもしれんし…まじんさんもアルターエゴになったことだし…
    彦斎ちゃん宝具5にして満足してたらPU期間が延びてしまって…宝具6にしろってか…?絆はようやく8だよ…レベル上げたいけどコインが…(さすがに10年近くやってると聖杯は3桁に届くくらい残っている)(改めて言葉にすると聖杯3桁個ってどういうことだよ感がすごい)
    彦斎ちゃん、勝先生の組み合わせに無限の可能性を感じてるけど、勝先生は多分聖杯にかける願いがなくなっちゃったからもう呼ばれてはくれないんだろうね…さみしいね…アーネンエルベで邂逅してくれ…って思ってたらおまけシナリオで喫茶店営んでるわ雇われてるわで血圧が上昇した。ありがとうございます。川中島も何やってんだよ。この川中島はコンビと地名の両方を指します。晴信を煽りまくる謙信ちゃん最高でした。こういうのがいいんだよこういうのが。弾正ちゃんのセリフに紅の豚の「毎週やってくんねえかな」を感じ取って笑いました。
    近藤さんも引けたし大勝利感が強い。引いた後に近藤さんの刀から近藤さんの声するんかと気づいて笑った。いやどうだろう?虎徹…?じゃないかもしれない。ところで『新撰組血風録』(司馬遼太郎)では真作の長曽祢虎徹”も”手に入れた近藤さんの話が載ってますが、この話には両方の虎徹を使ってみて「斎藤君が贋作だと言う虎徹のほうがよく切れるからこっちが真作だよ」って言い張る近藤さんがいます。とてもいい。このへんと、あと大河ドラマの(まあ最初あたりしか見てないんですが)影響が強くて長いこと固定されていた近藤さんのイメージからだいぶ離れていて、まさかこんな「守ってあげたい」みたいな局長は思わんやん…?でもこれはこれでアリ…やっぱぐだ鯖はどのキャラも納得させるだけの背景を持って実装されてくれる…伊勢新九郎も待っています…あと鴨さんはまだですか?往生際が悪いと言われようと私は願い続けます…。その前に土方さんを引け。
    来年もぐだイベやってください(深々)

    全世界”ガンダム”総選挙があってるらしいけど、映像化作品のガンダムに縛ったのは当然そうだろうなと思う一方で「いやΖプラスに投票したかったんですが」という気持ちもある…。が、それを言い出すと収拾がつかなくなるのもわかる…自由追加式の投票なんかにしたら絶対Bガンダムに入れるやつが出る。私だ。あとヒュッケバインMk-Ⅱとか書くやつも絶対いる…私はやらないけど…やってみたくはあるけど…。
    あっでもこれビルド系のはノミネートされてないんだ…そうか…あとSDもないね、そうね。仕方ないね。仕方ないのでノミネート済みの色物枠に日々投票します。今日は曼荼羅ガンダムに。
    …………
    なぜマーメイドガンダムやネーデルガンダムがOKでガーベラ・テトラは駄目なんだ。おかしい。だってガンダム試作四号機じゃん!(暴れるガノタ)
    いやリガズィいいならよくない?だめ?

  • お留守番に飽きた川中島

    ダ・ヴィンチちゃん:だめだよ…
    シオン:だめですね(笑)
    ゴッフ:だめだこの大名たち早く何とかしないと

    晴ノッブ:俺やっぱこいつ嫌い

    晴信相手にだけ煽りスキルが高い軍神ちゃんであってほしい…

    ノッブ:べっ、別に川中島の助力なんかいらないんじゃからねっ!

    くぎゅのツンデレボイスは後世に残すべき文化遺産との評価も高い(独自研究)

    イベント楽しい~~~し、めちゃくちゃるろうに剣心のことを思い出しているし藤堂さんの腕のアレに「鯨波さん!鯨波さんじゃないですか!!!!!!!!」って出かけた。
    鯨波さんの赤べこでのエピソードがなんか好きなんだよな。この店で一番安い飯を。
    めちゃくちゃ読み返したくなってきた…きっと私のほかにも1/3の純情な感情を再生しまくったりあの人の涙も思い出せなかったり境界線みたいな体が邪魔だったり一人では遠い明日を夜明けのままで超えそうだったりする人、いるはず。(魂が平成に囚われているオタク)

    近藤さん、想定していたのとだいぶ違うなと思ったけど、それでも握りこぶしを口に収めている立ち絵が出てくる可能性を私は捨てていない。やってくれ。(香取)慎吾はやってたぞ。頼んだからな! いやそこまで近藤さんに執着しているわけじゃないですけど…でもやってくれたらうれしいし石は残している…(彦斎ちゃんは宝具2になりました!)

    昨日まで「これは近藤勇の皮をかぶった武田観柳斎もしくは谷三十郎」と思ってたけどまあ…ないか…そうか…鴨さん…鴨さんの実装は………

    半分くらい手癖で描いた抜刀斎

  • お留守番川中島

    公式の「鬱陶しい」いただきましたありがとうございましたこの一言を金箔職人のように伸ばして延ばして生き永らえます。

    弾正弾正言ってりゃそりゃ真名はわかる…が…「軍神ちゃんとよばないで」のせいで高坂弾正が真っ先に浮かんで仕方なかった ツインテのせいです 髷だからね、是非もないね そういえば「織田ちゃんと明智くん」の織田ちゃんも髷つってたな 判定がガバすぎる

    「織田ちゃんと明智くん」と言えば織田ちゃんの水着チョイスはアレだろ、明智が「俺は尻派」って言ったからだろ…? なるほど…? なるほどね…? あと森君が覚醒してあの森君になるのではという疑念を捨てきれない。

    ちょうど刀剣乱舞の本能寺のアニメ(タイトル覚える気が皆無)を見てるんですがやっぱ全部ノッブのせいじゃね? そうかな ノッブへのクソデカ感情で1クール持たすんかこのアニメ?(今まだ半分)

    エンドオブ~って言ってるけどファイナル本能寺のときもファイナらなかったからぐだぐだが来年もあることを信じて疑わない、そういう目をしている…

  • ⚠おしらせ(9/23更新)

    【2025/9/23】
    自分でもすっかり忘れていたんですが、WEBオンリーに申し込みました。忘れないようにここに書いておきます。
    https://pictsquare.net/f5l85lduc4bh2f1pmvf77jw8hpdicti8
    出す出す詐欺をしていた川中島一人アンソロ(っぽい本)をWEBオンリー開催の11/23までに出せればいいな…出せるやろ11月やぞ…そうは言うてももうじき10月ですし…(不安)
    新刊を含む同人誌をイベント開催期間だけ全文公開予定ですのでよろしければお運びください。
    しかしWEBオンリーに参加するのが初めてなので何をどうしたらいいんですかね、全然わからない、俺たちは雰囲気で同人活動をやっている、悔い改めよ。

    リアルイベントはまた3月のガタケットに出たいな~と考えています。ガタケットを口実に新潟の寿司を食べに行くというか観光のついでにガタケットに参加するというか、ガタケットはなんか…そういう旨味がある…会場で食べたカレーが美味しかったし幸子も来たし(幸子出現はイレギュラー中のイレギュラーでは…)

    【2025/2/25】
    ガタケットのスペースは「I-27a」です。LではなくI(アイ)です。私もコピペするまでわからんかった…。新刊は今のところ順調です。表紙の入稿は完了しました。

    【2025/2/11】
    イベントに出るなら宣伝しなさいと言われてもダラダラしていたら見かねた友達がXのアカウント作ってくれました サンキュートッモ
    これでこの「おしらせ記事」もお役御免かも…そうかな…?

    【2025/2/6】
    「流転/碧落」の発送通知が来ました。てっきり印刷されてないと思い込んでいたのでちょっとつまらん結果になったな…という若干の落胆を否定しきれません。人生にいらぬスリルを求めるな(七五調)
    発送されたものをいつ受け取れるかわからんのですけど、週末は予定を詰めてしまっていたので2/10までに通販開始、2/11ごろ~発送開始のスケジュールでいけたらいいな…という、そんな感じです。お待たせして申し訳なしなのでちょっとしたオマケを作れたらいいな…↓で描いてる漫画の一部をコピーして準備号的なものとしてねじこむとか?

    【2025/1/28】
    ちゃんとしたアナウンスを載せておきます…。
    2025/3/20 に開催のガタケット180に申し込みました!

    2025.3.20(木/祝) 10:30~15:30 @ 新潟市産業振興センター
    詳しくは…ガタケット180 公式サイト
    新刊は「なんかふわっとした理由で幼児化した謙信ちゃんが晴信に懐いてしまう4コマ漫画の本」です。
    既刊の漫画とアクスタと、自分用に作った川中島ステッカーあたりを持ち込み予定です。小説本はちょっとわからない(BOOTH通販のみで完売する可能性が否めないのと、分厚くて重い小説本を持ち込む気があまり起きないというアレ…)余力があったらグラデ便箋とか作ってみたい気持ちがあります。
    都度都度サイトでお知らせします。無事に新刊脱稿したらpixivにもお品書きとかサンプルとか上げます。
    前回のイベント参加が2019年の冬コミという超久々のイベント参加ですが楽しみたい所存です。どうぞご都合よろしければスペースまでお越しくださいますとHAPPYです!
    新刊の進捗は記録もかねて(自分がどのくらいのペースで本を仕上げられるのかちょっと計測したいので)くるっぷでちまちまつぶやきます。「こいつ生きてるのかな?」というときはくるっぷ覗いてみてください。なお今日はほぼジークアクスのことしか言ってませんしものすごく眠いのでもう寝る。なんだこの記事。

    【2025/1/4】
    くるっぷはじめました。サイト内でゾーニングができない(ことはないけど面倒)なのと毒にも薬にもならないつぶやきをどこかにぶちまけたいと思っていたので作ってみました。検索除けができるのうれしいね、サンキューくるっぷ。使い方あってるのか自信がない。

    【2024/11/1】
    都合によりBOOTHを一時的に閉じております。11/11以降に再開予定です。
    あとサイトデザインを変更しました。各記事の末尾に出てくる「You may also like…」はなんか勝手になってるやつで私の意向が反映されたものではなくまったくどういう基準でサジェストされているのかさっぱりわかりませんがなんか面白いのでそのままにしておきます。
    10月もたくさんの感想や絵文字やリアクションをありがとうございました!11月もちまちまと漫画を更新していきます。あと流転を本にしたい、する。

    【2024/10/23】
    再版した川中島本2種の通販を開始しました。BOOTH

    【2024/9/12】
    追記しまくってもうわけがわからん感じになりつつあるこの記事…鰻のタレか

    川中島本2冊とも完売しました。ありがとうございました。発送は9/15頃を予定しております。
    なんらかの事情で数冊在庫が復活する可能性はゼロではありませんが、これで頒布は終了です。できれば「欲しい!」と思ってくださった方すべてにいきわたっていればいいな…と思いますが、昨日までの入荷希望通知の数が在庫の数を上回ってしまっていたので今悶々としています。
    再版の可能性:微妙なところです。
    ・印刷所変更に伴い装丁が変わる
    ・1冊あたり100~200円程度価格が上がる(装丁分値上げするとかではないです)
    やるとしたら↑こんな感じでの頒布になると思います。
    もしくは、かなり先にはなると思いますが2冊まとめて、さらに別の本とまとめての再録本に収録することを考えています。再録本の可能性は個別の再版よりは高いと思いますがいつになるかわからんという…どうしようもないアレです。あと再録本って高いしな、自分が買うときは全然気にしないのにな…(同人誌あるある)
    まだ色々考えている最中ですが、本来のスタンスが【少部数発行・再版なしの代わりに最初からウェブで全文公開している】というもののため、再版なしの結論に至った場合でもご理解をいただけますと幸いです。

    …いや、そう考えるとウェブで全文公開してるのにたくさんの人に紙の本にご興味持っていただけてありがたい限りです。感謝。

    【↓のさらに追記:2024/9/8】
    こっちでも一応おしらせ。BOOTH通販は9/12に再開します。

    【↓の追記:2024/08/23】
    2冊目の川中島を入稿したので、ブツができ次第BOOTH通販再開します。多分9月中旬ごろになります。何もなければ。何かあったらここでお知らせします。
    BOOTH / BOOTH(捲土重来川中島のページ)

    【BOOTH通販を一時休止しています】例の話あんまり真に受けてはないんだけど万が一のことになった場合残部少BOOKばっかりなので交換とかが難しいんよな、今手元にある本全種PPかけてないし、ということで涼しくなったら再開します~いつになったら涼しくなるのかな⁉

    【↓の追記】
    移転完了しました。なんかおかしいところがあったらご連絡くださいますとありがたいです。→WAVEBOX

    近日中にサーバーを移転しドメイン設定をするのでアドレスが二転三転する予定です。一応自動でリダイレクトするようには設定しますが、挙動不審というわけではないので…念のため…

    いろいろ比較検討してロリポップサーバーに決めたんですが、コントロールパネルが懐かしい…!多分一番長くお世話になったサーバーでした。(なんで他のに切り替えたんだっけ?)魂がロリポに回帰する~~と思いながらロリポおじさんをググったら…元気そうだね…おじさん…(ホロリ)

    近況:冷房をつけては蒸し暑さを感じて除湿モードにし、除湿モードにしては冷えすぎに耐えかねて冷房に戻し…の無限サイクルの真っ只中です

  • 川中島ケーキ入刀

    惨蝕の罪が跋扈する』のワンシーンを挿絵っぽく描いてみたやつ。同人誌で言うと149ページ。

    描きながらずっと「UNICORN」(ガンダムUCの名曲)を聴いてた。

    すごく今更ですが「残蝕」が「惨蝕」になってるのはわざとです。ひねったつもり。

  • ぐだぐだイベントだよやったね! 鴨さん来ました!(希望的観測素振り)

    お知らせの画像で上と横から挟まれ晴信に笑ってしまい気づいたらこんな絵を描いていた。気持ち軍神ちゃんの乳を盛りました。大変申し訳ございません。貧乳はステータスだというのに…誰が貧乳だって? 個人の勝手な妄執ですが晴信は巨乳大好き男だと思っています(確信)。
    これは私の勝手な偏見ですが奈々様が声を当てているキャラは軒並み貧…スレンダーな気がします。なんかそういう業界的な共通認識があるんか?

    新規サーヴァントが楽しみですが伊東さんと服部君はカルデアに来ないからこそ輝くと思っている…でも実装されたらされたで引く……是非もないよネ!
    未実装のサーヴァントの中で一番楽しみにしているのは道長様です。好きすぎるんだわ~…ビジュが。

    昔なんかの展示を美術館で見て、モローってめっちゃサロメ描くやん…描いていいんだな、好きなものは好きなだけ…という勇気を与えられたことをなぜか急に思い出し、癖を貫こうと心を入れ替えて(?)サロメちゃんをグランドに挿げ替えました。すでに絆は10あるのでレベル120まで頑張りたいけど聖杯を与えるたびに「今(原典的に)無茶苦茶喰い合わせの悪いことをしているのでは」という一抹の不安が胸をよぎります。今更。でも好きなんだワイルド版サロメ。ワイルド版サロメと愛のコリーダとカルメンが性癖です。わかりやすすぎるんだわ。あと袈裟と盛遠も好き。

    コロナからおそらくほぼ全快しました。ひどい目にあった。もう二度とコロナはごめんだよ(アンビリバボー)

  • 残暑

    残暑が厳しかったり異常気象だったり(同じでは?)しますがお元気ですか。

    私はコロナに罹患しました。5年くらい感染せず(多分)耐えてきたのに……!悔しい!

    のどの痛み→発熱→のどの痛み→アレルギー性鼻炎&結膜炎かと言いたくなるような目と鼻の症状…という波状攻撃はまさに車懸の陣…いつおさまるんですかねこれ…(人によるのでは…)

  • Sevendays summer, sevendays near.

    発行日:2025.8.24
    ジャンル他:Fate/GrandOrder 武田晴信×長尾景虎
    版型:A5
    ページ数:表紙込み36ページ
    表紙:フリッター ホワイト160kg+3色刷(蛍光ブルー/蛍光ピンク/蛍光イエロー)
    本文:コミックルンバ ブルー/蛍光ブルー印刷
    遊び紙:トレーシングペーパー 52kg オレンジ(前)
    印刷:サンライズパブリケーション

    通販はこちらから(とらのあな):https://ecs.toranoana.jp/joshi/ec/item/040031261103

    サンライズさんの「カラフルかき氷ひんやり大作戦」を使いたいがために…出しました。
    表紙が蛍光色を含む3色刷りまでセット料金なので派手に蛍光3色使ってしまった…。ちなみに「蛍光ブルー/蛍光レッド/蛍光イエロー」で4Cを3色分解して疑似4C再現できるみたいですが(上記リンク先の女の子のイラストがそうです)この本は地道に1色ずつ版を作ってます。

    ↑蛍光ブルー

    ↑蛍光ピンク

    ↑蛍光イエロー

    一旦グレースケールでイラストを完成させて、分版する方法で作ってます。
    こちらで購入できる有償見本のチャートを見ながら作ったんですがほぼ想定通りに出ました。よかった~!

    これは最後に出たコミケで出した本ですが、これもサンライズさんにお願いした2色刷りの本です。蛍光オレンジとネイビーだったかな。このころから蛍光大好きだったんだな…
    どうでもいいけど同じA5の本なのに前回のマーメイドは順目、今回のフリッターは逆目。でも逆じゃなくてよかったです。読むために手に持ってる時間が長い小説本は順目が絶対いい。

    表紙の裏の写真。すみっこがオレンジ色なのはトレペの反射です。
    フリッターはエンボスの質感がある軽くて厚い紙です。ハンマートーンに似てる気がする。これ逆目だと背のあたりで折れる(折れ目が入る)んじゃないかな…でも好きな感じの紙なんだよな…小説本では使うの躊躇していたので今回使えてうれしいです。

    前の本もそうだったっけど主線がきれいに重なってるんですわ…感謝。サンライズさんにとっては嫌な原稿だったと思います。すいません。

    トレペはオレンジです。
    この本描いてるときのプレイリストの筆頭がTRFの「LEGEND OF WIND」だったので、歌いだしの歌詞をイメージした色味にしました。へへ…曲がハワイ(JALのハワイキャンペーン(?))のイメージソングだったとかなので…。この曲を聴いているとスティールパンを叩いてみたい気持ちがむくむくと大きくなる…。
    本文を蛍光オレンジで刷れたらトレペを水色(ターコイズ)にしていたかもしれない。

    本文。事前に印刷見本で確認していたので心配はしていませんでしたが可読性ばっちりです。この色味なら小説本でも問題ない気がする。(個人の主観です)

    本文用紙もうすい水色の紙です。この写真だとわかりづらいけれども…

    印刷所:サンライズパブリケーション

    https://www.sunrisep.co.jp/

    もともとの印刷クオリティもさることながら特に企画商品がカワイイので「これは!」と思ったときにお願いしてます。
    あとオンデマでもカラー印刷がとてもきれい。標準のセットでも自由度はけっこう高めだと思います。見積フォームも使いやすい!
    あとサポートが丁寧。今回も「こことこことここが立ち落としギリギリなので切れるかも~」という連絡がありました(切れてもいいところだった)。
    かき氷セットの有償サンプルは見てるだけで楽しいのでオススメです。

    以上、同人誌作りの参考になれば幸いです。

  • 眼鏡は趣味

    景虎ちゃん(高3・18歳)
    文武両道・才色兼備・品行方正・公正無私
    生徒にも教師にも人気
    前世の記憶が完全にある
    何かと晴信につっかかっていくが人目のないところを選んでやっているので第三者に外面がいいだけだということはまだバレていない

    晴信(教師・27歳)
    教科は特に何も考えていませんが国語じゃないでしょうか
    あと剣道部の顧問
    前世の記憶が完全にない
    4月、新たな赴任先で景虎ちゃんにロックオンされ、(社会的に)殺されかけている
    なぜこうも執着されるのかわからないが確かな殺意だけは魂で理解している

    行動原理が意味不明すぎてとうとう「おまえは俺に惚れてるのか」と尋ねてしまった晴信に対し「えっ…ちょっと自意識過剰じゃありませんか…?」って心底ドン引きする景虎ちゃんが見たい

    かと思ったら別の日唐突に「もし私が高校生じゃなかったら、貴方の恋人候補になりました?」って聞いて晴信の意識を宇宙に飛ばす景虎ちゃんも見たい

    晴信は結局記憶がないまま景虎ちゃんとくっついてもいい。バッドエンド好きとしては記憶を取り戻さないまま景虎ちゃんを振って他の誰かと添い遂げてもいいし、何一つ思い出せなくてもさよならを告げたときの景虎ちゃんの涙の美しさだけは生涯忘れられずにいてほしい

    記憶を取り戻して何もかも理解した上で「なんでこいつ俺を慕うんだ⁉」と意味不明さに恐れおののき今まで以上に景虎ちゃんを避けはじめあまつさえ異動を願い出るパターン

    異動先に景虎がいる(ホラー)

    晴信の住まいに押しかけ女房する景虎ちゃん。景虎ちゃんお料理へたっぴであってほしい…押しかけ女房しにきたのに晴信に「おまえその腕前でこんな暴挙に出たのか?(真顔)」って呆れられてほしい…

    見かねた晴信が作ったチャーハンがおいしくてつい泣いちゃう景虎ちゃん「迷惑かけるつもりはなかったんです。ごめんなさい」って妙にしおらしい姿が年相応に見えてちょっとときめき晴信「いやないないないない正気を保て俺」

    っていう妄想ばかりたくましくしています。夏。

  • Sevendays summer, sevendays near.

    なんか表紙だけでかいな、ウケる

    A5/P36 表紙は3色刷、本文は蛍光ブルー印刷です。
    印刷所の見本で確認したので可読性は悪くないと思います。

    とらのあなで予約始まってます。よろしくお願いします~
    https://ecs.toranoana.jp/joshi/ec/item/040031261103

  • 私の近侍は顔がいい

    用事があって近くに行ったのでついでに展示を見てきました。長谷部、私の近侍として長いこと世話を焼いてくれているのに(幻覚)生の本体を見るのは何気に初めてだったわね…。比較的すぐ行ける距離だとなかなか行かない、あるある。逆に笹貫は「君数年前に鹿児島で会ったね?」だった。本丸にはいないけど本体には2回以上会ってる。あるある?
    一応2015年に就任していた(=始めていた)のに一週間ほど前にン年ぶりのログインをしたというこの体たらくなのでさっぱりわからんちんだった…審神者の皆さん、刀だけ見てどれが誰かわかるんだろうか…すごいな…私はモビルスーツだったら大体わかる(張り合えていない)
    ちょうどお昼どきだったので博物館内のカフェ(いつの間にできていたんだ)に入ったらコラボメニューもあったのに長谷部のメニューが生クリーム使用っぽかったので「すまんな長谷部…」と詫びながら別のメニューを頼みました。審神者っぽい人は何人もお見掛けしたけど皆さんドリンクとアクスタやぬいちゃんを並べて写真撮ったりしている中私は写真も撮らずに直で口をつけたので「こいつ単にクリームソーダ飲みたかっただけの一般人か?」みたいな目を向けられた、気がする(自意識過剰) いや喉乾いてたので…美味しかったなクリームソーダ。

    いやそれにしても顔がいいな長谷部。あまりの顔の良さになんかいろいろ買っちゃった…顔がいいんだから仕方ねえな…仕方ない。

    これは展示とは関係のないおやつ。どら焼き日本号、美味しいよ。好きなおやつだよ。最中も美味しい。大好きなんだな、餅が入ってる最中。あんこは粒あん派です。

    とうらぶを再開したらなんかとても気になる子がいる…いつ本丸に迎えたのかわからない…ハーフアップの…た、タレ目?かもしれない…源氏ではないけどなんだこの子は…約束されたスパダリイケメンというか、なつっこい大型犬になるのが確定しているやんちゃな子犬(美形)というか…いやあの姿から成長しないのはわかっているけどその姿は見たいやん…太鼓鐘貞宗、あなた太鼓鐘貞宗って言うのね…そう…今私は人生で初めて「推しが半ズボン」という事態に直面しどうしたらいいのかわからなくなっている…この事態を打開するために富山へ行くことを決めたのだった…

    終わりが見えてきたよ。表紙が全然決まらないよ。同人誌出すのに表紙いるんか?(毎回言っている)

    長谷部背景描いてくれ~ いややっぱ表紙描いて

  • 7days summer – day 1~2

    Day 1Day 2Day 3

    Day1

    っていうところから始まるルルハワ7日間

    すぐ忘れるのでメモを兼ねて

    いろいろ調べたり眺めたりしてるけどメンズのコーデ(特に水着)のバリエーションが少なすぎて…夏…
    いくら晴信でも、いくら赤でも、ブーメランパンツは履かねえと思うんだ…

    Day 2

    晴信…なんか便所サンダルみたいですまねえ…

    Day3

    ↓の♡ボタンは何度でも押せますし押されていると嬉しいし、WAVEBOXの絵文字は100回押すとエビフライが出てくるそうですよ!(きたねえ誘い受け)

  • 惨蝕の罪が跋扈する

    発行日:2025.7.20
    ジャンル他:Fate/GrandOrder 武田晴信×上杉謙信
    版型:B6
    ページ数:表紙・袋とじ込み182ページ
    表紙:マーメイド 赤 153kg+金印刷
    本文:淡クリームキンマリ72.5kg/モノクロ印刷、色上質紙 黒 厚口/白印刷
    遊び紙:まんだら ひいろ(前)、里紙 雪(後)
    特記事項:表紙2-3印刷、本文紙替え5か所、巻末袋とじ
    印刷:しまや出版

    当初の予定では真っ白な表紙に空押しタイトルで漂白とか無垢さを表してみようかと考えていたんですが、ふと「待てよ…この悪夢ページだけ黒地に白印刷できたりしない⁉」と思いついたが最後でした。
    本文紙替えは、全ページ一括なら大抵の印刷所は対応してると思いますが、部分紙替え(それもオンデマンドの少部数)はほとんど対応してないと思われます。いろいろ調べたけどウェブサイトには載ってない。でもしまやさんだけはできないと書かれていなかったので「この無茶苦茶な仕様できます?」と問い合わせを投げてみたら「できらぁ!」の回答だったので無茶苦茶な仕様で突っ走ることに決めました。さすがしまやさん…さすしま。

    紙替えしてるので小口はこんな感じです。

    上から見るとこう。

    表紙1の拡大。
    マーメイドは凹凸のある紙なので印刷がかすれ気味ですがそれがいい。いい感じになったと思います。
    表紙は白い紙にCMYKで赤(Y100:M100)を刷ってもいいけれど、もとから色やエンボスが入った紙は印刷で出る色とはまた違う魅力があるなあと感じます。

    買っててよかった紙見本。冒頭で言ってたように当初は白系で行こうと思っていたので遊び紙のシャイナーの見本を買うそのついでに買っておいたもの。とはいえマーメイドの赤は取り扱っている印刷所もわりと多いと思うので、赤の色味を確認する程度ならこんな分厚いものを買う必要はないですね…。
    ただマーメイドの色、「赤」と「祝い紅」を比較したかったので買ってみた。「祝い紅」は「赤」よりもずっと深い色で、鮮やかさという点では「赤」が好みだったので今回「赤」にしました。なによりほんの内容が「祝」ではない。(写真撮ってみたけどうまいこと色の違いが出せなかったので割愛)
    マーメイドとタントは同人誌印刷所での取り扱いが多く、かつ色のバリエーションも豊富なので紙見本持っててもいいかもな~と思います。竹尾のウェブストアで買えます。1000円しないくらいだったかな。

    表紙1はシンプルというかもはややる気を感じないくらいのアレですけど、

    めくった表紙2に蓮の総柄(っぽく作った画像)を入れているしメリハリつけたかったということで。

    シンプルすぎる表紙デザイン、新潮文庫のプレミアムカバーを参考にしてるんですがあれは文庫サイズだから成立するデザインだなと痛感しました。

    ↑これもプレミアムカバーを参考に、去年自分用に刷った夢本です。カバーは普通のコート紙にY100+PP。PPかけるなら色はCMYKで刷ってしまったほうが手っ取り早いし多分安上がりで、何より仕上がりの予想がつく(と思います)。このとき自分のHN(PN?)を箔押しするという実績を解除しました。印刷はスターブックスさんです。1冊から刷れるからね!

    目次。戒壇もとい階段っぽくできたと自負しております。デザイン重視で目次としての機能は放棄しているけど正直目次はあってもなくてもいいというか…

    扉。蓮のイラスト、線が細いから飛ぶかも…って言われたけど大丈夫でした。飛んでかすれててもそれはそれでよかった。

    白印刷のページでもきれいに印刷出てます。

    しまやさんの「オールピュアホワイトセット」を使ったことがあって(参考)、印刷のきれいさは知っていました。それもあってこの無茶仕様をしまやさんにお願いした…という経緯もあります。
    セットで1冊まるごと色上質黒+白印刷にしたときは30ページくらいの短編でした。やっぱ長編全部がこの反転カラーだと目がしんどいと思う。今回は悪夢ページそれぞれ4~8ページなので、そこまで目に負担はかからない…といいな!

    後ろの遊び紙。何気に、前後で遊び紙の種類を変えたのは初めてのような気がします。
    一応事件が解決し物語がまとまっためでたしめでたし感は、赤より白で〆たかった…的な。
    蓋を開けてみれば推しカプカラーだったのでまあヨシ!です。赤・白・金とめでたい色なのにどこか禍々しいのはやっぱり本文に黒が差し込まれているせいでしょうね!すべて計算通りです!(シオン)

    本文の設定とかは過去のとそんなに変わりません。フォントを「源暎ちくご明朝」にしたくらい…(筑紫(オールド)明朝だと内容と相まって重々しすぎるかなと思って変えた)

    印刷所:しまや出版

    https://www.shimaya.net/

    対応丁寧でやれること多くて、「初心者”にも”やさしい」という文言はまさにその通りだと思います。少部数でも見積対応してもらえてありがたいし、発注直前に表紙の紙目を尋ねたら順目にしてもらえました(別途料金!)今回の本はとてもめくりやすいです。感謝。別の本もしまやさんにお願いする予定を立てているんですがこっちもなかなか無茶仕様なのでご迷惑おかけします(先制陳謝)

    以上、同人誌作りの参考になれば幸いです。

    本の現物はこちらから→BOOTH

    本文はすべて公開しています。
    pixivで読む

  • 「思ってたんと違う」/らくがきとお知らせ他

    「前のイベントからの続きみたいなこと言ってたのに!!」

    とか言いそうだな…と数日考えていた落書き。

    アルティメットグランド軍神ちゃんが爆誕しました。ワーイ! 今日も元気に帝釈天を車懸。フレのカルナさんorメリュ子とぐっsummerでなんとか2~3ターンでボコれています。一番強いインドラをな。

    おしらせ1
    とらのあなに在庫を追納しております

    おしらせ2
    BOOTHに、発掘された「八華繚乱~」と「捲土重来~」の初版を追加しています。(とらのあなに納品したのは再版分です)

    おしらせ3
    まだ印刷所から発送通知が来てないんですが一応20日納品予定にはなっているので「残蝕の罪が跋扈する」は21日をめどに通販開始予定です(BOOTH

    予告
    ルルハワ川中島本はやりたい仕様の兼ね合いでしこたま刷らずをえないので通販はとりあえずとらのあなに丸投げする予定です。28ページの予定が36ページに増えたのでとりあえず8月中に出せればいいかな~みたいな低い志で頑張っています。進捗としてはギリ半分行ってないくらい…

    お礼
    ついっ…XでRT…リポストなどありがとうございます! 皆様にガチャ運のあらんことを…

    妄執
    今年こそ水着軍神ちゃんが来ると信じています。だって…だって周年描きおろしにいつまで経っても出てこないから今年は水着なのかなって!!(社長枠を考えたら順当じゃないです??式ちゃん?水着式ちゃんが見たい気持ちと式ちゃんが水着になるわけないだろうそれは幹也だけのものだの気持ちがせめぎ合う…その理屈で言うと軍神ちゃんの水着は晴信だけのものでは?でもブリュンヒルデさんも水着になったことだし…何の話してたっけ?)

  • 信玄とつけたらなんでも買うと思って……ありがとうございます。

    まだ食べてないけど毎年桃を買っては「一生剥き方がわからん!!」と格闘している。まるで成長していない…きっと私は一生桃を上手に剥けず、雪かきも雪下ろしもすることなく終わるのでしょう……

    インドラ
    来ませんでした!ヴリトラちゃんとの関係がいいね…だいぶ刺さったわよ…執着系感情好きだな~

    だいぶ刺さったけど私はここ数日「Be together」と「恋しさとせつなさと心強さと」のヘビーローテーションでいっぱいいっぱいなので割とそれどころではなく、ゆえに傷は浅いぞがっかりしろで済んでしまったのかもしれない…なんで令和にこの2曲をアホほど聴いているんだろう…キンツアのせいです。
    最初の映画からもう10年と聞いてびっくりしたし10年といえばFGOも10周年だし途中休んだりしたけど9年間同じジャンルにいるのかと思うと驚きを禁じ得ない。イベント書下ろしに推しカプがまだ出てこなくて待ち遠しい(推しカプの書下ろしがあると信じて疑わない目)

    推しカプ以外ではジェロニモさんとか見たいんですよ私は…なるべくいろんなサーヴァントのいろんな姿が見たいんだよな…たまには資本主義を忘れてもいいんじゃないかな

  • summer

    夏のイベントで景虎ちゃん/謙信ちゃんもきれいなおべべ着せてもらえるといいな~でも今年こそ水着が着そうな感じもするしな~両方あってもいいんじゃないかな~~~それはそれとして白いワンピースを着てくれ。次の本はルルハワ恋人ごっこです。

    あっ明日グランド新聞広告⁉ 山梨が明日だった気が…山梨が晴信以外とかそんなことある⁉って思って期待してるけどまあ前回の尾張…

  • 大河ドラマ「武田信玄」#7~8

    #7「風林火山」

    武田家の旗印ではなく軍勢の旗印が欲しい晴信。孫子を引き合いに出して提案するもフルボッコに遭う。まあ最終的に風林火山に落ち着くわけですが私には見えた…北畠顕家の姿が…

    『逃げ上手の若君』ではあきーえ卿が風林火山の旗を使ってる上に「これ諏訪神社に収めとけ。後の世でこれ理解する奴がいたら大軍略家になるだろうよ」(と言われた雫(諏訪の巫女)が「それ捨てて、特級呪物だから」と顔を青ざめる)シーンがあるわけですが、やっぱり諏訪にとって武田は許すまじなのでは?? 二年ほど前に諏訪大社四社参りした際信玄餅は売られていたけれど(関係なし)

    この大河ドラマ7話でも武田の家臣団は「湖衣姫は武田を目の敵にしてるに違いないんだから側室なんて言語道断です」と色ボケした晴信をお諫めしている。ところで晴信が「諏訪はこの寅王(晴信の甥・禰々と頼重の子)が継ぐ!成人までは俺が名代!」に続けて「湖衣姫は俺が側室にする!」と言い出した時の武田家臣団の「何言ってんだこいつ」顔は大変な見ものです。その後の「どうすんだあのお館様」というお通夜みたいな軍議も見ものです。

    ちなみに逃げ若ではあの本郷先生が解説を担当されていますが、単行本18巻での「風林火山の軍旗は北畠顕家が使い始めたの?」という回で「信玄が賢明な武将だったことは疑いないでしょうが、『孫子』をそこまで読みこなす学識があったのか、と言われると首を傾げざるを得ないのです」と書かれています。信玄涙目。☆5アーチャー北畠顕家の実装が待たれます。

    やっぱりこういう川中島が好きだよ

    #8湖衣姫

    妙に味のある役者さんだな…と思ってまじまじと見たら橋爪功だった。若い。若かったのでしばらく気づけなかった。いやー若いな。それはそう。もう40年位前の作品なんだよなこれ。それにしても橋爪功は昔からこういう飄々とした役柄がすごく合うんだな…好きです橋爪功。あと小林稔侍も好きです。

    湖衣姫を略奪した晴信、祝言(この時代祝言とか白無垢とかあったの??)までこぎつけておいて湖衣姫には指一本触れられていない。童貞?童貞なの?

    一方の湖衣姫は父の仇に嫁する我が身の不遇を呪い自害RTAに挑戦するもなんやかんやと邪魔が入る。その間湖衣姫に「生きて諏訪の名跡を後世に伝えるのです」「生きてこそ」と訴えかけるのは山本勘助(西田敏行)。あんまりにもこの二人が一緒にいるもんだし勘助の言うことももっともすぎるのでどうしてこの二人の間にフラグが立たんのかと(立ったら大惨事だよ)(いや家臣と女を取り合って潰れる武田家、ちょっと見てみたいな)(世が世なら自分で描くまではしなくても読み手としてこのカップリングを少し探したかもしれない)(何の話?)

    三条殿は毒親みたいになってきたがこの人も被害者だよなあと思うと憎めない。あらすじだと次から正室側室バトルが勃発するらしいが大丈夫なんか。大丈夫なんか、武田家。というか晴信。こんなに女に足元掬われそうな武田家は初めて見るよ。

  • No thought, zero chill – just you.

    急に睡…が書きたくなったので…「流転」の二人です

    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25168570

  • nikki

    ジークアクスよかった…よかったね…それはそれとしてもう二度と平日の深夜にガンダムを放送するな…(寝不足)

    しれっとくるっぷにスケベSSを2本UPしてますが(フォロワー限定)、週末ごろをめどにもう一本後日談的オチを加えてpixivにまとめて上げます。上げられる…はず…!これの入稿は明日完了するはずだから…!なんとなく試験的にやってみただけで今後こういうことをするかどうかは微妙です>くるっぷ

    ところでハサウェイどうなったんだろうね。待ってるよ。

  • 惨蝕の罪が跋扈する

    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25059763

    思ったより長くなってしまって、サイトに載せるのが面倒なのでpixivからどうぞ…

    下は解説(?)

    ❖ ざっくり時系列

    ・信濃国で一人の男が濡れ衣を着せられ、一族郎党が連座に処されたのち彼も処刑される。男の怨念は土地にとどまり続け、長く世を呪った
    ・男の遺体がその場に無造作に埋められた結果、時を経て治水工事の最中に発掘される(この間百年未満くらい)
    ・発掘された骨が人柱と誤認され供養されるものの、男の怨念は肉体とは乖離しているため成仏するということはなかった
    ・男による呪いは繰り返され、そのたびに連座にされた家族の魂がそれを鎮めてきた
    (約千年経過)
    ・僧侶、善光寺文書保管庫で英霊召喚の儀を行う
    ・儀式自体がいびつだったため、悪霊と化していた男の思念とアヴェンジャークラスの器が適合、たまたま文書庫内にあった中国の書物と交じり合い窮奇が召喚される。この儀式により阿弥陀如来の法力が変質、聖杯として稼働し始める。
    ・阿弥陀如来と信濃の土地により、対抗力として武田勝頼が召喚される
    ・窮奇、聖杯の力を求めて善光寺如来のある本堂へ向かうが、阿弥陀如来が危機を察知し空間を隔離(聖杯のない裏の善光寺が出来上がる)、さらに如来は己の宝力を分割し、浜の善光寺と甲斐善光寺に一つずつ隔離させる
    ・窮奇を召喚した僧侶も、窮奇を打倒するために召喚された勝頼も裏の善光寺に閉じ込められる。窮奇は仕方なしに僧侶(の令呪)を喰らい力を得る。勝頼も喰われるが、直前に前足一本を落とし焼き潰すことに成功。邪魔者がいなくなった窮奇、使い魔の牛によって御戒壇を開き人を喰い始める。
    ・このタイミングでカルデアから武田晴信が裏の善光寺へレイシフト(勝頼との縁により裏の善光寺に出た)、本堂内で窮奇と遭遇し戦闘、腕を喰われる
    ・少し遅れて上杉謙信が本堂へレイシフト(晴信との縁により裏の善光寺に出た)、戦闘に参加するが撤退。お戒壇を通じて表の善光寺に転がり出る。(その後しばらくぷんすかしていたものの気を取り直してマスターとの合流までに情報を集めることに)
    ・窮奇に取り込まれたものの、前足として実体化させなければならないため晴信は魔力として完全消化されず意識は保たれたまま
    ・晴信、窮奇の内側で黒い影と遭遇。影は晴信と協力するつもりだったが窮奇との霊基の馴染みがよかったため窮奇に取り込まれる。影の特性を得た窮奇によって晴信は繰り返しの悪夢を見させられる。
    ・マスターと黒姫、善光寺平にレイシフト。途中で白い牛(男の妻だったもの)と遭遇、地蔵の念持仏を拾い、善光寺門前へ。謙信と合流。


    ❖ 解説

    「男」
    特異点の時代からおよそ千年前に、冤罪によって処刑された信濃の民。処刑に際し、一族郎党(妻、己の親、妻の親など)十名ほどが連座に処された。目の前で殺される親族の姿と怨念が土地に焼き付き、死した後も怨霊となって信濃にとどまる。自分の骨が供養されたことは認識していないものの、物理的に近い場所にあったので僧侶による英霊召喚の触媒になってしまった。なお処刑を決めた当時の国司たちは早々に死んだ。怨念は年月を経て無差別なものに変貌し犀川の氾濫や疫病の流行というカタチを取っていたが、そのたびに共に処刑された一族の残留思念によって鎮められてきた。

    「僧侶」
    魔術を学んでいた以外はごく普通の僧侶。代々魔術師(魔術使い)というわけではなく大陸経由で入ってきた魔術書を何冊か読んだ程度で、魔術刻印ももちろんない。好奇心で英霊召喚の儀を執り行ったのが運の尽きだった。

    「窮奇」
    中国は山海経に伝わる怪異。四凶の一ともされる悪神。善性を嗤い、悪心を賛美する有翼の虎/異形の牛。戦闘能力は虎のほうが高い。取り込んだ晴信が魔力を燃やして自分の力を削ごうとしたので対抗して晴信の心を折ろうとする。後述する本来のアヴェンジャーの特性も有しているので繰り返しの悪夢というカタチで晴信を苦しめた。なおここで見たものはすべて作り話かもしれないし、あるいはどこかの平行世界の情報をなんらかの形で引っ張ってきているのかもしれない。真相は闇の中。

    「うしお(少年)」
    冤罪で処刑された男の妻が宿していた子。まだ誰も懐妊には気づいていなかった。一度でいいから親の腕に抱かれたいという無垢なる願いが阿弥陀如来に聞き届けられ、少年の姿をとって現界する。物理的実体のない聖杯の器。阿弥陀如来の法力の容れ物となり、窮奇のもとへと運ぶ役割を果たす。記憶(というか願い)は長い年月の間に擦り切れ薄れていたが、法力をその身に預かることで少しずつ補修され、最後にはすべてを思い出した。

    「白い牛」
     冤罪で処刑された男の妻だったもの。

    「黒い牛」
     先触れの牛。窮奇の使い魔。

    「聖杯」
    この特異点にあっては聖杯に酷似した反応をしめす法力の塊、善光寺の絶対秘仏という神秘性と本尊阿弥陀如来の仏性から成り立つ何か。僧侶の英霊召喚の際に聖杯の特性を得てしまう。そのおかげで対抗力として武田勝頼を呼べたのだが、本来浄化と導きの力でしかないものが窮奇パワーアップ要因となったのもまた事実。万が一に備えて、信濃善光寺:浜の善光寺:甲斐善光寺=3:2:2の割合で分割・保管されていた(聖杯の雫をイメージしてください)

    「阿弥陀如来」
    善光寺の本尊、絶対秘仏。阿弥陀如来そのものではなく、どこかにある本体にリンクしている端末。端末でもものすごい法力を有する。阿弥陀如来だからね。死後も苦しみ続ける「男」を救わんとしているが拒絶されっぱなし。とはいえ彼がもたらす厄災を放置はできず、男の一族郎党の残留思念に法力を与え、その慰めになってやれと差し向けていた。カルデア一行のレイシフト後はそれとなく助力。お戒壇を通じて遠方の善光寺へ飛ばしたり、うしおに力を授けたりした。阿弥陀如来はすべてを救う。窮奇ですらその対象になる。ゆえに、自らが害なす行為をすることはない。事件解決後、法力の一部を聖杯としてカルデアに譲渡。

    「武田勝頼」
    聖杯(阿弥陀如来)によって召喚されたサーヴァント。クラスは騎兵。生前信濃を治めたという土地の縁と、妻子と共に自刃して果てたという末期が「男」と似通っていたため召喚された。本来ならば、父から受け継いだ武田の領国を最大まで広げた実力を誇る堂々たる態度だが、窮奇の中ではその反転特性により「戦国最強と名高い父の作り上げた武田を滅ぼした」ことをひたすら悔いている。(ぐだぐだ川中島での氏真みたいな感じ)。こうなると滅びの原因となった織田・徳川への恨みも生じそうだし、茶々のように復讐者適正もあるのかもしれない。

    「黒い影」
    復讐者、“この世すべての悪”。「男」とは生前の在り方が似ていたため、英霊召喚の儀の際に座が候補としてピックアップ。ただし術式が歪だったために「男」の怨念とたまたま文書庫内にあったいわくつき書物の情報が融合。入れ物(肉体)は窮奇、意思は「男」、“この世すべての悪”は復讐者としての器という複合霊基になってしまった。本来は自我もなかったが、武田晴信が取り込まれた折にカルデアのアンリマユとリンク。窮奇の内部でのみ、窮奇(と男)が認識できない自己を確立。特に深い考えがあったわけではないが、己を燃やしてまで窮奇に対抗する晴信を面白がってに興味を持ち協力を決める……はずだったが逆に窮奇に利用され、晴信の力を削ぐために繰り返しの悪夢を見させるための装置になる。なんてこった。

  •  大正コスプレ川中島

    これは『煙と蜜』を読み直して「やっぱええなぁ…」としみじみし、『はいからさんが通る』を読み返しながら描いた後に「どう見てもノッブと沖田さんと丸かぶりです本当にありがとうございました」となった落書きです。

  • 川中島はこんなことしない – 夫婦になった川中島

    ※武田信虎が北信濃まで領土を拡大したのちに晴信が家督を継ぎ、長尾は同盟のため娘・虎千代を差し出したというIFの話です。

     (2025.6.4更新)

     珍しいことではないが、長尾の娘と顔を合わせたのは婚儀の当日だった。
     数えでまだ十四。ほっそりとした体を前にして、果たしてこの小娘を妻として扱えるかどうか疑わしい。ただ、皆が口々に言っていたように見目の麗しさはうなずけるものだった。虎千代という名らしい。その表情には怯えも絶望も浮かんでいない。つい先日まで己の家を脅かしていた相手の家に単身放り込まれているというのに大したものだ。その点では、俺は虎千代をそれなりには評価している。

    「おまえ、子は産めるのか」
     寝所でそう問いかけると、虎千代は大きな目をさらに丸く見開く。
    「わかりません。産んだことがありませんので」
     唖然とした。急な婚儀ではあったものの、こいつは何も教えられずにここに寄越されたのだろうか。
    「……産んだことがないのはわかっている。月の障りはあるのか?」
    「つき?」
     またも小首を傾げる仕草に俺の肩から力が抜ける。
    「だから……――」
     なぜ俺がこんなことを説明しなければならないのか釈然としない。いろいろ言葉を尽くしてようやく虎千代は話が飲み込めたらしく、得心した顔で「それならあります」と誇らしげな顔になった。何か褒められた子供のような顔で毒気を抜かれる。
    「そうか、それだけわかればいい」
     寝所での営みについては明日にでも、女衆に説明させればよいだろう。今夜は疲れただろうからゆっくり休め。そう言って横になった俺の隣で虎千代も横になるものと踏んでいたのだが。
    「……なんのつもりだ?」
     どういう意図か、俺の夜着をめくって腕の中に滑り込んでくる。
    「だって、夫婦になったら抱き合って眠るのでしょう?」
     当然のような顔の虎千代は、自分はそう教わったのだと言う。教えた者が誰だか知らんが、そういう意味で言ったのではないだろうに……。それともこのまっさらな少女は、自分なりに務めを果たそうとしているのだろうか?
     ――という俺の疑問は、まもなく聞こえてきた寝息によって消し飛んでしまう。
     おかしな女だ。
     頼りないほど細い体を抱いたまま、俺もまた疲労によって眠りの中へと堕ちていく。鼻先に触れる髪は、綿雪のように柔らかい。

     その後、子を成すために何をするのかを、虎千代は正しく教えられた。年嵩の女衆たち複数人が、なにやら疲れ果てた顔で報告をしてきたのでそれは間違いないのだと確信している。おそらく説明に苦労したらしい女衆たちをねぎらい、さてこれであの小娘も多少は妻らしくなるのだろう……。

     と、思っていたのは浅はかだった。

    「いろいろ聞きましたが、私、戦働きのほうが貴方のお役に立てると思いますので!」
     顔だけ見れば可憐な少女の笑みだが、その背後にはさんざんに打ち据えられた男どもが何人も転がっている。いずれも武勇の誉れ高い者ばかり。俺は弟、信繁の姿を認めて嘆息した。
    「それを証明するためにこいつらを伸したのか?」
    「いいえ? 皆が私を止めようとするので、だったら力づくでやってみなさいと言ったら」
     こんなことに。と、虎千代はあたりを見回した。どこか困っているような笑顔に見えたが、どちらかと言うとそれは、大の男が揃いも揃って情けないと言う呆れ……いや、呆気なく勝負がついてしまって退屈している子供の顔に見えた。
    「なるほど。それなら俺も相手をしないわけにもいくまい」
     近習に目配せして竹光を持ってこさせ、俺は裸足のまま庭先に降り立つ。
     虎千代は笑った。新たな相手――いや、得物を見つけたような獰猛な笑みに感じられたのは、気のせいだろうか。

     結論から言うと俺は負けた。十四の小娘相手に情けないことだが、それでも信繁たちよりは善戦したと思いたい。……いや、大の男が負けたのは確かなのだから、マシも何もない。
     その日の夜、虎千代はどこか不満そうだった。
    「こんなことなら嫁ぐのではありませんでした」
     一瞬、ひやりとしてしまう。自分よりも弱い男の妻になどなりたくなかったとでも言い出すのだろうか、と。しかし虎千代は俺を嘲ることはしなかった。
    「貴方、私が妻だから手を抜いたでしょう?」
     先日と同じように、腕の中にすっぽり収まったまま、どこか我儘のようなことを言う。思わず「いや、俺はそれなりに全力でおまえと打ち合ったのだが」と言いかけたが、やめた。無垢な少女がそう信じているのなら、あえて正してやる必要などない。俺の矜持のためではない。そう、断じて。
    「貴方と敵同士だったら、きっと私のこと、本気で殺そうとして挑んでくれたでしょうに」
    「……おまえはとんでもない女だな」
     一体どんな心境なら、他人が自分を殺そうとするのを喜べるのだろう。
    「なら、越後に帰るか?」
     実際にそうなってしまえば同盟は解消、解決したはずのもろもろの問題がまた浮上する。だから「はい」と言われても困るのだが、つい尋ねてしまった。虎千代は「それができるならそれでもいいんですけど」と言いよどむ。理由は俺と同じ政にかかわるものでは、なかった。
    「貴方とこうしているの、心地がいいから」
     迷います。と、笑った。
     そこは「貴方とこうしているのが心地いいから帰りません」と言って欲しかったのが俺の本心だが、まあ夫婦になってまだ数日。俺のことをまだ何も知らないのだから仕方あるまい。
    「そうか」
     細絹の髪を指で梳いてやれば、虎千代は心地よさそうに目を細める。猫のようだなと感じる俺の胸元に鼻先を擦りつけるのはますます猫を思わせた。
    「おまえが越後に帰らぬよう、俺は精進せねばな」
     名実ともに俺の妻にして、二度と戦働きがしたいなどと言わせないためにも――という俺の意図は、やはり虎千代には通じていない。
    「はい。今度は手加減なしでお願いしますね」
     子供同士の遊びの約束のような口ぶり。まだまだ先は長そうだ。

     あれから数月が経ったが、とら――虎千代と俺の間にはいまだ何もない。唇を重ねるくらいはしたものの、とらはそれだけで真っ赤になって呆然とするものだから、なにやら申し訳ないような気になってしまい、結局「驚かせてすまなかった」と宥めるだけで終わってしまった。
     一方で男兄弟のような手合わせには何度も付き合わされている。さすがに数を繰り返せば相手の癖のようなものはわかるし、ここだ、という見極めもつくようになった。それでも俺は、この細く脆い体を痛めつけることができなかった。できないように、なってしまった。

     秋も深まるころ、とらが熱を出した。このところ昼夜の気温差が大きかったせいだろう。数日養生させている間はあれこれとやることがあったため、俺がようやくとらの元を訪れたときにはあいつはもうすっかりよくなったようだった。
    「なんだか久しぶりにお目にかかる気がしますね」
     気がするも何も実際そうだろう。綿入れに包まれたとらの顔は、いつもよりもさらにほっそりとしたようだった。寝込んでいた間はあまり食べていないに違いない。やはりこれを持ってきてよかった。
    「なんですか、それ?」
    「芋酒だ。滋養がつく」
     徳利の中身を杯に注ぐと、とらは怪訝な顔をした。白くとろりとしているのは、磨り潰した大和芋と酒を混ぜ燗にしたものだと言うとようやく納得したような顔になり、「いただきます」と口をつける。
    「どうだ?」
     俺も口はつけたが、なかなか旨いものだと思っている。とらも同じらしく、うんうんと頷きながら味わっていたが、
    「……昆布のおだしを混ぜたらもっと美味しいのでは?」
     と、越後育ちらしい注文をつけてきた。物足りなかったらしい。
    「……おまえは舌が肥えているな」
     というか、それは最早酒なのだろうか? 芋を混ぜておいて言うのもなんだが。
    「でも十分美味しいですよ」
     呆れる俺を意に介さず、とらは空になった杯を差し出してくる。おかわり、ということらしい。俺に酌をさせるのはおまえくらいのものだ。まあ年下の、病み上がり相手に小さいことを言うつもりはないし、実際こうも年が離れていると甘えられても嫌な気はしなかった。俺自身に弟妹が多いためだろう。
     では俺はとらを妹のように思っているのかと、そう問われれば――否、である。二杯目を飲み干して「ぽかぽかします」と顔を赤らめるとらに、何も感じないわけがない。
     酒がもたらした熱は俺の中にもある。が、一方的なものをぶつけるわけにはいかない。しかし、まだ治りかけなのだから休むといい、と、促して横になったとらの、熱い手のひらが俺を誘う。一緒に横になってほしいのかと思って寄り添うと、手のひらが俺の懐に滑り込んできた。
    「……どうした」
     あからさまな誘惑なのに、どうにも自分が臆病になっているようで居心地が悪い。
    「ずうっと、我慢してくれてたでしょう……?」
     とろんとした目元に見つめられると、今すぐにその唇を塞ぎたくなる。
    我慢。そうだな、そうかもしれない。無理矢理に奪ってしまってもよかったのに、そうしなかった理由は俺にもわからない。ただ、そんなことをしておまえに嫌われたくはなかったのだろうか。
    「いいのか?」
     けれどもしおまえに今、その覚悟ができたのなら、俺に躊躇する理由は何一つない。とらはただ頷いて、目を閉じて俺を待っている。その小さな唇に食らいつく衝動は、俺の昂りを隠せているだろうか。
    「……おさけのあじがします」
     舌を絡ませた後で、とらは小さく笑った。おまえも同じだと笑い、俺はとらの帯を解く。胸元をはだけると、赤くほてっているようだった。酒のせいだろうか、それだけではないといい。
     しっとりと柔らかな肌に唇を滑らせる。首筋に、肩口に、胸元に、順を追っていくごとに俺もまた熱くなっていく。どれだけ自分がこの瞬間を待ち望んでいたのか思い知らされた。とらは拒むこともなく、静かに俺の愛撫を受け入れている。もっと恥じらうかと思っていたのに大人しいものだ……いや本当に静かだな?と、顔を上げると、
    「…………は?」
     思わずそんな声が出るのも仕方ない。こともあろうにとらは――すっかり寝入っていた。すうすうと小さな寝息を立てながら心地よさそうに。さすがに唖然とするしかなかったが、そのあまりにも無垢な顔を前に無体を続けられるほど俺も外道ではないらしい。深く息を吸って吐いて、情欲をなんとかやり過ごす。
    「……病み上がりだからな」
     そっと寝巻の前をあわせ、解かれた帯を結んでやり、綿入れをかけて……まるでこどもを寝かしつけるようだと思えて苦笑が漏れる。
    「おまえくらいだ、俺にこんなことをさせるのは」
     前髪のかかる額はまだあどけない。もう少しだけ、こんな顔を見つめる夜があってもいい。今は、まだ。

  • 大河ドラマ「武田信玄」#5~6

    前回から約5か月ぶり…記憶が吹き飛んだのでまた最初から見ました

    #5「湖水伝説」

    「こすいでんせつ」を変換したら「狡い伝説」になったんだけどまあそれはさておき、前回湖衣姫(諏訪頼重娘)を見てから晴信の色ボケに拍車がかかり、ついに湖衣姫恋しさ(押韻)に兵を動かす始末(語弊はあるが間違ってはいない)

    晴信「解釈違い」
    謙信「本人が本人に…?」

    #6「諏訪攻め」

    「諏訪」と「諏方」の違いがわかりません。「大宰府」と「太宰府」みたいなもんか?

    ノッブ「せやな」

    晴信「妹・禰々は泣く泣く諏方に嫁いだわけだし、甲斐に連れ戻そう!」
    覚悟ガンギマリ禰々「諏訪こそが我が国!帰れ!」(※「帰れ」は使者の板垣信方に対して)
    晴信「どうして」

    なんやかんやで甲斐に戻った後も禰々の怒りは解けず晴信は「汚らわしい」とまで言われてしまう。かわいそう(棒読み)。

    板垣信方(演:菅原文太)の説得が一言一句違わずド正論すぎて笑うし全然聞き入れない晴信にも笑ってしまう。あまつさえ女ものの着物を着て脱走する諏訪頼重の後ろ姿にノータイムで「湖衣姫か⁉」と言い出すのでさらに笑ってしまった。これには軍神も大爆笑間違いなしです。
    「鎌倉殿」で例えたら第一話の頼朝に「大姫!」って呼びかけるようなもんだよ。違うかな。まあいいや。色に狂った感じが出ててよかったと思います。いやよくねえ!

    これを見ていると「1988年当時は武田晴信が色ボケだったという共通認識でもあったんか」と言いたくなります。作劇としてやりやすかったとかなんかそういうのもあるかもしれんけど。

  • ぐんしんちゃんは わからせたい(R18)

    皆がグランドサーヴァントに夢中になっている今なら好き勝手できる…!いや普段から好き勝手しているけど…!
    pixivにUPしました。
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24855587

    前作:
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22777094

    晴信がふたなりになった理由は考えていませんが、多分夢の中でひょう〇ん懺悔室みたいな神様が出てきて「ちんちんなくすかふたなりになるかだったらどっちがいい?」って聞かれて苦渋の選択をした(ことを晴信は覚えていない)とかそういうんだと思います。知らんけど。

  • 日記

    グランドサーヴァントって1騎だけなんだ…そうか…そうだよな…パーティー全員グランドですなんてとんでもないことですよ…

    グランドはベディヴィエールに任せました。うちのバスターゴリラを使ってくれてありがとう。フレンド欄のグランドサーヴァントの面々を見ているのも楽しいですね。北斎ちゃんLV120に愛を感じる。
    武蔵ちゃんシバきまくってるけどフレンドのメドゥーサさんが無茶苦茶強くてびっくりしています。もうメドゥーサさんだけでいいんじゃないかな。うちにはいないのでわからないけど何かの特効が刺さっているんだろうか…メドゥーサきれいだな~引きたかったな~~~~!

    次のバーサーカーも誰にするか悩ましい…初めての☆5頼光ママか、一人だけ鯖コインが異様に多い新八か…どうして新八のコインが1300個もあるんでしょうか、不思議です。すっとぼけ。
    絆礼装持ちのバーサーカーはなんやかやで9騎もいるのにLV100は一騎もいない…私バーサーカー使うの下手なので…アーツパで安定した耐久するのが大好き…いつぞやのキアラ戦では160ターンとかやったし…楽しかったし…暇なの?(確か孔明マシュマーリンでひたすらアーツと宝具選択して頑張った)

    絵文字ぽちぽちありがとうございます、生きてます。

    書いてるものはなんやかや5万…字…くらいまで書いて行き詰ったのでスケベ小説を書いています。週末には更新できるといいな…

  • 上杉こんにゃく(⁉)

    上杉ってつけたらなんでも買うと思って………

    大正解です。

    米沢で玉こんにゃく食べてなかったことに最終日に気付いて買ったやつを今作ってるわけですが、現地で食べてない以上できあがったものが正しい(正しい?)玉こんにゃくなのか自信が持てない。美味しいけど…これでいいのかな⁉

    毎回帰ってきてから「あーあれも買っておけばよかった!」ってなる。今も米沢ラーメンとか限定の梅酒とかなんやらかんやら買い忘れたな…という後悔にまみれています。でも通販できるからありがたいな…(そのうちまたたくさんポチるフラグ)

    日本一の芋煮会には一度行ってみたいと思っています。

    ずーっと忙しかったのがようやく終わって、ちまちま書いているものにも本腰入れることができて、半分くらい書けたかなというところで、印刷所のサイトを巡りながら装丁を考えています。ずっとこの時間でいい。

    そういえば『流転/碧落』のカバー袖に仕掛けというほどでもないものを印刷してるんですが気づいた人いるかな。私はさっきまで忘れてました。

    グランドサーヴァントって1騎だけなのかな、それとも複数騎いいのかな…どっちにしろ楽しみです。先日すり抜けセイバーで青王様がめでたく宝具5になってしまったので複数いけるなら聖杯捧げてベディと一緒にグランドになっていただくか…!

    いや絆レベルがまだ6だったわ

  • 奏章4のこと

    まとまらねえ

    奏章4というかカドックのことをずっと考えていて、マイルームに駆け込んできた二人が必死でちゃんマスとマシュを元気づけようとしているのはほほえましいんだけど、白紙化地球がなかったことになるならロリンチちゃんが目覚めないのでは?君は自身の経験や諸々をすべて捨ててもカドックの死が回避されるよろこびを、君の友人は死なないから安心してくれと伝えたい善性を優先できるのかい…?というロリンチちゃんに対する感情もこみあげるし、いやでもカドックだってあの旅でトンチキイベントに巻き込まれながらも苦悩し成長し何かを掴みとって死んでいったわけでしょう…?その尊厳を「はーいナシでーす」って奪ってしまって、それは果たしていいのか…?カドックが生き永らえたのなら彼の中にはもう何の記憶も思い出もなくその事実すらなくなるのにアナスタシアの霊基にはあの「罪」が刻まれて、彼女だけがそれを抱えてしまうっていうのかい…?この私がカドアナ大好きと知って…?いやもちろん若人が生きてくれるのはうれしいし尊重すべきだし人命は何よりも重い。旅の記憶?友人の思い出?苦悩し成長した証?そんなもんは異聞帯云々でしか得られないものではない、彼らはきっとそれぞれの人生を歩む過程で相応の経験を積むはずなのだ…それはわかる…わかるけど…異聞帯でのその時々の決断をあまりにも軽んじてはいないか…?いや死んでほしいわけじゃないんですよそこははっきりさせたい。なので私はきのこ御大がこのへんどう落としどころを見つけてくれるのか非常に楽しみにしています。

    これはペルソナ2罪(と、ペルソナ2罰)という私の人生を狂わせたゲームの話なんですが、結局『「この人を死なせたくない」という思いがさらなる悲劇を生んでしまった』≒『「死なせたくないから世界、リセットしまーす!」は大いなる過ち、罪』という厳然たる事実が刷り込まれているからこういうことを考えてしまうのかもしれない。考えてみれば「innocent sin」、「無垢な罪」ってすごく言い得て妙というか、「おまえらのその選択はあまりにも安直」という…でも選べないでしょう、大好きな人が死なないですむ方法があるなら、それ以外は…。十代の子供たちにそんな選択肢を提示するほうが悪辣だよ…(▶ぶん殴る)
    ただ「どうにもならなかったけど、それでも人生は続いていく」「人はそんなにやわではないだろう?」という「罰」がうっすら投げかけてくるほろ苦メッセージもいいんだよな…しみる…。
    白紙化から復旧した後のちゃんマスとマシュは二人だけが同じ記憶を共有する唯一の仲間として生きていくのかな…クリプターは何も知らず…あっでもぐっちゃん先輩だけはこっち側か…(どうなの?)なんかもう、全部なかったことにするならいっそ私の記憶ごとなかったことにしてほしいところもあるな…(『桜の園』)

    メタい話をすると、2部終わってからどうするのかも気になります。ここまで成長させたサーヴァントたちなのだからもっともっと使わせてほしい…

  • 2025.5 米沢旅日記

    念願の米沢に行ってきた!

    東京駅から山形新幹線に乗って米沢に向かったんですが、山形新幹線が衝撃すぎた。
    前月に東北新幹線で盛岡方面まで行ってたので、福島まではほぼ同じ(言うて先月は大宮から仙台までノンストップだったので福島に停まったのは今回初)だったんですが福島~米沢間は…あれは…何?

    ・新幹線とは思えない速度(※遅い)
    ・民家のすぐ裏みたいなところを通る
    ・踏切がいくつもある
    ・トンネルがないことはないが曲がりくねった山道を走る
    ・これ在来線なのでは⁉

    こんな断崖絶壁で大雨降ったら線路ごと崩落しそうなところ通るんか⁉って思いながら乗ってました。特急「やくも」のことを思い出してたけど「やくも」のほうが踏切少ないのでは?(一回しか乗ったことないので適当なことを言っている)
    大変牧歌的な新幹線でした。私は好きです。帰りは福島から速度が上がって「そういやこれ新幹線だったな…」と大事なことを思い出せました。

    あと山道では地面に白いものが度々見えて、「雪⁉……そんなまさか…5月ですよハッハッハきっとビニールか何か」と思っていたのに米沢の人(複数人)に尋ねたら雪なんですってね。確かに米沢市内から山を見たら白い。雪だこれ。嘘…5月ですよ…? 確かに米沢寒かったけど…セーター持っていけばよかったってずっと後悔してたけど…まだ桜も満開だったけど……一家に一台除雪機があると聞いてたまげたけど…米沢では除雪機が大阪のタコ焼き機に相当する…?(混乱)
    荷造りする段階で「この季節に野外イベントなら半袖一択なんだよな~」と半袖をパッキングしてたけど天気予報が最高20℃あるかないかだったので長袖に厚手の上着も着ていったところ、この上着を私は米沢で終始脱ぐことができなかったというから驚き。

    上杉神社の桜。葉っぱが目立つけど山の中は満開まっさかりの桜も多かった。嘘だろ。

    それはそれとして我ながら素晴らしいフラグを建てて回収してしまったのでそれを供養として残しておきます。
    初日は午後に到着だったのでとりあえず上杉家の御廟所に行ってみるか~と思い、「バス代片道330円、一日乗車券は520円だから乗車券買うか~!」と完璧な計画を立てたわけです。ただ時間が時間だったのでバスの運転手さんは「正気か」みたいなリアクション。

    運転手さん、いい人だ。
    そして御廟所でお参りしたり御朱印をいただいたり社務所の人と話し込んだり明日の祭りの行列を眺めたりして、予定してたバスの一本前のバスでも帰れそうだったけど早く戻ったところでどうしようもないので近所のドラッグストアで買い物して時間潰して16:57初のバスで米沢駅に戻ろうとしたのにバスが全然来ない。
    バスは遅延するもの…しかし来たやつに乗ればどうとでもなる…これが「バスの所有台数日本一・西鉄」の支配下で生きている人間の認識ですがここはアウェイ米沢。時刻表を見るとバスは一時間に一本しかない。
    一時間に一本しかない。
    …?(時刻表の下部に注目)

    自分が乗ろうとしてたやつが迂回バスだということにまったく気づいてなかった。
    米沢にお金が落とせたよ!やったね!

    それはいいとして釈然としないのが、バス迂回の要因となった軍団行列が実際は雨のせいで中止になっているということ…いやわかる、わかるよ…JRも去年猛烈な台風が来るから~つって計画運休したのに蓋を開けてみれば雑魚台風だったもんね…でも一度運休発表したら取り消せないもんね…わかる…。
    夕食を18時に予約していたので次のバスを待つわけにもいかず、それ以前に雨で極寒の外に立っていたくないのでタクシーで米沢駅まで帰りました。配車アプリ最高。作ってくれた人ありがとう。
    夕食は米沢牛のステーキでした。美味しかった…米も。つや姫美味しいよね。

    翌日は上杉神社と春日山林泉寺へ行き、米沢ラーメンを食べて川中島合戦を観ました。
    前日のやらかしのせいでバスじゃなく徒歩移動しようかな~と血迷ったものの正気を取り戻してレンタサイクルで米沢市内を爆走することに。久しぶりに自転車に乗ったけど楽しかったな…ヘルメットも貸してもらえたし500円は安かった。

    ほら背後の山に雪!

    あの…合戦場がですね、無茶苦茶広くてとても一枚の写真に全体をおさめることができず…そういうわけであまりろくな写真がないんですが…
    上杉方から放たれた火矢(青いスモーク)と、

    武田方(たいそう遠いので射手が全然わからん)から放たれる火矢(赤いスモーク)が…

    中央付近で混ざり合って紫のスモークになって思わず「セクシャルバイオレットNo.1じゃん!!」って叫びそうになったとかなんとか…
    ちなみに武田方のほうが風上だったので矢がよく飛んでました。将門の乱もこんな感じか(?)

    昨年上越市の謙信公祭で川中島合戦を見たんですが、同じ川中島と言えど結構違いがあって面白かったです。まず開催時期と時間帯が違うし(米沢:5月の連休中・昼間/上越:8月末・夕方~夜)。
    米沢の川中島は足軽部隊に地元の高校の生徒さんたちがかなり参加しているようでしたし、桟敷席からは「あ!あれパパ!」みたいな声も多数聞こえてきて地域密着イベントなのかな~と。謙信公役もオーディションで米沢(出身?)の一般の方だったみたいですし、わりと地元だけで完結しているイベントなのかもしれない…という印象(私はそこはかとなくアウェイ感というか、ファミリー層が圧倒的多数の中一人参加ということもあり場違い感が…いや一人参加の方はちらほら見受けられたんですけども)
    対して上越の謙信公祭りはなんというか、ガチ感が強いというか…かつてはGacktを呼んでいたそうですし…上越市強いな…金持ってんな(?) 去年は越乃リュウファンのマダムたちがうちわ持って参戦されてたしな…気合がすごかった。
    ところで米沢の謙信公は黒毛の馬に乗られてたけど、上越の謙信公は月毛の馬に騎乗されてました。ポイントが高い。だがしかし黒雲に乗った謙信ちゃんという妄想のお題を与えられたと勝手に解釈します。黒雲に謙信ちゃんが乗るのは全然いけそうだけど、放生月毛に晴信が乗るのはなんとなく「やめたれや…」感がある。重そうで。

    米沢市上杉博物館は結局2回行きました。鷹山公推しが強い。あと上杉神社の宝物館も2回行きました。ここはとてもよかった。撮影禁止なので写真は撮れないけど、展示されている謙信ちゃんの「武田晴信討伐祈願文」がとてもいい。まず字がとても美しい。見ていて惚れ惚れするくらい綺麗。でもなぜかひらがなが多い。「たけ田はるのぶ」て。かわいいな。小学一年生みたいでかわいい。

    こういうことか(違う)

    なんでこんなにひらがなばっかりなのだろう…後で調べよう…

    米沢のお土産は全部宅配便で送ったので今手元に直江状マステと上杉カルパスしかなくまだ何も言えないんですが帰りに食べた「牛肉どまん中」はとても美味しかったです。
    ……
    米沢でずっと感じてたんだけど、食べるものすべてがなんとなく…塩が強い気が…美味しいんだけど、やっぱり塩が強いように思える。特定の店だけではなくどこに入ってもそうだったのでこれはもしかしてと思い調べてみたら東北は体温を上げるためとか保存食の伝統のために塩気強めだそうですね!20へぇ!居酒屋で飲み食いしたあとホテルで500mlの水をあっという間に飲み干せました。嘘…。
    それに加えて自分が生まれ育った九州が甘味強めの味付けなので余計に塩を感じたんだと思います。我々は九州以外の醤油に対して「しょっぱい」と言う民族なので…。
    東北の皆さんが鹿児島の醤油を口にしたらどう感じるのだろう(鹿児島の醤油は九州人でも笑うくらい甘い)

    米沢楽しかったです。今度行くときは羽田を経由せず、仙台空港から高速バスを駆使して米沢入りするか、伊丹もしくは小牧乗り換えの山形空港経由で行きたいです。さくらんぼ狩りとかしてみたい~LOVE佐藤錦。

    余談。
    旅に出る日の3時くらいに奏章4クリアしました。6時起きなのに…何してんだ…。感想はまた別の記事で。

  • ちいさくなったね けんしんちゃん

    何か忘れている気がする…と思っていたのはこれでしたね…同人誌を作るたびに書いている装丁とかのまとめです。いつもの。

    発行日:2025.3.20
    ジャンル他:Fate/GrandOrder
    版型:A5
    ページ数:表紙込み36ページ
    表紙:アートポスト 180kg 白/CMYK印刷+特色印刷(オーロラグリーン)/クリアPP
    本文:美弾紙ホワイト/スミ
    遊び紙:トレーシングペーパー あかつき米
    その他:小口角丸加工(R10)
    印刷:あかつき印刷(カラーPPセット)

    1月くらいに急に「そうだガタケット出よう」と思って、じゃあ新潟の印刷会社、あかつき印刷さんで何か刷りたい、新刊を出したいと決めて刷った本です。何の本を作るか何も決めていないところから5週間くらいで脱稿したような気がします(早く記事書かないからもうすべてが忘却の彼方)

    いろいろメニューを見てたらオフセットなら特色の蛍光グリーンが使えることを知り、もうこれは使うしかなかった。ネオンカラー大好き。私謙信ちゃんの第二再臨はネオングリーンだと思い込んでいますが公式じゃなくてももう思い込んだまま生きて死にます。

    しかしこの5色目の原稿を作るのがわりと大変でした。
    あかつき印刷さんのサイトには、
    >CMYKで印刷した上に「ノセ」るとFLASHインキが定着せずはがれてしまうため、直接紙に印刷するように「ケヌキ」か「白フチ」を付けて5色目の原稿の作成をお願いいたします。
    とあり…「毛抜き合わせ」については、どういうものかなんとなく知っている…程度でやったことがなかったので試行錯誤の連続でした(毛抜き合わせについてはこちらのnoteがわかりやすいかと。これの「ノックアウト」のほうです)


    結局上手いやり方がまったくわからなかったので地道にPhotoshopのレイヤーオプション→境界線を駆使してどうにか作りました。さすがAdobe。今回は不備連絡もありませんでした(自慢ではない)。
    でも原稿では背表紙の幅を表紙4からとるように作ってたんですが仕上がった本は表紙1と4からそれぞれ半分ずつ取られている…まあ文字が入っているわけでもないので別にいいか~(生き方が雑)

    遊び紙のトレペ。

    あかつき印刷さんのトレペ、同じようなことされてる他社さんのラインナップより種類は少ないけど好みのものが多いな~と感じました。No.007とか010とかすごくかわいい。透け感を生かして扉と重ねたりして遊べそうだな~と夢が広がります。
    今回は作中ででてくるのでおむすび柄にしました。新潟は米が旨いし。ところであかつき印刷さんは今入稿特典でお米くれるらしいですよ。いいな…。いいもん…うちにはまだガタケットの帰りに駅のお店で買った米があるから…。

    今回4コマ漫画でコマの一つ一つが小さく、描くときに拡大しまくったせいでしょうけど原稿の線が異様に細い…でもきれいに印刷されてる…ありがとうあかつき印刷さん…。これはお気に入りのコマ(というかけんしんちゃん)

    それと、4コマの1本でけんしんちゃんに歌唱させたかったのでJASRACに許諾を取りました。奈々様の「恋の桶狭間」です。シンフォギア~。思ったよりずーっと簡単でした。
    私はこちらのnoteを参考にしました。
    ↑のnoteではID発行に郵送orFAXが必要と記載されていますが、2025年2月の時点ではID発行もネット上で完了したのでより一層やりやすかったです。ちなみにまだ請求書は来ていません。(許諾番号の通知から2~3か月で請求書が送られてくるらしい)
    JASRACもわかりやすい解説ページを作ったり使用料計算シミュレーションがあったりと割と手厚い。

    全体的に絵本っぽくできてたらいいな~と思います。イベント会場では通りかかった方に「かわいい~!」と言ってもらえてHAPPYでした!あとガタケットの参加者が男女偏りなかったのもあるでしょうけど、男性の方にもぽつぽつ手に取ってもらえました。やっぱいろんな属性の人が集まるイベントのが楽しいな~

    印刷所:あかつき印刷さん WEB
    入稿した時期によっては納品時に米がついてくるらしいですね。新潟の米本当に美味しいので狙って入稿したいけど多分普通に新潟の米を買う方が手っ取り早いし確実なのでは…。(本末転倒)
    印刷はきれいだし早割もきくし早割で入稿したら仕上がりめっちゃ早くてイベント売りより先にとらのあなの委託販売が始まってしまうし(これは私の手配ミス)機会があればまた利用したいです!今回は久しぶりにオフセットで刷りましたがオンデマもきれいらしいので興味がある…。

    通販はこちらから。よろしくお願いします~
    とらのあなBOOTH

  • 読書

    というほどでもないけれど、気になっていた『いろごと辞典』をやっと買えました(重版のタイミングで)

    https://www.kadokawa.co.jp/product/321603000860

    大変学びがあります。まさか松永久秀が性の極意書を書いているとは知りませんでした。概要が書いてあったけど内容まとも。そして当時から「女を満足させる」という意識がちゃんとあったのか~と感動した。つまり晴信が景虎ちゃんを満足させようと頑張るのはとても正しいというわけですね(個人の妄執です)

    おおむね江戸時代以前の言い回しなんかは、すごく気の利いているものとかおもしろいものとかあってすごいな~。「笙」とか。

    けっこう分厚い本なので時間ができては適当に開いて読み~をしているけどいつまでも楽しめそう。妄想もはかどる。いい本。

    晴信は自分「だけ」よくなるのは彼自身納得しないタイプの男だと思っています。1:3とか1:5くらいのところを目指していてほしい。何がとは言わんが。

    先日の「ギュウっとしてたいわけ」の続きが書きたくなった。WAVEBOXから現パロ好き~って言葉をもらえたので今とても調子に乗っています。へへ。

  • すれ違い川中島

    ※晴信がモブ女子と付き合うとか付き合わないとかそういう描写があります

    「ただいま~今日の晩御飯はなんですか?」
     勝手知ったる口ぶりで玄関を開ける女はこの家の住人ではなく、俺の家族でもなければ恋人でもない。友人? それも否定したい。事実だけを述べればあいつは俺の同僚でしかない。たとえ同期入社という共通点があったとしても、だからといって親しいわけではない。俺はそう認識している。
    「あら、生姜焼きですか、美味しそう」
     なのにこいつは、景虎は無遠慮な足取りでずかずかと入り込み、台所に立つ俺の背後に回り込んでさも当然のような顔で夕食の品評を始める。
    「おまえの分はない」
     振り向かずに突っぱねてはみるが、こいつは意にも介さないし、俺だってこんな一言でこいつが引き下がるとは思っていない。なにより、
    「え~? 今日もいいお酒持ってきたんですけど? なんと限定五百本醸造の……」
     これだ。どこから入手してくるのか、毎回珍しい酒を引っ提げてくる。しかもそれがまた旨いのだから余計に質が悪い。結局今日も俺は酒の誘惑に負け、「とっとと手を洗ってこい」と言うことしかできないのだった。

     きっかけは入社してすぐの頃の飲み会だった。ペース配分を間違えて酔いつぶれた俺を介抱し、家まで送ったのが景虎だったらしい。酔いつぶれていたので記憶がほとんどないが、俺を送り届けて帰宅しようとした景虎に合鍵を渡したのはほかならぬ俺自身だった――と、景虎は主張する。
     なんでそんなことをしたのかさっぱりわからないが、いくら傍若無人のこの女とて他人の家を漁って合鍵を盗むほど非常識ではない。それは同じ職場で仕事ぶりを見ている俺がよく知っている。だとしたらやはり、俺が合鍵を渡したのだろう。カードキーの複製なんてそう簡単にはできるものではないし。しかし、鍵を盗むほど非常識ではないが、何度言っても鍵を返さず何度も人の家に上がり込む程度には常識が欠けている。いい加減どうにかしなければ今に大事故が起こる……そう思いつつも、何をどう言えば景虎が納得するのかわからないまま、置いていかれる酒瓶の数だけが増えていった。

     そして案の定、大事故は起こってしまう。
    「ただいま~今日のワインはすごいですよ~」
     玄関からの声にさっと血の気が引く。馬鹿、入ってくるな――と叫びたい俺。その目の前で表情を凍り付かせる彼女。女は察しがいいと言うのは事実らしい。親し気に「ただいま」と言う女など、「誰?」と尋ねるまでもないと判断したのだろう。そして自分よりも、どう見ても相手とのほうが親しい……すなわちむしろ本命は向こうで、自分が俺の浮気相手だった――そんな分析と判断が怜悧な表情で瞬時に行われたのだろう。何も知らない景虎は鼻歌交じりにリビングのドアを開ける。
    「晴信、今日は私が――……」
     同じ女なのに、こいつはどうして察しが悪いのだろう。玄関に女ものの靴があると気づいてほしかった。気づいて、そこで引き返してほしかった。
    「え? どなたです?」
     さすがにやや強張った表情でそんなことを言う景虎の頬を張ろうと白い手が降りあげられる。
    「おっと」
     が、景虎は驚くべき反射速度で身を反らせてそれを避け、結果増幅した彼女の怒りはまるごと俺の顔にむけられた。
    「最ッ低」
     その一言を残して彼女は去り、そして俺との関係もおそらく――いや、間違いなく、終わった。終わるも何も、つい先日声をかけられたばかりで、これから付き合うか付き合わないかという段階でまだ何も始まっていない。それでも、俺は今後もこうして景虎に、何もかもを邪魔されてしまうのだろう……という確かな絶望はある。頬の痛みはそれなりのものだが、正直それどころではなかった。
    「まともに受けるから……」
     半分呆れた景虎は何もわかっていない。俺まで避けたら彼女の感情のやり場がなくなるし、何よりプライドが傷つくに決まっている。
    「おまえはいつもいつも……そうやって人の感情を無視してばかりだ」
     俺の都合などお構いなしに押しかけてかき回してぶち壊して、迷惑なんてものではない。もう終わりだ。おまえとは金輪際関わりたくない。鍵を返せ。返さないなら俺が出ていく。一息に言い捨てると、景虎は俺を睨んだ。
    「……人の感情を無視して私をいいようにしたのは貴方のほうでしょう」
     感情を押し殺した声だった。涙をこらえているようにも聞こえて、思わずたじろいでしまう。
    「……どういう意味だ」
     景虎が何を言っているのかわからない。
    「あの夜私の肩を借りて帰宅した貴方は、帰ろうとした私を引き止めて……引き止めただけならまだしも、そのまま抱き着いて…………キスまでして」
     怒りか、悲しみか。景虎は自分の中からこぼれ出そうになるものを、懸命に押さえているらしかった。それがとうとう決壊しそうな瞬間、その顔からすべての感情が消えた……ように見えた。
    「でも貴方にとってはあんなことは、なんの意味も持たないことだったんですね。……勘違いして、舞い上がって」
     馬鹿みたい。そう零す声が震えていた。
     景虎が嘘を言っているようには見えなかった。そんな女じゃないことは、悔しいがこれまでのかかわりでよくわかっている。
     だから、何か言わなければならない。そう考えているのは間違いないのに、何も思いつかない。知らなかった、覚えていないと、言ったところで何になるだろう。黙り込んだままの俺に失望したのか、それとも端から何の期待もしていなかったのか、景虎は俺にカードキーとワインを押し付けて、無言でこの部屋を出ていった。
     硬い踵がコンクリートの廊下を叩く音が、遠ざかっていく。
     あいつは、俺と付き合っていると思っていたのだろうか。
     自分が押しかける正当な理由があると思って、邪険にされても毎回笑っていたのだろうか。
     ワインのボトルには四桁の数字。俺が、俺たちが生まれた年だった。
    『馬鹿みたい』
     どんな顔をしてこのワインを選んだのだろう。どんな思いで、俺のもとを訪れていたのだろう。
     馬鹿は俺だ。
     気が付いたときには、駆け出していた。さんざん迷惑かけられたと思っていたのに、これであいつが俺のもとから離れていくならそれでいいはずなのに、あんな顔のまま夜の街を放浪するあいつの姿を想像すると、どうしても放っておけなかった。
     ああ、何を言ったらいいだろうか。
     その背中に追いつくまでに、俺は正解にたどり着きたい。

  • 川中島は長男と末っ子

     目が覚める。昼に近い朝の陽ざしが、とても眩しくて目を開けていられない。それでも少し遠くから漂ってくる、香ばしく美味しそうなにおいが、私の意識を眠りから引き剥がす。
     何かを焼いている音。それに交じって微かに聴こえてくる、趣味じゃない曲の音色。あ、来てるんだ、と、気づいた瞬間、うれしくて体が起き上がってしまう。
    「晴信、来てたんですね」
     キッチンカウンターの向こうには、仏頂面の晴信がいた。私の幼馴染、腐れ縁、ダメな私の世話を焼いてくれるあまくてやさしい大好きな人。
    「顔……いや、シャワー浴びてこい。酒臭い」
     大好き大好きと言っているのは私だけで、晴信は毎回嫌そうな顔をしてうちに来る。うちにやってきては、散らかった部屋の真ん中で泥酔して寝ている私を叱ったり、部屋を片付けて美味しいご飯を食べさせてくれる。
     今日も今日とて晴信は部屋の掃除を済ませた後、洗濯機を回しながら朝食を作ってくれていた。朝ごはん、なんだろう。フライパンを握る手元を覗き込もうとするとにらまれる。そんなにお酒臭いだろうか? 早くシャワーを浴びてこいと言いたげな視線に唇を尖らせる。
    「だって……それ、もうすぐできるでしょう? ちゃんとあったかいうちに食べたいし、食べたらゆっくりお風呂に入りますから」
     晴信はじっとりと私を横目でねめつけて、「なら顔だけでも洗ってこい」と、結局甘やかす。はぁいと返事をしたあとは、洗濯機が唸る脱衣所へ。

     そもそもは進学のための一人暮らしが発端だった。実家から遠く離れた場所で暮らす子供たちを心配した親が、「同じマンションなら何かあっても頼れるだろう」と勝手に住まいを決めてしまったこと。晴信がどう考えていたのかはわからないけれど、私はすっかり安心して、晴信に頼りきりになってしまった。具体的にいうと、めきめきと自活能力を身に着けた晴信に、生活のインフラをほとんど丸投げしてしまった。とはいえ最初のころは私だってきちんと生活しようとしていた。忙しさにかまけてろくに何も食べずにふらふらしていたのを見つかったあの日から、晴信は私の生活に目を光らせている……目を光らせてくれている。進級しても就職しても、晴信は私を見捨てなかった。きっと晴信が長男で、私が末っ子だからに違いない。面倒見が良すぎるのも考え物だな……なんてことを思いつつも、私の末っ子気質は治らなかった。多分、晴信の長男気質も。
     
     遠い昔を思い出しつつ、お説教をBGMにフレンチトーストを食べている。私も私だけど、晴信も晴信だ。これまで何度言われても聞かなかったのにまだ諦めないとは恐れ入る。というか、せっかく美味しい朝ごはんを食べているのに説教されては台無しだと思う。それを言うと「誰のせいで俺がわざわざ説教してると思ってるんだ」と、火に油を注ぐ結果になるのが見えているので何も言わないけれど。
     私だって、私なりに考えている。部屋が散らかり始めて、今週晴信が来なかったら自分で片付けてみよう、料理も一人でやってみよう、そう決めた日に限って晴信が買い物袋を提げてやってくる。だから私が自立できないのは晴信が甘やかすせいで……もう来なくていいと言えない私のせいでもある。
     これは共依存というやつなのでは? やっぱり二人、離れ離れになったほうがいいのでは? それはわかっているけれど、やっぱり離れ離れは寂しい。だって今までずっと一緒だったのだから。きっと晴信だって同じだ。「おまえが自立してくれたらどれだけ楽になるか」なんて言うけれど、本当に本心からそう願っているとは思えない。だからいっそのこと、
    「いっそ一緒に暮らしませんか?」
     コーヒーのカップを口に運んでいた晴信が、動きを止めて私を見据えている。本気か?と言いたげな顔は、すぐに脱力したがっかりの顔に変わった。
    「冗談はよせ」
     本気で言ったのに、晴信はまともに取り合おうとしない。
    「それで俺に何の得があるんだよ」
    「ありますよ」
     私だって根っからの怠惰ではない(と思う)から、晴信が同じ家に住んで目を光らせてくれればちゃんと掃除も片付けもする。美味しいご飯を作ってもらったら、後片付けは担当する。できるだけ叱られないように頑張るけど、まったく叱られないのもそれはそれで寂しいから時々は叱ってほしい。
     まあとにかく。
    「退屈はさせませんよ!」
     それだけは断言できる。だから一緒に暮らしたい、きっと楽しいから。そう笑うと、晴信はとうとう、頭を抱えてしまった。そんなに嫌なんです? 尋ねると、首を横に振る。長い溜息を吐いた晴信が呆れていたのは私ではなく、
    「……そうだろうなと思った自分が嫌になっただけだ」
     自分だった、らしい。
     結局私を放っておけない晴信と、晴信に構ってほしい私。二人が少し広い部屋に揃って引っ越したのは、それから一か月のことだった。

  • ギュウっとしてたいわけ

    年齢制限のあるものはサイトには置かないのでpixivでご覧ください〜ぬるめのエロですが

    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24439683

    さわりっこ、いいよね…あとやっぱりヒリヒリするくらいの関係の川中島が好き…
    史実景虎ちゃんは源氏物語がお好きだったみたいなので、耳年増設定はそこ由来です。ごめんね式部さん。

    パロネタのスピンオフとは何ぞやみたいな気持ちもあるけど、あのときの二人が一歩踏み出したIFの軸はこんな感じかもな…と、そんな感じのふわっとしたものです。

    本当は「この時点で最後までさせて景虎ちゃんの歪んだ本懐だけを遂げさせて別離、何年後かに再開して焼け木杭に火がつく…」というのも捨てがたいな…と己のヘキに従おうとしたのを踏みとどまった。

    それはそれとしてエロパートは不完全燃焼なのでそのうちまた何か書きたいね、描きたい

  • ハッピーエイプリル。ツーショットばっかり撮ってたけど私の心をがっちり掴んでいったのはTAMETOMOです。
    なんだあれかわいすぎる。125㎤くらいの立体物になってほしい。いや強欲なのですべてのイラストがグッズになってほしい。味わい深いカズラドロップと太公望の顔が今も忘れられない。

    それにしてもリヨ晴信は常習的にカツアゲしてそうでじわじわくるし謙信ちゃんはとてもかわいい。夏のラバストの謙信ちゃんもとてもかわいかったし。景虎ちゃんは晴信を負かしてあざ笑っている顔だと思っています。当時晴信いなかっただろって?細かいこと気にしてると禿げますよ晴信。

  • 募。

    追記↓:枠が埋まりました!ありがとうございました~!

    石が欲しいFGOのフレ枠が空いてるので、また募、します。
    よろしくお願いします~

    エクストラはグランド枠ないんですか?うちのアルティメット謙信ちゃんに活躍の場がない…⁉

    なんか最近たくさんリアクションをいただけてとっても満たされつつあるのでこの記事の先頭固定を外します。しかし感想がいらないというわけではまったくありませんので引き続き「おもろかったで」「ドスケベでした」「私も晴信は長髪であってほしい」など、一言でもいただけたら寿命が延びますのでぜひよろしくお願いいたします。あと美味しい日本酒情報も。
    そしていつかまた飢えてきたら先頭に持ってきて必死にアピールしますのでよろしくお願いいたします。
    ちょっぴり心が折れそうだったときに絵文字や感想を送ってくださった方々、本当にありがとうございました。命の恩人です。みなさまに永遠の幸があらんことを…may the happy with you…

    アクセス解析的なものを入れていないので、果たしてこのサイトを見てくれている人がどれくらいいるのかわかりませんが、時折「♥」が送られてくるので0ではないと信じつつ(♥ありがとうございます!)、数年ぶりの感想古事記をしたいと思います。感想じゃなくても絵文字だけでも送っていただけると大変励みになりますので、お手すきの時にでも…いただけると…ありがたいです……感想はなんでも…絵でも小説でも漫画でも同人誌でも装丁の質問でもなんでも…なんかリアクションに…飢えてるので……

    ▼WAVEBOX▼ 匿名で送信可。絵文字だけでも送信できます。
    https://wavebox.me/wave/5tjmcpm1w98cokoe

    【追記】
    絵文字・感想を送ってくださってありがとうございます!!!!!!!!!!!!うれしい!!!!!!!同人誌の感想、何度も噛みしめるように読んじゃった…うれしいねバナージ…ほんとに自分さえ楽しめればいいやの気持ちで作った本を楽しんでいただけてHAPPY!です!
    自分用なので極少部数しか存在しない本に感想をいただけるって大変ありがたいことだなあ…しみじみ…次の本も楽しんで描きます~!ありがとうございました!
    *返信はWAVEBOXでもしていますが感謝の気持ちをかみしめつつここにも残します

  • 晴信PUガチャ(完結)

    これは、私が晴信を宝具6にする物語――というか素寒貧になった記録

    冒頭の漫画はだいぶ不埒な内容です

    私の邪念が通じたのか77連で3騎来てくれました。2枚同時は久しぶりに見たわね…そんなに貞操が大事か、大事だよね、ウンウン。でも景虎ちゃんの貞操を奪ったんだから晴信の貞操も捧げないと等価交換にならないのでは? 参照→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22777094(これはちっともすんなり来てくれなかった軍神ちゃんを(私に代わって晴信が)わからせた話です。)

    ふた軍神ちゃんと晴信さんは毎日左右を決する戦いをしているといいなと思います。どっちでも楽しめるのでいまいち本気じゃない軍神、右は嫌だ右は嫌だ右は嫌だの組分け帽子状態で本気で仕留めにかかる晴信。

    ぐだぐだ川中島のときも晴信はたぶん55連くらいですっと来てくれたのに軍神ちゃんは来てくれなかったんだよな!マイルームを晴信にしたのにこれ!景虎ちゃんをマイルームに置いたら晴信はすんなり来たのに!どうして!

    これはその当時の落書き(召喚の漢字間違ってる…恥!)

    実は気持ちの重さに差がありまくる川中島もええな…

    石はまだあるしゆっくり回しながら残り2枚を引きたい所存です。

    (追記)こちら↓が新潟で旨すぎる寿司で腹を満たした後のガチャ1発目。晴信…長尾家にあいさつにでも来たんか…?

    ↓これがガタケット会場で引けた6人目の晴信…おつかれさまでした!

    ↓PU越しの石は持たねえ…このあとはコール・ラヴァを凸する…!と息巻いてCBCのガチャに残りの石を全部ぶち込みました。交換した1枚も入れて4枚になったところで石残り16個…そして今日3/24の石10個プレゼントと片→石の交換を駆使してジャスト素寒貧になった瞬間のガチャ結果。これが5枚目の「コール・ラヴァ」 し…辛勝! 最終的にCBCの概念礼装全種凸できたという…すごいことになっちゃったな…

    その結果の石0…ダーオカに迫る勢いの素寒貧…いや私は借金してないし… 終わり良ければ総て良しということで! これからまた石貯めよ!

  • ガタケットありがとうございました

    2025.3.20 ガタケット180から無事に戻りました!
    遊びに来てくださった方、差し入れをお持ちくださった方、お話ししてくださった方々ありがとうございました。とても楽しい時間でした!皆さんにガチャ運のご加護があらんことを…!

    通りかかって足を止めてくださったり、特にステッカーに「かわいい~!」って言ってもらえたり、違うジャンルのコスプレイヤーさんにお買い上げいただいたり…遠い昔、それこそグラデ便箋が主力だったころの地方イベントの雰囲気というか、午後も過ぎてまったり時間のコミケの空気というか、なんかこれいいなぁ~と…。なんやかんやで閉場30分前の15時までスペースにいました(このおかげで生幸子に遭えた)(生幸子って字面が唐辛子に似てるな)

    幸子の思い出:
    幸子、コミケに現る…は知っていたけど、ガタケットに現れるとか誰が予想できただろうか。できるわけね~~~~~
    本部の放送「ここでサプライズゲストの登場です!新潟出身の歌手…」
    私「(へ~…でもあんまり詳しくない人かもしれんなぁ)」
    本部「小林幸子さんです!」
    会場「!?!??!??!?!?!?!?」 ←ほんとにみんなどよめいてた
    鮮やかなイエローのスーツで登場した幸子、遠くからでもめっちゃ目立つ。そしてみんな本部の方に向かって集まっていく。私もついつい行ってしまう。ミーハーだから。これすごかったのが、集まった皆さんが、別に指示されたわけでもない(と思う)のに前からしゃがんで後ろ(≒遠く)の人にも幸子が見えるようにしていたこと…なんてみなさんお行儀のよい…と思いつつ私もしゃがむ。
    幸子「ここにいるのは好きなことを続けてるみんなだよね!好きなことをやって、それでも「誰も見てないかもしれない」って思うことがあるかもしれない。でもそんなことないよ!みんなこれからも好きなこと続けようね!(なんか多分こんな感じ)」
    ガタケットに参加して幸子の言葉に感動することってある? 私はある。いいだろへへ~ん(自慢)。

    いやなかなかカオスですね。幸子登場もカオスだけど会場全体がカオス。男女比半々くらいだし年齢層なんかもっとバラバラで、お子さん連れのファミリーもいらっしゃったしなんならベビーカーも見た。向かいの列が成人向けサークルさんがずらっと並ぶエリアで、あんなところやこんなところを付箋で隠したポスターとか見本が陳列されている前を普通に未就学児の手を引いて歩く親御さん、あられもない女体(の絵)をガン見するちびっこ、完全に部外者だけどなぜかハラハラする私。カオス。
    ゴッドシグマもカオスでした。曲だけは知っていた。杉田智和の替え歌で。(※会場で流れるのはほんまもんの曲です)
    あかつき印刷さんに本の印刷ありがと~って伝えにいったときに儀式(正午にゴッドシグマに併せて手拍子する)のことを聞いたけどあかつき印刷さんも「わからない」っておっしゃってました。なんなんだガタケット。面白すぎるよガタケット。

    機会があればまた参加してみたい…でも次が7月でRoot4to5(久々に打った文字列)もやるとからしいですけどおそらく目新しいものを持っていける可能性が低いので多分見送ります。次11月?ダメダメ!秋は台風来るから!飛行機飛ばないから!私スパークに3回申し込んで3回とも台風で参加できなかったから(100%…)世界平和のために辞退します!泣いてない。

    まあそれはそれとして、久しぶりに〆切というものに追われた生活をして「私の嫌いな言葉は〆切(期限)・責任・我慢だった」というカスの心を思い出したのでしばらくまったりします。また岩の下のダンゴムシライフに戻るので思い出したころに岩を持ち上げに来てください。Xのアカウントは一応生かしておきます。

    会場の時計。なぜカーネルサンダースなのかわからなすぎて面白かったので写真撮っちゃった。

    ガタケット関係ない新潟の思い出(主に食べ物)
    ・寿司!!!!!!!!!!めちゃ美味しかった!!!!!!!!!私新潟入りする直前の昼ごはんが駅地下で食べた定食だったんですがそのご飯が「何……?うるち米でぼたもち作ろうとしたんか……?」ってくらいの、どこかの地域で俗に言う半殺しみたいな状態のご飯でマジで米に対する冒涜レベルの所業で「私が海原雄山じゃなくて命拾いしたな…」と内心でキレていたのが±ゼロどころかプラスもプラスキャリーオーバーよ!!!!!!!!!!(?)ちょっと硬めに炊かれたお米はしっかりと粒が感じられるようにふんわりと解けるように握られて…僕にはまだ食べられるお米がある…こんなにうれしいことはない…ネタも全部美味しかったし「のっぺ」も美味しかった。何ならお通しもすっごい美味しかった。予約なし一人客なのにとてもフレンドリーな接客で…また行きます…新潟駅前の「千代鮨」さん。最高でした。
    ・今回居酒屋で初めて「栃尾の油揚げ」を食べたんですが、注文した時に「結構大きいので…ハーフもできますけどどうします?」「あ、じゃあハーフで」というやり取りが発生し「井之頭五郎がまれによくやるやつ…」と一人でニヤニヤしてました。油揚げ、ボリューミーでおいしかった。ハーフで大正解でした。
    ・イベント終わって駅まで戻って居酒屋でたらたら飲み食いしてたら空港に到着するのが割とギリギリになってしまい、これだけでも!と思って慌てて買ったハッピーターンの枝豆味と佐渡バター味。失敗した。特に佐渡バター味は最低でも3箱買わなければならなかった。旨すぎる。こんなん一瞬でなくなる。痛恨のミスですわ~…
    ・新潟、何食べても美味しいんですけど新潟県民の皆さんは県外に出て食に絶望しないんでしょうか。勝手に心配しています。割とマジで。(函館でも同じこと言ってた)
    ・一昨日食べた定食のご飯<<<<<<<<去年東京駅で買った駅弁(1700円くらい)<<<<<<<<<<新潟の某ビジホの無料朝食 ←個人的にこのくらいの開きがあると感じている
    ・帰りのフライト時間が定刻通りだと2時間越えで、マジか~…まあ東京(羽田)より遠いもんな…ってしぶしぶ納得してたのに30分くらい早く着いて「定刻とは」みたいな顔になった。ところで私今回往復どちらもプロペラ機だと思ってたけど違いました。あれ?
    ・なんにせよ直行便があるので新潟は近い!新潟は。上越は……多分羽田-東京-上越妙高というルートを辿らざるをえないのでちょっと遠い…(今年も謙信公祭り行きたいけどどうしようか迷ってる)
    ・ほんとにまた新潟行きたいです。今度は村上で鮭食べる。そんで北上して山形のくらげの水族館に行きたい。山形は別件で今度行くんですが。話変わるけど東北ってそれぞれの県の面積がデカくないですか?西国人はビビってます(主語デカ)。北海道は「慣れていないと無茶苦茶なルートで旅程組がち」と有名だけど東北もそうなのでは?えぬは訝しんだ。

    あ、そういえば晴信は宝具6になりました!ワーイ!
    宝具6までに費やした石の数
    軍神ちゃん:3,300個くらい/天井2回
    晴ノッブ:1,200個くらい/ノー天井

    おかしくない? もう一回晴信に躾けてもらうか…

    残った石でコール・ラヴァを重ねようとしたけど4枚しか引けず、クリストは7枚引けてダンテも来ました。あと殺の書文先生も重なった。
    違う、そうじゃない。
    でもダンテおもしれ~男だな…。陰の高〇純次って感じ。スキルもおもしろい。ズムーンさんと一緒に活躍してもらいますよろしく。

    ↓いただいたお手紙へのお返事です。感謝の極み…

    まずはスペースまでお越しくださってありがとうございました!いただいたお手紙は何度も読み返しております。
    作品の感想もたくさん…ほんとうにうれしいです…「勝手に 続・竜虎抱擁」まで読んでくださっていたとは…!FGOの川中島ではないのに…!でもあれは本当に書いてて楽しかったので読んでいただけてめちゃくちゃうれしいです!FGOの川中島ではないのに…!(二回目)
    織田シナモン信長いいですよね、ラッキーちゃんマジスケベ親父でしかなくて…いや今生を楽しんでいるのなら何よりなんですが!笑 ジュリアン謙信に塩対応されて落ち込んでるとことかとてもカワイイ! おすすめされた『信長ストラグル -戦国炎舞外伝- 二十巻 短編集2 川中島秘抄-景虎と晴信-』(多分これですよね??)さっそく読みました…!おとめだ…!おとめがここにおる…!(ときめき&震え)これはよい川中島ですね~ニッコリ! この話もそうですけど、なんかこう、川中島の二人を添い遂げさせようとすると「そうか…?そうだろうか…?これが川中島なのか…?」という根源的な疑問が生じて引き裂いてしまうので作者の方に勝手に「ウンウンわかるわかる」と内心で語りかけておりました。いや「流転」も最初はこんな話じゃなかったはずで…〇すつもりはなかったんだ…いやでも転生200回に1回くらいの確率で添い遂げたまま天寿を全うする川中島も観測したいものですね。確率低いな。
    差し入れのお菓子とお茶もありがたくいただきました!ネットで見たことあるやつだ!ほの甘くて美味しい~!です! ちびちびと食べます、ありがとうございます! ご当地お菓子とてもうれしい!
    ところでマステは直江状…ですね? 今度米沢に行くので博物館とかチェックしてた中でそういうグッズがあることを知っていたのでピンときました。ピンときたとか言ってて違ってたら恥ずかしいな、そのときは流してください…!
    この度はたくさんの心づくしをありがとうございました!落ち込んだときに読み返して元気をもらいますね!

  • 日記

    グラデ便箋です。2種入り!各5種紙替!全10枚入り!A5サイズ!
    イベント会場で配り倒す予定ですがもし万が一BOOTH通販での同梱希望の方とかいらっしゃいましたらWAVEBOXからお知らせください。新刊+便箋のセット項目を作っておきます。

    明日晴信PU?急にライダーPU2じゃなくてほかのクラスのPU始めますとかならない?(疑心暗鬼)

    絵文字ありがとうございました!pixivでもブクマなどいただけてとてもうれしいです!

    マジでどうでもいい情報:Xでは絵文字多用してるし本当はサイトでも絵文字を使いたい。しかし今のサーバーに変えてからなぜか絵文字を入れると投稿できないので絵文字が使えないというフラストレーションに苛まれています。ギギギ。

  • バレンタインとホワイトデーの川中島

    軍神「チョコ?マスターと私で全部食べましたが?」
    ノッブ「信玄が真に受けてて草」

    晴信は特に用もないのに2/14の放課後は学校に残っている男子のようなピュアな心を持っていてほしい。ごめんて。

    ちょろい。

  • 令和のグラデ便箋

    画像はイメージです

    二転三転してこんな感じで作ろうかと思います。作ってどうするんだろう…イベント会場で無造作に配るか…
    ところでもう罫線はないほうがマシなのではと思わないでもないけど、これがグラデ便箋のアイデンティティという説もあるししょうがないですね~

    イベントまであと一週間くらいになってソワソワし始めました。一番心配なのは、新潟は寒いのかどうか、ということです…。今日はマジで「これ半袖でいいな」という気温だったので…。雪が降ったりしたらもう泣くしかない…(西国は雪に対して脆弱)

    WAVEBOXやサイトの♥ボタンポチポチありがとうございました!

    あと新刊!とらのあなでもすでにたくさんご購入いただいているようでありがとうございます!私はまだ現物を見ていないので不備等がないことを祈るばかりです…もしもうお手元に届いたよという方いらっしゃいましたらどうか表紙の特色がきれいに出ているかどうかだけでも教えてほしい…いややっぱりイベント会場での対面を楽しみにしたい…アンビバレンツ…感想は常に熱く受付中でございます、よろしくお願いいたします。イベント前に言うことではないんだなこれは。

    やったねたえちゃん、便箋が増えたよ

    なんでだよ

  • 2025.3.20 イベント情報

    2025.3.20 ガタケット180 >>特設サイト
    @新潟市産業振興センター >>MAP

    スペースNo. I-27a NYABUSAKA

    ▶ 頒布物 – 本
      新刊:ちいさくなったね けんしんちゃん
         サンプル 通販>> とらのあなBOOTH
      既刊:八華繚乱川中島捲土重来川中島流転/碧落 
         通販>> BOOTH

    ▶ 頒布物 – グッズ
      ステッカー:全6種
      アクリルスタンド:全2種

    ステッカー!かわいい!(自画自賛)
    右上は無配ポストカード(というか裏面にいろいろ書いてるのでポストカードサイズのフライヤー)です
    ステッカーは大量にあるのでイベント後BOOTHに突っ込んでおきます。ポストカードフライヤーも余ったら梱包にねじ込みます。

    こっちのステッカーは自分用に作ったやつの余りです。
    上二つは蛍光のシートに印刷+耐候フィルムを貼ったもの。フィルムは耐水・耐UVらしいけど本体が所詮紙なので屋外用途にはたぶん向かない…。
    一番下のは耐候用紙にUV印刷なので屋外用途にも耐えうると思います。そこはかとなく風林火山。…風林火山なんだよ…!
    大きさバラバラだけどめんどうだから全部1枚100円です。

    アクスタはイベント限定で、2体セット購入の場合1,500円とさせていただきます。あと2セット分しかないんですが…。
    ※頒布物はイベントと通販で価格が異なりますがご了承ください。

    調子に乗ってブースクロスを発注しました。当日↑のイラストを机の前に下げております。あと同じ絵柄で無配ポストカードも作りましたのでよかったらもらいにきてくださ~い!

    あと当日の動向(スペースにいる・いないなど)はXでつぶやくようにします、なるべく…

  • 灰と川中島(コール・ラヴァ)

    一.

     浅い眠りから目が覚めたのは、わずかな息苦しさのせいだった。
     裸の胸の上に、太い腕が乗っている。瞬間浮かんだ「どうして」という疑問は、二人並んで朝を迎えたこの状況に対するものではなく、この男がまるで子供のように私を閉じ込めている事実に対するものだった。
     男の顔を見る。眠っている間も精悍な眉目はちっとも緩んでいない――いや、この男はもう眠ってなどいない。狸寝入りが通用すると思われているのか、それとも感づかれたとてどうでもいいのか……どちらにしろ、私よりも十は年上だろうこの男は、私を警戒こそすれ、脅威とは感じていないらしい。それでよかった。わずかな警戒もそのうち解けてしまえばいい。見くびられるのは、本心を言うと癪に障る。それでも、昨夜一瞬だけ感じられた、たじろいだような気配、それだけが私をわずかに満足させていた。
     朝日が眩しい。カーテンは昨夜からずっと開いたままだった。ホテルの高層階なのだ、誰も見てはいない。そう言う男の言葉はもっとものことだが、言い返す余裕は悔しいけれどそのときの私にはなかった。
     何もかもが疎ましい。
     男の腕から抜け出すのに気遣いはしなかった。起こした上半身はともかく、腰のあたりは重く気怠い違和感が残っている。私を堕落へと引きずり込んだ男は、まだ夢を見ているのだと静かに訴えている。子供のように。
     その額に指先で触れても、前髪の一房をさらってみても、石のような眠りは解けない。
     いっそ口づけでもしてみましょうか。
     そんな一言を出しかかって、やめた。その唇に一晩中何をされたのか思い出して。思い出した瞬間、汗やら体液やらがまとわりついたこの体が疎ましくなった。何より疎ましいのは、戯れている最中はそんな気がかりなど何一つ感じなかったこと。感じられないほど、いいようにされてしまったこと。
     私は体だけでなく、意識までがめちゃくちゃに作り替えられたような気がした。かといってこの男にすべての責を押し付けるわけにはいかなかった。抱きすくめられて口づけられた瞬間の昂りに蕩けてしまったのは紛れもない事実なのだから。
     わかっていても、頭から水でも浴びたい気分だった。
     ベッドから抜け出した私を、彼は見送ることもしない。それに少しだけ腹が立ったのは、どうしてだろう。 

     二.

     目を開けたとき、その女の姿はなかった。
     眠りから覚めたのはいつだっただろうか。気づいた時には瞼を開かぬまま、布と肌が擦れる微かな音と、感情の読めない吐息を聞いていた。まだ夢を見ているふりをしながら聞くには悪くないものだった。女は何も言わず、ベッドからするりと下りていく。俺の空寝などとうに見切っているくせに。
     裸足の足音が聞こえなくなると、遠くから滝のような水の音がした。バスタブに湯を張っているらしい。
     目を開ける。見上げた天井を白い光が横切っている。夜の間からカーテンは開け放ったままだったらしい。そういえば最中、カーテンくらい閉めろだのなんだの、あの女が四の五の言っていたのが頭の片隅に引っかかっている。思い出し、我ながら呆れてしまった。熱をすべて吐き出した今となっては、自分が青二才に成り下がった居心地の悪さしかない。
     サイドテーブルに手を伸ばし、煙草に火をつける。いつもよりも深く吸った一口目は、いつも以上に不味かった。
     昨夜の煙草は旨かった。思い返すだけで体がむずがゆくなる。熱が残っているのか、新たな熱を植え付けられたのか。灰を落としながら、どちらでも同じだ、と思った。
     シーツに皺を残していった、正体不明の女。
     猥雑な街の空気を纏わず、それでいて酸いも甘いも何もかも知ったような顔をしている。濁った目を向けてくるくせに、その姿態は何も知らない無垢のままにも思えた。
     何より官能に貫かれるあの瞬間の、わずかな気配。生まれて初めて体を暴かれる怯えと、俺には一生わからぬ種類の諦観が、確かに感じられた。
     『まさか。』
     信じられなかったのは、俺自身の内に罪悪感のような気持ち悪さが生じたことだった。
     今更だろうという思いもある。反面、今になってもまだ光の一筋を見離せない自身に苛立ちもする。所詮この身は堕ちきることもできず、その事実に未練がましくしがみつくばかり。
     だからだろうか。死んだように静かに眠る、確かに脈打つ白い肌に触れたのは。半ば穢されるように求められても透明なままの魂に嫉妬したのは。
     水の音が聞こえる。俺は、水のようにこの腕をすり抜ける、あの肉体を幻視していた。



     三.

     広すぎるバスタブに湯を張っている間は、シャワーヘッドからの湯は出なかった。外観の豪奢さとは裏腹に、設備自体は大したことはないらしい。宿泊料に見合わぬ中身に鼻から息が漏れる。しかし虚飾と欺瞞の街には似合いだし、何よりも今の私にはお誂え向きかもしれない。
     私はバスタブの底に腰を落ち着けて、ぬるい湯がこの身を覆うのを待った。間違いなく人生で一番、時間を浪費している瞬間だと思えた。
     滝のような音を聞きながら、とりとめのないことを考える。考えようとする。いつまでも昨夜のことを思っていたくはなかった。いつまでもつまらないことを惜しむ、少女のような心でいたくはなかった。
     膝を抱えた私の足元から、水の底がせりあがってくる。飲み込むなら飲み込んでしまえ。溺れられるならいっそ溺れてしまいたい。もう何も考えることもなくなれば幸福だろうか。例えばあの男の情婦になったりして――馬鹿馬鹿しい。なれるほど自棄でいられたなら、今という瞬間は訪れなかったのだから。
     乾いた小さな音をこの耳が拾った。客室とバスルームを隔てるドアが開く音。腹のあたりまで漬かったまま、私は何もしなかった。思っていたよりも冷えていた体は、半端なぬるま湯から抜け出せないのかもしれない。
     男は当たり前のような態度で浴室に姿を現した。
     私は、この男のこれまでの人生を伺えない。鍛え抜かれた肢体には傷一つないのに、だからといってこの男の纏う雰囲気は死線に縁遠いとは言い難いのも事実だった。
     その裸体が、じっと私を見下ろしている。何を意図しているのかわからないまま、私は背後にスペースを作るように体をずらす。男の表情がわずかに緩んだようだった。
    「俺を利用するか」
     言いながら滑り込んできた体が、嵩を増した湯よりも先に私を包んだ。
     ああ、また。
     嫌悪するより先に、得体の知れない安堵に襲われる。こうなってしまえば、むしろ嫌悪感の矛先は男ではなく私であるも同然だった。
    「そうですよ。おかげで早く満杯になりました」
     水面はあご先をくすぐり、両手は私の胴を撫でまわす。そこには懸念していたような意図は全く感じられず、私はなんだか期待外れな自分を恥じることすら、もうできない。



    四.

     昔、こんな映画を見たような気がした。丸いバスタブの中ではしゃぐ女と、目を細める男の姿。虚構の物語を思い出す俺の腕の中、女はただただ気怠そうに眼を閉じ、俺を背もたれ代わりにして全身を弛緩させていた。見ようによっては甘えきっているようで、あるいはすべてに投げやりな態度にも思える。たとえこの場で縊り殺されようが構わない――いや、どうでもいい、とでも言いたげな横顔。そう感じてしまうのは、畢竟俺はこの女を殺さねばならないのだろう……という予感があるからだろうか。
     名も知らない。どこから来たのかも知らない。ただ、巡り合ってしまっただけの、おまえ。
     俺よりも小さな手が、何を思ってか俺の手に重ねられる。薄い腹の上で絡む指先を、俺はどうしても解けない。
     水の音がやまない。耳の奥に張り付いたまま、あの日から俺を水の底に押し込めている。いっそ呼吸さえ忘れてしまえたなら――誘惑を踏みにじる程度の正気が残っているのが恨めしい。
     柔らかい体を引き寄せる。湯と溶け合った体温が心地よく、俺の瞼は自然と閉じていった。だらしのない有様だとわかっていながら、しかしどうこうしようとも思わなかった。
     しなやかに腕を伸ばし、背後の俺を絡め取るおまえ。
     薄い唇で作った笑顔を浮かべるおまえ。
     俺に甘え、俺を誘い、俺と堕ちていくおまえ。
     俺もおまえも、互いを知らない。知らぬまま、ひと時の戯れに耽溺しているに過ぎない。
     薄衣だけを肌に纏わせ、おまえは朝の陽ざしを一身に浴びている。何もかもは白く、腹立たしいほどに白く、ほかの何にも汚されず、染まらない。
     もしもおまえをこの手にかけるときが来たなら、かつてない歓喜と高揚が俺のすべてを焼き尽くすに違いない。
     焼き尽くし、その跡には何も、何も残らなければいい。
     ただ白い灰となること、それ以外に、何も。

    漠然と考えている黒社会(?)川中島の書きたいとこだけ書いたやつ。

  • シノワ

    入稿すべきものをすべて入稿した解放感と万能感でテンションがアレになってグラデ便箋を作っています。どうしてこうなった…でもなっちゃったからにはね…やり遂げる…

    こういうイチャい構図を描くときは大体「ビジネスイチャつき」というワードが脳裏によぎっています。いちゃつきながら見えないところで足踏んだりつねったりしているがいい。小学生かな。

    晴信の例のグラサンの形状わからないけど、バイオリニストの石田さんがかけてらっしゃるようなチンピラカラーグラスの形状だと受け取めて描きます。石田さんを例に挙げるな。チンピラとか言ってすみません。

    SteamにFF7REBIRTHが入ってることに昨日気づいたのでここの更新が滞ったら「こいつミッドガルに行ったな…」と思ってください。あれ?ミッドガル出たんだっけ?REMAKEの記憶が…

    そういえばFF8のサントラを聴きながらエンディングで〇〇〇が〇〇〇の墓参りに行く光景を思い出し、ああ…あの二人が私の死別性癖の原点かもしれない…どんなにいとおしくても添い遂げられなかった関係がヘキになってしまった一つの要因かもしれない…と、己の起源を通勤列車の中で突き付けられた気分でした。どうでもいい~

    うぉーだあいれん。

    抗争に赴く男とそれを見送るだけの女…みたいな構図のはずなのにどうしても
    「私も参加したほうが勝率上がると思いますけど?」
    「そうだな。なんならおまえ一人でも問題なさそうだよな」
    という会話が思い浮かんで仕方ない。
    ピンチの場面にフルアーマーで駆けつけてペンペン草一つ生えない焦土を作っていくに違いないな。

    グラスランド地方を走り回っています。カードゲーム、最初全然わからなかったけど奥が深くて面白い…

  • ちいさくなったね けんしんちゃん

    という感じの…本です!
    まさかホテルのコンシェルジュになっておにぎり握るとは思いませんでした~…謎のシンクロ~…

    2025.3.20発行 A5/36ページ
    今回イベント後のBOOTH通販は開始時期が遅くなる可能性があるので、スピード重視の方はとらのあなをご利用ください。

    とらのあな

    一応BOOTH

  • やりました(あと日記)

    入稿しました。本は出ます。あとは私が無事に現地入りできるかどうかです。新潟空港…使ったことないな…寿司が食べたいな…
    そういえばサークルチケットが届いたんですが、「遠方からの参加ありがとう(意訳)」という手書きのメッセージが付いていました。……うん。

    サンプルの公開とか通販の手配とかは追々…今は新潟の美味しい寿司屋を調べるのに忙しいので…

    最大早割で入稿する偉業を成し遂げたので晴信PUは大勝利間違いなしという思い込みで昼間に課金していたら始まったのはアヴェンジャーPUでした。あれ…?今日からライダーPUだと思い込んでた。思い込みの多重奏…どうして…。

    なんかシール作りたくなったのでシールを入稿しました。シールもですがガタケット180の後イベント出る予定ないしやりたいこと全部やったろ~と思っていろいろ準備してるんですがさすがにMDF板を簡易鋸で切断する作業を強いられるとはこのリハクの目を(略)

    書類を整理してたら2020年の冬インテの書類が出てきて、「ああ、これが最後に出たイベントだったな…」としみじみしてました。インテックスから新大阪までのバスのチケットとか。なつかし!なつかしいけどこれ持って帰ってよかったやつか?(不安)

    その後のイベントは感染症で中止になったりして足が遠ざかっていたので最近のイベント事情全然わからんけどとりあえずカルトンは用意しておきます。

    今後イベントに出るとしたら、ふたけっとに出たいです(人生の悲願)(ふたけっと、ご存じない方はよくよく覚悟しておググりください。R-18特殊です…)

    サイトで作品を更新したときはXで更新通知を流すようにしますが、こういう益体もないことをしゃべるときはお知らせしない感じです。Xの使い方わからん。わからんけどがんばります。フォローとかいろいろ、ありがとうございます。

    ガタケットで赤ブーの話するのもアレですが新刊カード…なんだっけあの投票券、持て余している5枚くらいを当日持ち込むので、どなたかご入用でしたらお声がけください。

  • 強い(怖)

    オルガマリークエストの話

    景虎ちゃんが最後に残った1騎、無敵も回避も使い切った、宝具で160万くらいしかダメージを与えられなかった、ここから残りのHPをクリティカル2撃で削りつくすとはこのリハクの目をもってしても読めなかった。エクストラアタックは完全にオーバーキル…晴信がドン引きするのも是非もないよね!

    晴信「あいつならそのくらいやるだろうさ。何、俺たちは運がいい。あの軍神が相手だったらこの程度では済まんだろうからな(失笑)」
    景虎「マスターマスター、やっぱりやりませんか? 24時間晴信レイド」
    ちゃんマス「そういうの二人きりでやってね」

  • 懺悔(下ネタ)

    いくらちびっこだからってこんなこと言わせていいのだろうかという罪悪感に駆られています。遅いよ!

  • 流転/碧落(簡易装丁版)

    アクスタってこういう使い方するんですよね⁉(知らんけど)

    発行日:2025.2.23
    ジャンル他:Fate/GrandOrder 武田晴信×長尾景虎 *現パロ
    版型:B6
    ページ数:表紙込み212ページ
    表紙:色上質最厚口 黒+銀印刷
    本文:美弾紙ノヴェルズ/モノクロ印刷
    遊び紙:クラシコトレーシング FS 風
    印刷:ブロス

    初回版との比較。60ページ違うのに厚さはほぼ同じなんだな…(写真撮ってないけど…)
    美弾紙ノヴェルズはやわらかくてそこそこ厚みも程よくて小説本の本文用紙として一番好きな紙です。でも初回版のページ数を美弾紙ノヴェルズでやるとネコポスの厚み(※梱包材も含む)を超えそうなので初回版はキンマリに。

    今回は表紙も紙目が正しく、紙自体薄く、本文用紙もやわらかいので大変開きやすく読みやすいです。
    ここまでしならせても表紙、ノーダメージ。
    重さは初回版とさして変わらなかったです。50gくらい軽いかな…

    これは裏表紙。初回版の表紙データに加筆したものです。
    星雲とか星空とかそういうものをイメージしていたけど刷り上がったものはなんとなく雪が降る様子を髣髴とさせるもので、これはこれでいいなあ!と満足しています。
    最初はミランダ黒に銀を予定してたけど色上質黒でよかった。これがよかった。
    九井涼子先生の「ひきだしにテラリウム」というコミックスの装丁が、カバー下の表紙が多分色上質黒に銀で宇宙(収録作の1シーン)なんですけど、それを参考にした紙と刷り色の組み合わせです。

    今回は扉ページをほぼオミットしたので遊び紙のすぐ下が目次ページです。

    クラシコトレーシング 風。初めて使いました。星くずしと似て非なる紙。こっちは雲っぽいかも。
    ブロスさんは常備在庫・非常備在庫の紙のリストをウェブサイト上で公開されていて、そこに載っているものなら大抵使えます。助かる。
    ただしオンデマンド本はセットで使えるもの以外は使えないみたい。持ち込み表紙はOKですが、他社のオンデマンド表紙はどうなんだろう。掲載されている印刷所以外のオンデマ表紙持ち込みOKだった話をどこかで見たことあるけど…私はカンビさんの表紙持ち込みしかしたことない…。

    ところでトレペ遊び紙はパリパリになるというけれど、星くずしは今まで一度もパリパリになったことないのでそういう意味でも重宝してます。

    今回再入稿RTAをしたせいでどこかにミスがあるだろうなあ~とは思っていたけどやっぱりあった。
    「巫山の雨」のフッターが左ページだけ違うフォントに…ああ…
    あまり目立たないかと思います…何卒ご容赦ください…

    あと上の写真だとフッターがななめってるように見えますが実物は水平です。なんでこんな風に映ったのかよくわからないけど写真だけです。(写真撮るのが下手なだけでは…)

    印刷:BRO’S

    大好きな推し印刷所の1つです。
    印刷きれいだし製本かっちりで美しいし〆切遅いし印刷早いし箱は頑丈だし何より美弾紙ノヴェルズが使える数少ない印刷所なので!
    マイページで入稿履歴確認したら今回で10冊目の依頼でした。今後もお世話になります。
    あと何よりうれしいのが、請求してもらえる表紙用紙見本にはすべての紙に「T目」「Y目」の表記があり、仕上がりサイズごとに順目になるのか逆目になるのかがこちらでわかるということ…!(昔は記載なかったかもしれないけど、多分今の見本にはある!)
    大体の印刷所が紙目ランダムなために入稿後に「順目で印刷されてくれ~…」と祈るしかないところブロスさんは最初から順目仕上がりの紙を選べるわけです…厚い本向き…
    そういうわけで小説の分厚い本を出したいときにはたいていブロスさんにお願いしています。過去に180ページくらいの再録本を2冊お願いしたけど本当に読みやすかった。おすすめ。オフセットとオンデマンド両方お願いしたことありますけどどっちもきれいです!おすすめ!岡山の食べ物は黄ニラが好きです!あとホルモンうどん。めちゃ美味しい。印刷所関係ないな。

  • 日記

    眼精疲労!(挨拶)

    ガタケット180の新刊表紙はこんな感じです。(未完成)
    このけんしんちゃんは晴信の股をくぐれそうだな…たびたびくぐっては晴信に渋い顔されててほしい。

    「流転/碧落」簡易装丁版の発送通知が来たので週末をめどにBOOTHに追加して通販開始します。
    開始したらTwi…Xに投稿します。

    絵文字たくさんありがとうございました~!

    バレンタインイベントの一言。
    なぜかバスター宝具だと思い込んでしまいドラコ―にバスターがすごく強化されるチョコをあげてしまい申し訳ない。アーツがすごくなるチョコは謙信ちゃんにあげちゃって…
    ところで謙信ちゃんのあの空間には晴信も呼ばれたのか? 私は晴信のチョコのお返しの際に景虎ちゃん/謙信ちゃんが居合わせていると思い込んでいます。軍神にはおごってやらない甲斐の虎。
    川中島は来年からチョコのお返しは二人まとめてでいいですよ、ちゃんマスに二人のデートを見せてください。私の、たった一つの望み。(最近謙信ちゃんの宝具BGMが「UNICORN」に聴こえる)

  • MDO(マジでどうでもいいお知らせ・再入稿RTA日記)

    「流転/碧落」簡易装丁版のフォントが変わりました。ど、どうでもいい…

    どうでもいいけど事の顛末を備忘録的に書き留めます。あるいは再入稿RTA日記。

    簡易装丁版はブロスさんに入稿しましたが、原稿に不備があるとの連絡がありまして、その不備を解消するためにフォントを変更せざるを得なかった(その変更が死ぬほど大変だった)というのがおおよそのいきさつなわけです。
    ブロスさんには2019年以前には大変大変お世話になっておりまして、データの不備などあるはずが…と思っていたんですが、私の原稿作成環境が当時と異なっているのが不備の原因でした。

    原因:Wordで作成した文書を、JUST PDFで書き出したせい。

    言われてみれば確かに、2019年以前はWord作成⇒名前を付けてPDFで保存で書き出ししてたんです。
    ではなぜ今回JUST PDFを経由したかというと、

    原因:筑紫オールド明朝がPDFで書き出せなくなっているせい。

    最初はね、Word→PDFに保存にしようとしたんです。でもなぜかPDFドキュメントを開くと文字という文字がすべて消し飛んでいる。まさに漂白。ジャンル関係ないと思うけど。
    ただどういう理屈なのかわからないけど、JUST PDFをプリンターとしてPDF保存するとモリサワフォントも書き出せる。
    それでプリントオンには入稿できてたし不備連絡もなく印刷されたものもまったくおかしなところもないので今回も意気揚々と入稿したらコーリングフロム岡山(ブロスさんは岡山の印刷所です)

    ブロスさん「サイトにも書いてますけど、JUST PDFでPDF化した文書は印刷すると文字が太る可能性があるので不備として連絡してます(要約)」(実際はめっちゃ丁&寧でした。)

    困惑しながらも「再入稿します!」と言って電話を切った後、サイトを見たら確かに書いてある…
    https://www.bros-comic.co.jp/nyukou/pdf_make.html

    「JUST PDF」で作成されたPDFデータについて
    「JUST PDF」で作成されたPDFデータについて、印刷すると文字の一部が太るという現象が発生しております。
    おそらくフォントがアウトライン化(画像化)されていることが原因と推察されます。

    ほんとだ…(どっと沸きだす冷や汗)

    それから約30分かけて再入稿RTAしてたんですが、大体こんな感じ。
    ・最初は「この筑紫オールド明朝は一太郎のバンドルだからWord嚙ませたら変になるんか?」という斜め上の推測をして、AdobeFONTでアクティベートした筑紫オールド明朝に書き換えてやってみたもののダメ。
    ・もうフォント自体を変えるしかないことを思い知り、代替フォントを探すもよさげなフォントは「――」が「― ―」になってしまい、まあしゃあねえここだけMS明朝にでもすっかと思って置換しようとしたら該当箇所が200個所を超えたのでWordがボイコット。誰だこんな原稿作ったやつ。殴りたいけど自分の顔しか思い浮かばない。なんてことだ。
    ・Adobeフォントのプレビュー画面で文章と「――」を打ち込んできれいに表示されるものをようやく選んで変換して、あーフッターの章タイトルも変えなきゃ…セクションごとに変えなきゃ…誰だこんなめんどくさい原稿作ったやつ…俺!俺俺俺俺
    ・ここまでやってようやく再入稿用のPDFができたので差し替え依頼完了。ちょっと余裕ができたのでPDF書き出しできない答えを求めてネットの海をさまよいこんな記事にぶち当たる。(埋め込みリンクがめっちゃ左に寄ってるけど解消方法がわからん!)

    ・この記事を読んで「筑紫明朝がPDFに書き出せないのは私だけではないのか?」と謎をふかめつつ余談まで差し掛かって「あっ」てなる。
    このBIZ UD明朝で作ったな…え、「ちょっと縦書きでがたつきがある?」⇒PDF見る⇒ほんとだ…しかも「追憶」の最初のページのフッターが「蕩蕩」になってる…(NEW!)
    ・差し替え依頼かけておいてあつかましくブロスさんに電話して「すみません本当申し訳ないんですがもう一回差し替えてよいでしょうか…」⇒「いいですよ、大丈夫です!」 昨年旅行などで岡山を何度か訪れたんですが岡山の人めちゃくちゃ優しくてLOVE岡山…ってなってたところにこれだったのでもう岡山にふるさと納税しようかと思います(感謝のベクトルがおかしい)
    ・それでもっかいAdobeFONTで探してたら、「しっぽり明朝」が「筑紫オールド明朝」にそこそこ近く、かつ「――」もきれいに表示され、ちゃんとWORDからPDFに書き出せたのでやっと「しっぽり明朝!君に決めた!」の覚悟を決めてPDFドキュメントを作った…
    ・…もののなぜか「!」が斜め「」になっていたり、部分的に行頭字下げが消えていたり、何度かPDFを作り直す羽目になって、なんだろうなこの地獄…と己の人生を悔い改めながらなんとか17:30までに差し替え入稿でき、18時直前にブロスさんからOKのメールが届いたというわけです。

    長い!

    そういうわけで簡易装丁版のフォントが変更になりました。BOOTHのページは昨日サイレント修正しています。

    こんな差誰も気にしないよ!と思いつつも、なんかこう、こういうことがあったんですという話をしたいがためにこんな記事を一時間くらいかけて書きました。
    結局なんで筑紫オールド明朝はWordからPDFに保存できないのか謎のままなので、有識者がいらっしゃったなら教えてください…。

    余談。ブロスさんのWEBサイトに、PDFのフォントがアウトライン化されていないことの確認方法が載ってたんですが、

    「Acrobat Reader」でPDFを開きテキストを全選択していただくという手段があります。
    全テキストが選択されている場合は問題ありませんが、選択されていない箇所がある場合、
    その箇所がアウトライン化されている可能性があります。

    こことても有用でした。上のNOTE記事で「JUST PDFでもPDF/X-1a 2001形式」に書き出せるという情報を知り、それまでその形式じゃなかったものを作り直してみたものの、この方法で確認したところ結局アウトライン化されている箇所がかなりあったのでしっぽり明朝で作り直したデータを最終版にしました。こちらは同じやり方で確認したところきちんと全部アウトライン化されていなかったので問題なく入稿受付してもらえました。

    さらに余談。ところでブロスさん、13日の夕方にこんなドッタンバッタン大騒ぎしてたのに14日の昼に注文詳細ステータスみたら「印刷完了」になってたんですよ。はっ…早…。知ってたけど早…。
    (昔ブロスさんに入稿した翌朝10時、入稿から12時間経ってないのに原稿にミスを見つけて差し替え依頼出したら「え、もう刷りました(製本はまだ)」と言われて驚愕したことがある。差額払って一部刷りなおしてもらった)

    教訓:原稿の不備に気を付けよう。印刷所のマニュアルはよく読もう。

    反省してます……

  • 日記

    予告通り「流転/碧落」の通販開始しました。大変長らくお待たせしました、申し訳ありません。
    早速ご購入もいただきありがとうございます。昨日中にご入金確認できているものについては発送完了しております。
    クロネコの営業所で荷物の厚みと重さをきっちり確認されました…厚くて重い荷物が届くまで今しばらくお待ちください。(もしかしたらお住まいのポストの投函口サイズによっては入らず手渡しになるかもしれません…すみません…)
    あっ雪の影響で一部の地域で遅延の可能性があるそうです。こちらご確認ください。
    お詫びにさらにおまけをつけるとかなんとか言ってましたけどまったくそういう時間的余裕がなく…これ以上お待たせするのもなんですので当初のおまけ(裏話冊子としおり)を同梱して発送しております。
    お楽しみいただけると幸いです。

    ガタケット新刊の一コマ。今のところ順調…だと思います。

    絵文字ぽちぽちありがとうございました!

  • 流転/碧落

    発行日:2025.2
    ジャンル他:Fate/GrandOrder 武田晴信×長尾景虎 *現パロ
    版型:B6
    ページ数:表紙込み272ページ
    カバー:ホログラムペーパーレインボー+白印刷+ザラマットPP+アバロンシルバー箔
    表紙:ミランダ黒+モノクロ印刷
    本文:淡クリームキンマリ72.5kg/モノクロ印刷
    遊び紙:トレーシングペーパー星くずし白
    印刷:プリントオン(オーダーメイド)

    無茶苦茶装丁迷った本でしたが梱包を解いた瞬間に「予想通り!」と思えたのでよかった…

    ホログラムペーパーは紙自体がぎらぎらレインボーですが、マットPPをかけるとぼや~っと上品な光り方になります(試し刷りでその変化を確認した)。
    マットPPをかけた上にエンボスニス加工をするつもりだったんですが、話の内容がシリアスだししっとりめな装丁がいいのでは?と悩んでいたところに「アバロンシルバー箔を押せ」という天啓が下りてきたので方向転換しました。
    マットPPにエンボス加工はプリントオンさんがこちらで紹介されています。一度やってみたい
    アバロンシルバー箔と紙の相性は正直に言えば目立ちません。でも今回はそこがよかったな、と思える仕上がりでした。
    マットPPも今回ザラマットPPというものにしてみたけど想像以上によい…手触りが若干ざらっとしてて気持ちいい…あとマットPPは傷つきがちだけどこっちのほうが傷つきにくそうな感じはします。(一応手袋付けて梱包しますので!)

    カバー下の表紙はミランダ黒にモノクロ印刷です。傾けると印刷が見えるよ。
    本当は銀印刷がよかったけどプリントオン、白と蛍光ピンクはあるのに金銀トナーはないのが個人的に無茶苦茶惜しい。悔しくて血迷ってカバー下にも銀箔押そうかと一瞬思ったけどこれでよかったです。
    ただ表紙の紙目が逆で開きにくいのがな…なんで逆なんだ…?(読めなくはないです)

    遊び紙は星くずし。困ったときの星くずし。そこまでこだわってなかったけど、これが今回非常によくハマった感じ…。

    扉が波濤のような写真なんですけれども、これに星くずしが重なると波のしぶきのように見えて無茶苦茶いいじゃん…!と…。予想してなかった効果が得られてとてもうれしい。

    おまけ本。カバー下の表紙を流用しています。こちらはミランダあい。

    おまけしおりです。こちらはミランダスノーホワイト。本当はスタードリームにしようかと思ってたけどミランダミランダときたのでもうミランダ祭りじゃ!と…
    スタードリームはいつか使いたいね。

    いつもの。
    フォント:筑紫オールド明朝、9pt

    反省点

    重い。
    大きさのわりに本がめちゃくちゃ重い。280gある(測った)。昔出した、A5で180ページくらいの本が同じ重さだけどA5でこれは許容できるがB6だとなんか無茶苦茶重く感じられる。本文用紙キンマリにすると重いんだよな…そうだよな…でも軽いからと言ってコミック紙にしたら背幅が2センチとかになるページ数なので…ほんと…どうしたらいいんだ…同人誌作るの難しい…

    そこだけ納得がいかなかったので、簡易装丁版を2/23付けで発行します。もう入稿した!

    BOOTH:流転/碧落

    どうぞよろしくお願いします~

  • 偶然は2回まで

    新刊の発送連絡がまだ来ない一方で、ここ数日の間に2件連続で「注文は確かに受けていたのに処理を忘れていた」事態に遭遇し、「まさか新刊刷られてないとか…そんなことはないよな…」と戦々恐々しています。もし刷られてなかったら笑うしかない。
    松井さん(機動警察パトレイバー)曰く、偶然が3度続いたら何かあるそうなので、もし刷られてなかったらお祓いに行きたいと思います。

    いや刷られててくれ…

    2月のPUのスケジュールにライダーが入ってなくて半分以上ほっとしました。まだだ、まだ慌てるときじゃない。晴信ゆっくりきてくれ。その間にせこせこ石を貯めるから!
    マスターレベル上限解放ありがてえ。この調子で絆上限解放も頼む(またコインで悶着しそうだけど)

    新刊の原稿の息抜きに、イベント用のあれとかこれとかも準備しています。時々ぼんやりと「やっぱ宣伝的なアレでXのアカウントがあったほうがええんか?」とか思うけど思うだけで何もしない…アカウント作るとき死ぬほどめんどくさいしな…今後も平家の落人伝説がありそうな秘境的立ち位置でいきます。

    絵文字などなどありがとうございます!勝手に原稿への応援だと脳内変換して勝手に励まされています!感謝!

  • お知らせ日記

    日記なのかお知らせなのか。

    予定ではもう新刊の通販を始めているはずだったんですがまだ納品されないので何もできなくて…冬…。発送用の資材を買い込んで準備だけは万端なんですが…

    これまで入稿してから2週間くらいで発送通知が来てたので、今回もそのくらいかな~と高をくくっておりましたがよくよく考えたら42ページでせいぜい特殊紙に6C印刷表紙の本と、272ページに箔押しした特殊紙カバー巻きの本の納期が同じわけがないわな…と…というわけで私の皮算用ミスですごめんなさい。通販開始は2月上旬になる見込みです。(とか言ってたら明日あたりに発送通知来ないかな~)

    なんとなく新刊の道筋もできました。カップリングでもあり疑似親子でもあるようなそんな本の予定だけど私は私が描いたネームを一切信用していないのである日突然方向転換するかもしれない。

    ところで新刊が届いていないのに新刊とは……? …?

    イベント参加が久しぶりであれこれ準備するのがなんかとっても楽しい!できることならダイソーとかセリアに入り浸って設営に使えそうなものを物色したいし展示用什器やら包装資材を扱うお店にも行ってみたいけどまずは本をね、本を仕上げないといけないからね…締め切りまでに存在する「原稿のためにフルで作業できる土日の数」を数えてちょっと焦っています。でもバレンタイン漫画も描きたい。両方やらなくちゃいけないのが強欲なオタクのつらいところだな。(無計画なオタクでもある)

    あと今気づいたんだけど、4コマって1ページあたり8コマもあるんだね…普通の漫画よりコマの数多いわ。全然楽できないのでは?気づくの遅いのでは?

  • 日記

    初めて手に入れましたよ…無記名霊基ってやつをね………

    ちまちま回してたけど一向に来てくれず「まぁええか…もう…」って思ってたものの12:48にイマジナリー安西先生に諭されて(幻覚)回したら来てくれましたよ…ええ…ほんとにもう…天井じゃないけど本当に「天井ではない」だけでした…(数えたくないし数えてないけど石は多分500以上消えた)

    一体私が謙信ちゃんに何をしたというのか。
    …しましたね、お仕置きわからせ三昧。おかわりいっとくか?ん?

    晴信PUはゆっくり来てくれ…いや一刻も早く重ねたいのは山々なんだけど……傷は深いぞがっかりしろ

    こういう少女漫画なトーンワーク(って言うのか?)大好き。

    次の本(川中島はこんなことしない)の装丁を印刷所に相談したら「できらぁ!」の回答だったのであとは原稿を完成させるだけです。6割くらいはできてる…ことにしたい。

    先週急に天啓を得たので3月のガタケットに参加します。一度出てみたかったし越後だし(??)
    2か月ないけど何を用意するのかなーんも考えていません。まあどうにかなるやろ…

    申し込んだぜ。行動力の化身。合言葉は「俺より遠くから来た奴に会いに行く」です。800km先からボンバルディアで参加します。対戦よろしくお願いします。そういうイベントじゃねぇからこれ!

    絵文字ありがとうございました~!

  • 川中島はこんなことしない – 川中島とプロポーズ

    2025/1/26 おまけ1枚追加

    2枚目はややセンシティブかもしれない

    これにて年内の更新は終了です(よっぽどのことがない限り)

    どうぞみなさまよいお年をお迎えください。

    景虎「乾燥機に耐えられないような軟弱な子はうちにはいません」

  • 川中島はこんなことしない – 三太刀七太刀川中島

    2025/1/25 おまけ1枚追加

    川中島のほかに含まれるカップリング:坂本さんとお竜さん

    坂本さんが似ねぇ~~~~~~~~~~~

    おまけ

    武田二十四将審議開始(シールサーティーンディシジョンスタートっぽく)

  • 家内制手工業

    先週の大河ドラマに触発されたわけではない(多分)けれど、初めての糸綴じ本を作ってました…の記録。

    使いたい紙とインクの関係で表紙と本文を別の印刷所で刷ってもらい、納品されたものを手作業で綴じます。
    本当はホチキスどめの中綴じ本にするはずだったのにテンションがおかしくなってこんなことに…

    まず紙を折り、しっかりと折癖をつけるためになんかこう丸みのあるものでしごくように押さえるわけですが…丸みのあるものが何もなかったので昔買った横山三国志の「だまれ」マスキングテープ…「だまれ」しか持ってねえ…

    本来の用途では一度たりとも使われない気の毒なマステ。
    表紙はいつものプリンパ。ここは毎回紙目が順目なので今回も折りやすくほっとしました。印刷もきれい。こんな細かい文字よく出るよな(その原稿を作った人間が言う)

    表紙を折り、本文も折り。

    折ったら糸綴じのための穴を空けます。いちいち長さを計っていられないので適当なボール紙に位置をマークし、それを現物にあてて目打ちを刺す。四か所空けました。

    本文用紙はモンテシオンです。初めてつかったけどラフで嵩高な感じ好きかも。(その分折るのはちょっと大変)
    印刷は夢工房まつやまにお願いしました。恐ろしいことに14時に入稿したらその日の18時に発送連絡が来たんですよ…?到着したのは翌日の14時前…時空歪んでんのかな…
    追加料金なしで色刷りできるので、表紙に合わせて「あい」にしました。とてもきれい…また使わせてもらおう!

    穴はこんな感じ。表紙まで貫通してなくてもとりあえずよし。

    製本用の糸(蠟引き糸?)がベストなんでしょうけど、今回はほぼ思いつきなのでセリアで見つけた刺し子糸の赤を。表紙がミランダの藍なので好きな色の組み合わせにしました。
    50~60センチくらいに切った糸(いい加減なので厳密に計っていない)の両端をそれぞれ針に通します。これはたぶん毛糸用のとじ針だと思う…(その辺にあったのを使ったのではっきりわからない)
    刺し子糸が通る刺繍針(クロスステッチ用とか)でもいけると思います。

    両端を、4か所空けた穴の、中2つにそれぞれ通す。

    それぞれ通した針を、表紙側から隣の穴の中に通してまた元の穴から外に出す(伝われ)

    ここまで出来たら針を外し、

    結ぶ。一度堅結びして蝶結びする感じ。ひっくり返った蝶結びしかできない人間が結んでいます…

    これで完成…ではなく、どうしても本文が小口側から数ミリはみ出すので化粧裁ちします。

    こまめにカッターの刃を折って、新しい刃で一思いにスパッと行くのがきれいに切るコツのような気がします。

    これで一応完成。

    刺し子糸は綿なのでボワッとしちゃうのが玉に瑕ですが、なにせ蠟引き糸どこで売ってんだろうレベルなので、初の糸綴じ本としてはまあいいんじゃないかなと。満足しております。
    思ったより時間はかからなかったけど、これは本当に極少部数だからできる作業ですね…。でもここ数年は「最小ロットだからこそできる装丁」って楽しいな…と思いながら本を作っています。昔3桁部の本に、自分でカバーを裁断して手巻きするという作業をしたときは割ともう「二度とせん…」って思ったので…少部数LOVE…

    ちなみに、これは今度の本のおまけ本です。その本自体はまだ納品されていませんが…まあ2月には!BOOTH通販開始できるかと!多分!

  • 画像はイメージです

    グラデ便箋ではないけれど限りなくそれに近いものを作っていたら懐古的な気持ちになって「プリントあっぷる」のWEBサイトをWEBアーカイブで眺めていたらこんなにも時間が…追い謙信ちゃんは来ません…

    感想・絵文字ありがとうございました! 絵文字が示す謎の数字に惑わされています…

  • 流転裏話 1/15更新

    裏話あれこれ(今後も更新予定)

    名前
     二人の名前は本文中では「晴信」と「景虎」表記ですが、実際は全然別の、時代に合った名前かもしれません。作中も、本人たち以外はこの名前で呼んだりしていない(はず)。

    晴ノッブカー(黒雲)
     父が所有しているスーパーカー(ラン某ルギーニとか某ラーリとか)が欲しかったけどさすがに新入社員の給料では買えないことなど百も承知だったのでぶっちゃけ妥協した。某ディのクーペをイメージ。新車かもしれないけど生産終了モデルを中古で見つけたのかもしれない。色はもちろん赤。言わずもがな車高が低いため景虎ちゃんは「乗り降りしにくい」と思っている。(口には出さない)会社の後輩に譲られた後も大切に乗られている模様。

    景虎バイク(放生月毛)
     排気量1,100ccの大型車。メーカーは某wasaki(緑)か某zuki(白)。景虎ちゃんは足が長いんだからシートをいじらなくても余裕の足つきに決まってるだろ! きっと教習所では男女問わず憧れの的だったに違いない。学生時代は中古でいわゆる中型車を買って乗り回していた。タンデムはし(たく)ない派。ヘルメットはフルフェイスだと思います。きっとあまりの格好良さ&美しさのせいで出先で声を掛けられまくりうんざりしたのも乗らなくなった理由の一つかもしれない。信頼のおけるディーラーを通じて新たな主と巡り合い、大事に大事に乗られていることでしょう。

    景虎の家族構成
     父:特段虚弱体質というわけでもなかったが、妻を亡くしてから体調を崩しがちになり、数年後に亡くなる。
     母:景虎が小さいころに病没。優しくて聡明な女性。
     兄:幼少期から病弱。わんぱくな下の妹がうらやましくてしょうがなかった。三十代で病没。
     姉:母を幼くして亡くし、父も兄も病がちという状況で気を張って頑張っていた苦労人。妹につらく当たった自覚もあったので悔やんでいた。優しい夫と幸せな家庭を築いている。

    晴信の家族構成
     父:某県でそこそこ大きな建設業を営んでいる。いわゆるワンマンだけど経営は順調。長男(晴信)は非常に優秀だった一方次男が平凡だったため次男をことさら褒めて伸ばす教育をしたところ長男との折り合いが悪くなり大学進学と同時に家を出られてしまう。本当は長男に会社を継いでほしい。頑固で意地っ張りなところが父子で似ている。実家に戻ってきた息子に再婚を勧めたら激怒されてしまい、あまつさえ妻と娘たちにも呆れられて反省。都会でやりたいことがあるならそれを支えてくれる人を見つけたほうがいいんじゃないかという父心だったらしい。その後は見守ることに徹した模様。孫は全員かわいい。
     母:いわゆる肝っ玉母さんタイプ。会社の経営がうまくいっているのはこの人のおかげ。
     姉:晴信とは少し年が離れている。世の弟というのは姉に尽くすために存在するという持論の持ち主。とは言うが弟と妹はみんなかわいい。夫もかわいい。
    弟&妹:県外に出た兄を頼ってたびたび遊びに出てくるので晴信はソファベッドをわざわざ残した。やさしい。
    総じて家族仲は非常によい。

    晴信の家
     学生時代はワンルーム住まい。就職してからは会社の社宅→車を購入してからは自分で借りたちょっと広めの屋根付き駐車場付き物件。少し都心部からは離れているけど部屋も広めなので許容範囲。車のローンを返済していたころに節約のための自炊術を身に着けたのでそこそこ料理ができる。キッチンが広めでよかった。ソファベッドは学生時代に使っていたもので、今は広いベッドを置いてるけど弟妹がよく泊まりに来るからそのまま置いてる。

    景虎の家
     駅近築浅1LDK。晴信の家よりは狭い。寝に帰るだけなのでもっと狭くてもよかったけど、生活の必需品ドラム式洗濯乾燥機を入れるために選べる物件がちょっと限られた。家賃はちょっとお高め。使い勝手のいい(晴信談)キッチンに立つことは稀でコンロに至っては一度も使われたことがない。レンジと電子ケトルがあればどうとでもなる。冷蔵庫はお酒冷やす場所。料理はやってみたらおいしく作れたので晴信は拗ねた。なお晴信の作る炒飯のほうがおいしいと思っているのであまり料理する気はない。ちなみにお給料は高いし晴信と交際するまではバイク以外に大きな買い物も旅行もしなかったので貯金が8桁ある。

    二人の家
     駅近築年数そこそこ2LDK。駐車場があるのと日当たりのよさ、そして大きなスーパーマーケットに近いのが決め手だった。

    婚姻について
     あれだけ倫理観がしっかりしていた発言の景虎ちゃんですが、交際を続けていくうちに「なんか別に婚姻関係に固執しなくてもこの人と一緒にいられたら形なんてどうでもいいかな~」という考えになってそう。逆に晴信のほうがそういうのわりと気にするタイプ。ちゃんと給料3か月分の指輪を用意してそう。(景虎ちゃんは別にいらないな~って思ってるけど差し出されたら無下にもできず目を丸くする例の顔グラでちょっと考え込む)

    巫山の雨の裏側で
     景虎がシャワーを浴びている間の晴信は、パジャマの下も置いていくべきかどうかでずいぶん悩み、慌てて爪を切って整えながら「やっぱ髪も洗うべきだったのでは?」と後悔したり、いったん落ち着こう…と呼吸を整えながらもこれからのことを思い浮かべては額を片手で覆って大きく息を吐いたりと、つまりドドドド緊張していたわけです。とりあえず使い物になってよかったね。

    ナイトウェア川中島
     晴信:夏はTシャツと半パンみたいな恰好で寝る。それ以外の季節はスウェット上下。真冬はあったかインナー着用。
     景虎:基本的にオールシーズン、その季節にあったパジャマを着ている。寝るときは通年ノーブラ派。それがどれだけ晴信を惑わせるか景虎は知る由もない…。
     ちなみに共寝の際は晴信のTシャツまたはスウェットの上を景虎がぶんどって寝るので晴信はパン一で寝ざるを得ない夜もあるとかないとか。あいつ掛け布団もぶんどるんだよな(晴信談)

    子育て生活
     わずかな時間であっても二人で過ごした思い出のある家を去るのは耐えがたかったものの、一人きりで働きながら子供を育てる自信がなかったため晴信は実家に戻り、父に頭を下げて実家で働かせてもらう。現場仕事に行かせたのは、体を動かしていれば余計なことを考える暇もなくなるだろうという不器用な父のやさしさか。子(娘)は、父はもちろん祖父母と叔母にかわいがられてすくすくと育つ。ときどき母方の伯母もやってくる。

    景虎is watching you…
     景虎を亡くして間もないある日の夕方。遮断機が下りた踏切の前に佇む晴信。会いたいという一心が心を惑わせ遮断機をくぐろうと手が伸びる。そのとき、
    「晴信」
     懐かしい声が聞こえた、気がした。振り返ると見覚えのある白い人影が視界を横切っていく。なんだ、おまえ、そこにいたのか――踵を返して追いかける晴信。しかしどこを探してもその姿は見つからない。当たり前だ、あいつは白い灰になったのだから。落胆と悔しさを隠さないまま項垂れる晴信。
     そのあとも思いつめて行動に移そうとしたときにはその声が決まって聞こえた。後々になって、引き止めようとしてくれたんだな…と、晴信の胸はあたたかくなるのだった。

    約束の地
     結局二人は何を繰り返していたのか、最後に流れ着くそこはどこなのか。奪った命の数だけ輪廻転生を繰り返す二人がその合間に川中島で会ったり会わなかったりしているのかもしれないし、サーヴァントのままの二人がなんらかの魔術で強いられているだけの都合のいいユメなのかもしれない。なんであれ二人が死の間際に考えていたのは互いのこと(あいつ殴りてぇ/決着つけたい)だったらいいし、繰り返すうちに思うところも変わってくるといいなあと思っています。
    「碧落」のラストは繰り返しのイレギュラー判定です。あそこに信玄時代(生前最後の姿)の晴信がとどまっているのは結構本人的には無理している…的な。それでも、自分の罪悪感を薄めるためという建前があったとしても、一言詫びたかったという気持ちが彼の中に生まれていたのかもしれない。この繰り返しがいつまで続くのかは二人にもわからない。もう終えてしまってもいい気がするけどまだ続けたい景虎と、俺から音を上げるわけにはいかないという意地で付き合っている晴信。流転の旅はまだまだ続く。

    昔の話
     小さいころに晴信の手に虫を乗っけてしまった事件のとき景虎もしっかり泣いているけど晴信の記憶には残っていません。なので、大人になって再会して告白したら泣かれた(語弊)のが初めて見た景虎の涙だと晴信は誤解しています。
     
    川中島十二か月
    一月:両親が亡くなった後、帰省すべき実家がない(というかあったとして帰省する気もない)景虎を自分の実家に連れて帰った晴信がなしくずしに「婚約者です」と紹介して引き起こされる悶着と騒動。設けられた酒席で景虎が全員つぶしてしまう事件もあるよ。
    二月:バレンタイン?チョコレートは洋酒に合いますよね! さあ晴信、職場でいただいたチョコを出しなさい!(うきうき!) え? 弊社はそういうイベントやらない方針? そんなー
    三月:年度末の忙しさを乗り越えた二人、温泉宿で疲れをいやす。浴衣スケベリベンジをもくろむ晴信、誘ってみるものの景虎が「そういうことしたくないけど晴信がしたいなら…」の消極的な態度を目の当たりにし、これは無理にしても後々景虎が傷つくだけだなと我に返って敗北。でも納得はしている。多分。
    四月:年度初めは年度初めで忙しい。花見に行きたいですねと言いながら帰り道に公園の夜桜を眺める毎日。酔っぱらいに絡まれた二人が見事返り討ち(物理)にした事件が会社にばれて厳重注意される。もちろん景虎のほうがより暴れていた。
    五月:連休だよ川中島。旅行にでも行くと思った? 残念、引っ越しの準備です。不動産屋に行ったり家具家電をそろえたり、あっ役所は連休中開いてないですね。え?婚姻届けは年中提出できる? へえ………(チラッ)
    六月:何もこんな雨の時期に引っ越さなくてもいい気がするけど、これを逃すと夏の暑い中引っ越し作業をすることになるし仕方ない。仕方ないけど雨がうっとうしくてうんざりする晴信。名前に晴が入ってますしね。それ関係あるのか?
    七月:やっと引っ越しのもろもろが完了しました。これからよろしくお願いしますね晴信。主に食糧事情を。…………はい、私も頑張ります。じゃあこの料理教室に行きませんか? ええ、もちろん一緒に!
    八月:花火大会に行こうと景虎を誘ったらなぜかホテルの一室に連れ込まれた晴信。眺望抜群だし涼しいし快適だなとご機嫌だが景虎の思惑は浴衣リベンジにあったとかなかったとか。結果は川中島のみぞ知る。温泉宿は駄目でホテルがいい理由がよくわからない晴信。
    九月:五月の連休は何もなかったので、今度こそ旅行に行こう。ちゃんと計画を立てて下調べもする晴信と、目的地と時期だけ決めて行き当たりばったりに旅する景虎。旅の前から怪しかった雲行きが旅先で爆発し二人、大人になって初めての大喧嘩。まあなんやかんやで仲直りするんですけど。
    十月:家に帰ったら景虎がサンマを焼いて室内を燻していたので玄関で唖然とする晴信。その前は残り少ないケチャップを振り回して天井まで飛び散る大惨事も起こった。ときどき「自分は育児をしているのだろうか」という気分になるらしい。部屋のサンマスメルは一週間ほど残ったし、天井はよく見ると事件性をうかがわせるシミが残っている。ルミ反? あるわけないだろ!
    十一月:人手不足の影響で他県の現場指揮に行くことになった晴信。酒所として有名な地名を聞いた景虎にめちゃくちゃうらやましがられるしなんならリモートワーク申請してついていこうかなとまで言い出す。それは俺が目当てなのか酒目当てなのかと言う晴信はもう少し自信を持ってうぬぼれていいと思いますけどね。(結局おとなしくお留守番したけど週末は通い妻になった)
    十二月:クリスマス?プレゼント?別に晴信に買ってほしいものはないですね~。(ほしいものを自分で買うくらいの稼ぎはあるしそもそも買ってもらう理由がない)と、男心を全く解さない景虎に撃沈する晴信。なんとかなだめすかして説得し三千円以内でプレゼント交換することに。三千円て。中高生か! …いや、逆に新鮮かもしれない。なんやかんやで楽しみながら駅ビルを上から下までプレゼントを探して歩き回る晴信だった。なお景虎が選んだのは酒。それおまえが飲みたいだけでは…まあいいか…。来年もよろしく。

    川中島成人式
     晴信は参加。なんなら新成人代表のあいさつ的なものを任されていた。着たのはスーツ。親からは紋付きあるけど?って言われたけど断固拒否した。式の最中ずっと景虎を探していた。
     景虎は不参加。行きたくなかったし行くつもりもなかったし予定も入っていた。晴信と交際しはじめてから成人式に参加してなかったことを話すと振袖姿が見たかった見たい見せろと駄々をこねられる。まあそのうちねと流していたら、あるとき晴信の実家に連れていかれてしまう。なんだなんだと怪訝に思う景虎の眼前に広がるのは色とりどりの振袖。1ダースくらいある…振袖の計量単位はダースではないけど…なんですかこれ…?え?お姉さんや妹さん、それにお母さまのものから親戚一同の振袖がここに集まっている…?好きなの着ていい…?着付けはお母さまが…?髪は美容師呼んでる?はい…?(思考停止)

    横から口出しする晴信「赤、赤にしろよ、赤絶対似合う」
     母「あんた黙ってなさい」
     姉「着ない奴は口をはさむな」
     妹「お兄ちゃんちょっとすっこんでて」
     晴信「はい」

     悩んでる景虎に晴信「何着か着てもいいんじゃないのか?」
     母「振袖の着付けがどれだけ大変だと思ってんの(怒)」
     妹「一度着るのにどれくらい時間かかるかわかる?」
     姉「素人は黙っとれ」
     晴信「すみませんでした…」

     結局晴信がよろこぶならと赤い振袖を着た景虎と出かけようとして愛車の助手席ドアを開けたら「振袖でそんな車に乗れるかバカ」とまた家族から袋叩きにされる晴信。結局歩いてそのあたりを散歩していたら見知らぬ幼児に「きれい~!お姫様みたい!」と言われてなぜか晴信が上機嫌。自分だけ着飾って注目されて釈然としない景虎は「晴信も紋付袴くらい着てくださいよ!」と言うものの「それは結婚式にな」とかわされて何も言えなくなるのだった。

    きっかけ/あとがき
     何を思ってこのシリーズを書き始めたのか正直あんまり覚えていません。プロットというものを作ったことがなくメモ書きすら皆無という体たらく。ガハハ。
     多分「ハマったカプで現パロ長編を書く」のが魂に刻み込まれているのでそのへんがなんかこう…根拠的なサムシングじゃないでしょうか。知らんけど。
     晴信が男だ女だとよく言うのでその辺を意識したせいかいろいろ生々しい要素も盛り込んでしまったけど「まあええか」で書き上げました。病気周りの記述はふわっと流してください。ファンタジーです!
     確か「流転」の初稿(pixivに投稿したもの)は一週間足らずで勢いのまま書き上げました。しかもGmailの下書きに(笑うところ)。この時はシリーズにする気はまったくなく、これで現パロ書く熱意は成仏したと思っていました。
     全然そんなことなかったです。十日も経たないうちに「景虎ちゃんの視点が書きてぇな…」と思い立ち、そのさらに約一週間後、ノリノリで「碧落」を投稿する私の姿が…どうしてこうなった。わからないがなってしまったものはしょうがねえ!と開き直って成人向けの話も書こうとしたのが「巫山の雨」ですがこれはそれまでと違ってまったく書けませんでした。こいつら…スケベするまでに何字かけるんや…と若干キレながらも書きたかったのはスケベパートというよりそこに至るまでのもっちゃもっちゃ悶着だったのでまあ…ヨシ!(ちなみに今調べたら、晴信が景虎の乳に触るまで12,726字でした)書き上げるまで一月はゆうにかかったと思います。後から書き始めた「清秋」が先に仕上がったもんね。そのあと幕間的なSSを書きたくなって「追憶」をスタート。書きたいところだけ書くぜ~という気持ちだったのでどれも楽しかったです。このころから本にしたときのあれこれを考えていたので、1本が見開き2ページに収まるようにと考えながら書きました。いい修行になりました。まあ見開きに収まらなかったものたくさんあるんですが…。未熟者。
    「蕩蕩」は初稿がかなり、なんというか、言いたいことがとっちらかっていて…なんでこれで投稿したんだ…!という気持ちでいっぱいになったので今回かなり加筆修正しています。このシリーズでの性描写は言葉の選び方など、あまり直接的にならないようふわっとした感じにしています。なっているといいな…(不安)

    蛇足
    いつのまにかできていた作業中のプレイリスト

    離れられない/清 竜人
    遥か/清 竜人
    HANABI/Mr. children
    幸せ願う彼方から/クラムボン
    IF YOU/山根麻衣
    And Forever…/Robbie Danzie With 高尾直樹
    Drifter/キリンジ
    あざやか/空気公団
    リトルグッバイ/ROCKY CHACK
    ドラマチック/YUKI
    時の解決/空気公団
    tune the rainbow/坂本真綾

  • 初詣川中島(流転番外)

    WAVEBOXにおくっていただいたメッセージ、

    三が日は人混みがすごいので日を改めて初詣デートするも着物どころかジーパンで来る景虎さんと言葉にはしないけれど少しだけ落胆する晴信さんいてほしいですね。

    こちらがとても刺さったので描かせていただきました~!ご快諾ありがとうございました!

    絵文字、メッセージいつもありがとうございます!

    おまけ

  • 着ぶくれ川中島

    寒!ですね!寒すぎてらくがきしかできない!

    もっこもこに着ぶくれしてるちびっこはかわいい

    絵文字ありがとうございます!1521!晴信爆誕!

    信玄と謙信だとこういうイチャくてラブい感じのイメージが無限に浮かぶ

  • 流転/碧落

    入稿完了しました イエーイ

    画像はイメージです。

    加筆修正しまくって元のものからだいぶ変わったかもしれないので、書下ろし以外をまとめたものをpixivに投下しておきました。ご参考までに。あとBOOTHも貼っときます。

    入稿して、受付完了メールが来たときの解放感は何物にも代えがたい…これで自由だ…
    まだやることあるけど…まあとりあえず!自由!

    絵文字たくさんありがとうございました!
    1561はばっちり理解!1519は躑躅ヶ崎館ができたとか、そういう年であってますか!というか1519ですか⁉ だんだん謎解きめいてきたけどどしどし送っていただけるととってもHAPPYです!

    ここ数日めちゃ寒くて、ちょっと前に電気毛布を買った自分をとても褒めたい。えらい。
    天気予報で雪国の気温とかを見るたびに、見るだけで凍えます…ご安全に…。

  • 2025

    あけましておめでとうございます。初夢は川中島がイチャイチャしている内容だった気がします。全然覚えてないしそう思い込んでるだけの存在しない記憶かもしれない…。普段からイチャイチャしている川中島のことしか考えてないから記憶が混濁しているだけ説が有力。

    福袋は
    1. 「晴信(持ってる)・オベロン(持ってる)・神ジュナ(いない)」→神ジュナ
    2. 「謙信ちゃん(持ってる)・青子(持ってる)・BBドバイ(いない)」→BBドバイ
    でした。ある意味大当たり。
    宝具重ねられなかったのは残念だけど週替わりピックアップがあるのでOKです!OKかな?晴信より先に謙信ちゃんがピックアップされるけど(コインのためにあと1人欲しい)また天井は勘弁してほしい気持ちで悶々としています。

    BOOTH:再開してます。「流転」シリーズとして公開している一連を一冊にまとめた「流転/碧落」のページを作りました。尻叩きを兼ねて。

    カバー用原稿です。実際は特殊紙に白印刷と箔押しなのでこの見た目はあまり参考にならないやつですが…もう少し微調整もするかもしれませんが…
    あとBOOTHのページにも記載しているとおり、万が一早期に完売したら廉価版として装丁を絞ったやつを出す可能性があります。カバーと箔押しがなくて、扉ページとかがなくなる簡素版みたいなやつが。どうなるかはわかりませんが!
    裏話まとめ小冊子はマジでノータッチなのでそっちもやらないといけないけど…ああ…

    今年もたくさん川中島を描きたいし書きたいものです。あと晴信も謙信ちゃんもはやくLV120のアペンドスキル全開放にしたいし、ぐだイベが待ち遠しいし、あっ私去年バレンタインの謙信ちゃんを見れてないのでそれも楽しみです。晴信にチョコをせびる謙信ちゃんがいると信じています 。いなかったら描く。

    年末年始も絵文字をたくさんありがとうございました!複数回押していただいてるとき、個数を数えて年号とかになってないかとつい確認してしまいます(絵文字押したら下に数字が出るので年号とかになってたりするのかな~と…)

    今年もよろしくお願いいたします。

  • ズムーン

    昨夜来てくれましたズムーンさん、ありがとう…!

    グレートキャッツビレッジ、笑いながら「どこで聞いたんだっけ…?」って思い返せばあのCD…アーネンエルベの一日ですね。ウェイバー君がひたすら女難に遭う気の毒な様は何度聴いてもかわいそかわいい。

    すごいどうでもいいけどバナーを作りました。
    弊サイトは検索除け済みのサイト様に限りリンクフリーです。(古代の呪文)

  • 続 10.

    10. のつづき。晴信と、晴信の子を宿してしまった景虎の別離と最期。死ネタ。

    2024年の更新は最後だと言ったな、あれは嘘だ。書けちゃったんで投げていきま~す…
    (今回ルビが多いのでpixivのほうがよいかも…)

    「私をただの女にしたいのなら、いっそ越後に攻め入って落としてしまえばいいでしょうに」

     挑発と揶揄のつもりでしかなかったのを真に受けたわけではないだろうし、越後侵攻への足掛かりのためだけでもないだろうが、とにかく武田が信濃侵攻を初めてもう久しい。国境で小競り合いの続いていた諏方を落としたのを手始めに、武田の軍勢はじわじわと信濃支配を進めている。今となっては越後にほど近い北信濃までもが不安定な有様だった。
     憂い顔の景虎はこれまでに覚えのない種類の懸念を初めて感じていた。
     武田晴信が――あの若い武辺者が春日山を再訪し、この身に無体を働いたのはいつだったか。与えられた様々な感覚はまだ真新しい記憶として刻まれている。同じように景虎は、この手でいつくしんだ、あの柔らかな幼子の面影もまた、つい昨日のことのように思い出すことができた。あの頃、まだ勝千代と名乗っていた頃は、まっすぐな目をした素直な子だった。聡明で公平で、気立ての良い童だったのに――
     諏方に攻め入った晴信が、義兄でもある諏方頼重を半ば騙し討ちのように自害せしめたと聞いた景虎の胸中は冷えていくようだった。
     戦で命を奪うことを咎めるつもりはない。そんなことは乱世ではありふれた出来事で、自分だって命を奪われても恨み言を垂れる気は毛頭ない。しかし、ただ真っ向から打ち合って殺しあうでもなく、圧倒的な勝利を決めての上でのことでもなく、一度和睦の甘言を用いて助命した相手に自ら腹を切らせるとはいかなることか。
     景虎には、理解できなかった。四方を山に囲まれた甲斐の国が貧しいことは知っている。北条と今川を正面から相手取るだけの力もない以上、国を富ませるためには信濃へと出なければならないのもわかる。それでもあのように卑劣な手段をとらなければならない理由が、やはり景虎には理解できなかった。

    「理解されたいとは思っていない」
     晴信の言葉は冷たく響いた。床に転がされたままの恰好で、景虎は言い表せぬほどの失望を感じた。
    人気のない山寺にも関わらず、ここは不思議と手入れが届いていた。塵の一つも落ちない板張りの床に、乱れた衣が広がっている。
     数日前、寝所に不審な文が置かれていた。怪訝に感じつつも開けば、末尾には晴信の花押が記されている。ぎょっとするのと同時に、わずかに心が沸き立ったのはなぜだろう。いや、これは高揚ではなく、義憤による興奮なのだ、これは丁度いい機会だ、晴信を問いたださなければならない――そう言い訳しながら、文が指定する場所へと景虎は馬を走らせた。
     その真意が知りたい。ただその一心だった。
     けれど晴信に会ってみれば、そんな詰問をする余裕などまったくなく、いつの間にかあの日のようにあっさりと手籠めにされている。また少し精悍さを増した体に組み敷かれながら、景虎は恥じた。こうなることを予想できていたのに、予想していたからこそ、ここへ来た自分の愚かさ、浅ましさを恥じた。
     一通りが終わると、体中をむしばんでいた欲の炎が消え失せる。思考はようやく冷静になった一方で、体のほうはまだ気怠さから逃れられない。どうにか「なぜそのような戦い方をするのか」と、理解に苦しむ内心を吐露した景虎に投げつけられたのが、先ほどの言葉だった。
     拒絶されたのが悲しいのではなかった。「理解されたいとは思っていない」……こんな言葉がすんなり出てくる晴信の孤独を想って、景虎は胸を痛めた。晴信には妻も子もいる。弟御には最大の信をおくほど仲が良いと聞くし、父を追放してまで自分を国主に盛り立てたほどの家臣団にも恵まれている。それでもなお、この男の裡には根源的な孤独が残っているのかもしれない。父に愛されず理解されず、とうとう別離の道しか選び取れなかった晴信は、己が誰にも理解されることはないという諦念を持つに至ったのかもしれない。どうせ理解されないのならば、そのために言葉を尽くすなど無駄でしかない。そんなさみしさが見て取れるようで、景虎は思わず、その背中にそっと触れた。親代わりをしていたあの頃のままだったなら、晴信は自分にその心情を打ち明けてくれただろうか。
     汗ばんだ背は、しっとりと冷たい。
    「……おまえは、何故ここに来た?」
     振り返った晴信は泣き出しそうな顔をしていた。表情は昔と変わらないのに、それ以外の何もかもが、もはや変わり果ててしまっていた。
    「……さあ、何故でしょうね」
     景虎にもわからない。どうせこうなるのだとわかっていたのにここへ来た理由など、考えてもわからない。あるいは理由と呼べるような立派なものは存在しないのかもしれない。ただ晴信の顔が見たかった、その手に触れたかった。そんな衝動の他には、何も。

     それからも幾度か、こうして逢うことがあった。もつれるように抱き合いながら、どこか冷めた目で景虎は自分たちを見ていた、つもりだった。戦に出向き、数多の人を殺めながら、また別の、新たな罪を重ねていく。何かを忘れたいのかもしれない、目をそらしているだけかもしれない。媾(まぐわ)う最中だけは二人、確かに夢中だった。それをよろこびながら疎みながら、ただ月日は流れ、過ぎ去っていく。
     越後と甲斐は、二度、三度、善光寺平でぶつかった。いくらかの血は流れたが、大戦にはならなかった――これまでは。きっと次の衝突は、この程度では済まされないだろう。そんな直感がふと浮かぶ。そんな折だった。景虎が、異変に気付いたのは。

    「やや子を授かりました」
     常のように体を求めようとするのを制された晴信は、その言葉を聞いて目を丸くした。まさか何も知らぬ童でもなし、するだけのことをしていたのだから当然の結果でもある。わかってはいても、実際聞かされて何も感じぬわけがない。
    「そうか」
     晴信は静かに一言、そうして、何度かうなずいている。
    「そうか……ああ、そうか……」
     その表情は徐々に和らぎ、いつもは疲れきったようだった目元も穏やかな弧を描いた。
     よろこんでいることは、景虎の目にも明らかだった。それがどんな思惑を含んでいようが、こうして笑顔の晴信を見ることができたのは――実に久しぶりに見ることができたのは――純粋にうれしいことだった。まだ大きさの目立たぬ腹に手を当てつつ、しかしよろこびばかりを感じてもいられない。言うべきことはほかにある。何をどう話そうかと逡巡する景虎を余所に、晴信は常になく浮き浮きとしているようだった。
    「ならば、大事にしろ。おまえの立場では難しいだろうが、よく世話をしてもらえ」
     そっと背中を支える晴信は、やさしかった。この思いやりこそが彼の本質なのだと、景虎は信じたかった。信じさせてほしかった。
    「貴方に、頼みがあるのです」
     景虎は、自分の顔に笑みが浮かんでいるのを自覚していた。晴信の前で自然に笑ったのは、ずいぶん久しぶりのように感じられる。昔に戻ったのか、先に進んだのか、よくわからなかった。ただ、どうして自分たちはこのように穏やかにあることができないのだろうか、という悲しさが、何よりも強く感じられた。
    「うん、なんだ? 名づけか? それなら今考えよう。産まれてからでは難しいかもしれんからな」
    甲斐と越後。遠く隔たった今の立場では産まれてくる子を抱きあげてやることすら叶わない。ならばと張り切る晴信に、景虎は首を横に振る。
    「いえ、そうではなく」
     そうして居住まいをただし、すっと背筋を伸ばして息を吸った。
    「こうしてやや子を授かったからには、私もただの女になったも同然。であれば、貴方が越後に攻め入る理由もありません。手を引きなさい、信濃から」
     詭弁だとわかっている。まさか晴信が女一人のために兵を動かしているわけなどない、それは景虎が一番よく知っている。わかっていてこんな交渉を持ちかけるのは愚かしい茶番に過ぎない。それでも――
    「貴方、昔言ったでしょう? 自分を私の婿にしてくれと。弟でも嫡男でも、家督を譲って、それで、越後に身一つでおいでなさい。そうして三人で暮らしましょう。ただの男と女になって、どこかで静かに、」
     それでもこんな話をするのは、無駄だとわかっていてこんなことを口走るのは、景虎にも何か、すがりたいような気持があったためだろうか。
    「それはできん」
     晴信の逡巡はわずかの間もなかった。
    「俺は武田の棟梁で、甲斐の国主だ。この国に、民に責任を負うている。今更それを放り捨ててただの男になることなどできん。おまえに叩き斬られて死ぬるならその恥辱も甘んじて受けようが、その子のために、おまえのためには、俺は、」
     答えは最初から決まっている。それでもためらいが生じたのは、ほかならぬ己の一言が、あり得た可能性を――武田晴信ではない個人としての願望を――握りつぶすものだと思い知ったからだった。一抹の未練を振り切りながら、晴信はすべてを断ち切る。
    「俺は、己を偽ることはできない」
     鋭い眼光に射抜かれても、景虎は動じない。息を詰めたまま睨み合ったのはほんのわずかではあったが、ずいぶん長く感じられた。ふっと景虎が抜けるような息を吐く。
    「安心しました。たかが女子供のために腑抜けるようならこの場で斬り殺していましたよ。そんな軟弱に育てた覚えはありませんからね」
     飄々と言いながら肩の力を抜いている姿に、晴信は思わず渋面を作った。
    「試したのか、俺を」
    「試したなどと人聞きの悪い。覚悟のほどを聞いたまでです」
     似たようなものだろうが。と、晴信はいっそう眉間の皺を深くした。景虎は構わず、笑いながら続ける。
    「晴信、ここからが本当の頼みです。貴方を一廉の大名と見込んでの、頼みです」
     膝の上で両手をそろえ、こちらを見つめる姿。昔、春日山で過ごしていたころを思い出させる姿勢に、晴信は胸が締め付けられるような懐かしさを感じた。おそらく景虎の「頼み」は並大抵のものではないだろう。そんな直感も働いた。ありていに言えば、嫌な予感というやつだった。
    「忘れなさい。この子のことも、私とのことも。長尾景虎(わたし)と武田晴信(あなた)の間には、何もなかったと思うて、この先は生きなさい」
     二人の逢瀬などなかった。肌を重ねたりはしなかった。子も授かることはなかった。
     これまでのすべてを否定しろ、忘れて、知らぬ顔をして生きてゆけ。
     何もかもを拒絶するような言葉を吐きながら、景虎は笑っている。目を細める景虎の感情が、晴信には読めない。ぞっとするほど美しい顔は晴信を詰った。
    「何故とは言わせませんよ。貴方が諏方を手中にするためにしたこと、私とて知っているのですから」
     瞬間、晴信はまるで血が凍りついたような錯覚に見舞われた。
     晴信によって自害に追い込まれた諏方頼重には、晴信の妹・禰々との間に男児があった。頼重亡き後の諏方を継ぐのはこの子かと思われていたが、晴信は頼重の娘――側室との間の子だ――に己の子を産ませ、諏方への影響力を強める方針を選んだ。それと同様に、景虎が己の子を産んでくれれば越後は獲ったも同然……晴信がそう考えるのも必定――景虎はそういう意図で今しがたの言を発したのに違いない。
     越後が諏方と同じ轍を踏まぬよう、景虎はできる限りの抵抗をしている。晴信が甲斐の国主という立場を捨て去れないのと同じで、景虎もまた越後国主としての己を曲げることはできない。晴信にも、それくらいは理解できた。理解できるからこそ、指先が冷えていくのを感じていた。
     違う、信じてくれ。俺はそんな考えでおまえを求めたのではない――
     先ほど、子を授かったと聞かされて、本心からよろこんだ。純粋に、一人の男として、二人の間に子が産まれるのかと、ただうれしかった。けれど俺が笑ったのを、うれしさで表情を緩めたのを、景虎は誤解しているのだろうか。これで越後は我が手にと、そんな考えで武田晴信は笑ったのだと。
     景虎は疑っているのだろうか。あの日春日山を訪れた日のことも、己が発した言葉すべても、たまらずぶつけてしまった熱情の正体さえ、越後を手にするための嘘偽りだと受け止めたのだろうか。
    「この子の父はいないものとして育てます。そもそも無事に生まれるかもわかりませんし、私とて同じです。……私の身に何かあれば、貴方にとっては好機でしょうけど」
     ふっと笑う横顔には軽蔑が浮かんでいた。
    「そんな言い方はやめろ」
     晴信は、思わず声を荒げてしまう。死んで欲しいなんて思っていない。できるならば無事に産まれてほしい、景虎にも何も起こっては欲しくない。しかし今、己がいくら言葉を並べたところで何を信じてもらえるのだろうか。疑われるだけのことばかりをしてきたこの身が。
    「おかしいことを言いましたか? いえ、おかしいのは貴方ですよ。この場で私を殺してしまえば、労せず越後は手に入る。諏方を謀(たばか)り約定を破った貴方ならそのくらいして当然では? ……私はお腹の子が愛しい。守らねばと思っている。身重の体では、もう昔のように貴方を簡単に負かすことなどできないでしょうね。ほら、殺すなら今です。どうしました? 欲しいのでしょう? 信濃だけではなく、越後が」
     景虎は、笑っている。笑いながら両腕を広げている。かつてこのすべてを受け入れてくれた笑顔は今は凍り、刺し貫くならそうしてみせろと晴信を挑発している。
     できるわけがなかった。できないと知っているからこそ、己を突き放すために景虎はこんな真似をしたのだということもわかっていた。
     土台、無理な話だった。越後は落とせまいと薄々感づいていた。それ以前に、こんな青臭い慕情には見切りをつけなければなかったのだ。己の立場を、景虎の立場を考えればそれが当然の行動。だと言うのに、浅はかにも体を求めてしまった。求めたのは体だけではない、心も同じ思いだと信じようとした。決して添い遂げることはできなくても、確かなものがあると信じたかった。己を好ましく――少なくとも憎からず想っているからこそ、誘いに応じてくれたのだと信じていたのに。
     すべてが、砕けて無くなっていく。
     血が滲むほど拳を握りしめても、何もかもはこの手から零れ落ちていく。いいや、最初から何もつかめてはいなかった。それを今、思い知った。たとえ今、景虎を抱えて連れ帰ってしまったなら、そのときこそ己は何もかもを壊してしまうに違いない。景虎の誇りも、己の矜持も、この胸に残る過去のぬくもりも。
    「俺は……」
     こんなことがしたかったのではない。こんな結末など、望んではいない。いくら言葉にしたところで、もはや信頼に足るだけのものを差し出せない。それ以上を言わず力なく立ち上がった晴信に、景虎は目もくれなかった。虚ろな足取りで立ち去る背中に、ただ声だけが投げかけられる。
    「勝千代」
     その名だけが、おそらくは二人を繋ぎとめていたのだろう。けれど、それはとうに捨て去った過去。帰らざる日々の亡霊でしかない。
    「貴方を理解することができなかった……それだけは、申し訳なく、ふがいなく、思います」

     泥の海を進んでいるようだった。晴信の足取りは不確かで、どこをどう歩いているのかわからない。喪失感。体の大半をそぎ落とされたような痛みを感じながら、しかし何を喪失したのだろうか、と、自嘲する。何も手に入れられなかった。あれほど望んだものを、結局天秤にかけた結果、選び取れなかった。しかし選びたかったかと言われると、やはりそうではない。あの場で景虎を選ばなかった己こそが誇り、それだけは間違いなく、違えてはならない晴信の芯なのだから。それでも苦しみは際限なく湧いてくる。晴信はそれを否定しようと懸命だったが、それもやめた。どうあがいたところで己が己である限り辛苦が付きまとうのであれば、これは必要な痛みだったのだと肯定するしかなかった。
     手に入れなければならない。手に入らなかったもの以外のすべてを手に入れなければ、この苦痛とはつり合いがとれない。帰るべき場所へと馬を走らせながら、晴信は歯を食いしばった。頬を打つ風の冷たさに、悲しみは雫となって散っていった。

     それから一年ほどして、再び武田は信濃へと兵を進めた。越後勢も当然、善光寺平へ南下している。海津城と妻女山とで睨み合うこと数日。総がかり戦をと定めた日の早朝だった。
     濃霧の立ち込める犀川の畔、山本勘助の策を看破した越後勢が武田の本陣へとなだれ込む。これは不味いと頭では理解しながら、晴信の胸中は不思議と落ち着いていた。近習たちは逃げろと促す。しかしここまで混乱した状況でどこへ逃げられるものだろうか。ここで命運尽きるならばそれもまた天命か。らしからぬ考えに口元が歪む。その耳は確かに近寄ってくる蹄の音を聞いていた。
     月毛の馬を駆り、真っ白な行人包の武者が、太刀を構えて迫りくる。陣幕ごと貫くかと思えるほどの、まさしく矢のような勢いでそれは晴信を目指していた。
     無茶をする。死の恐怖でもなく焦りでもなく、呆れがまず、脳裏に浮かんだ。向こうにとっての好機には違いないだろうが、単騎で敵の本陣に乗り込むなど正気の沙汰ではない。いや、しかし己を討ち取る者は案外、このような命知らずの無法者なのかもしれない。ふっと口元に浮かんだ笑みは、いったい誰を笑ったのだろうか。振り下ろされる切っ先の煌めきを見つめたままだった晴信は、瞬間弾かれたように床几から腰を浮かせた。
     朝靄の川中島に、打ち合う鉄の音が響き渡る。
     騎馬武者の太刀は晴信の軍配に阻まれた。重い一撃を軍配でかろうじて流した晴信は、切り裂かれた左腕の痛みも、その手に残る痺れすら感じていなかった。それどころでは、なかった。
     月毛の馬が数間先で足踏みしている。勢いよく駆けてきたせいか、馬上の人物から”はらり”と白い絹が落ち、覆われていた顔があらわになる。雪のように白い頬、凛としたまなざし。見間違えるはずなどなかった。
    (景虎)
     叫ばずにいられたのが不思議なほどだった。もう二度と見(まみ)えることはあるまいと心していたのに、なぜ今――。しかし晴信がどんな想いであろうが、景虎はお構いなしに再び打ち込んでくる。その顔に表情はなく、その目に温度はなく、振るう太刀筋に手加減はない。またも軍配で受け止めた瞬間、視線が絡み合った刹那、時が流れることをやめてしまったように感じられた。それはただの、晴信の願望がそう感じさせただけの、錯覚にすぎない。それでも確かにその瞬間、景虎はわずかに目を細めて、笑った。
     そうして満足したかのように、武田本陣から離れていく。しばし呆然としたままその姿を見送り、晴信は白い絹布を拾い上げた。景虎が、巻いていたものだった。指先に伝わる滑らかさが、すべてを呼び起こす。過去にあった出来事も、この手が触れた肌の柔らかさも、確かに求めた熱情も、すべて。
     混乱していた。なぜここに現れたのか、無謀にも単騎で駆け抜けて己に切りかかったのか。
    (都合のいい、思い違いをしてしまいそうになる)
     伝えたかったのではないか。子はともかく、自分は無事だと。あれ以来、当然ながら越後からは何の知らせも使いもない。かといって晴信のほうから殊更知ろうともしなかった。無事に産まれてほしい、景虎も息災であってほしいとは願っていたが、結果がどうであれ、知ってしまえば動揺するに違いない。だから、忘れようとした、考えまいとした。忘れたはずだった。
     なのに、今またあの姿を目の当たりにした刹那、何もかもがよみがえる。斬りかかる瞬間のまなざしに咄嗟に立ち上がったのは、単に命が惜しいだけではなかった。あの刺すような視線が見つめるものが、ただ討たれるのを待つだけの情けない男であってほしくはなかった。
     一体、何をしていたのだろう。
     己を恥じた。どうあっても手に入れたかったものを諦めたのだから、なんとしてでもそれ以外は手に入れると決めたのだ。手に入れなければ、諦めた意味がなくなる。それが景虎と釣り合うだけのものかはわからないが、それでもこの日の本すべてくらいは手に入れなければ申し訳が立たない。景虎に、そして何より、己自身に。
     景虎が去っていった方角をじっと見つめたまま、晴信はしばらく立ち尽くしていた。その腕から流れる血が、白絹を真っ赤に染めていた。

     それから十余年――
     西上の途で、晴信――信玄は病床に臥せっていた。長篠城に滞在中はしばし持ち直したものの、血を吐くこと数度、とうとう己の最期が近いことは、ほかならぬ信玄本人がわかっていた。結局甲斐へと戻ることにしたものの、もう一度故郷の土を踏むことは叶うだろうか。いや、あと何度、朝日を浴びることができるだろうか。脳裏をよぎるのは恐怖ばかりだった。
     しかし結局、何も掴むことはできなかった男には、こうして道半ば、志半ばで潰えるのが似合いかもしれない。こけた頬を自嘲に歪め、うとうとと瞼を閉じる。眠りたくはないのだが、このところ起きて意識を保つことさえ難しい。緩慢に薄れゆく意識の中で、こうして己が死んだことすら気づかぬままにすべてが終わるのだろうかと思うと、ただひたすら恐ろしかった。
     いつか、同じような思いをしたことがあった。
     ずっと昔。あのときは本当に、何が怖かったのだろう。底冷えする越後の冬、幾重にも寝具にくるまって震えていた童のころ。覚えているのは、ただこの体を優しく包んでくれたあたたかさだけ。
     思えばこの身が欲したのは、勝千代として心から欲しがったものは、たった一つだけだった。孤独な幼少期に不意に与えられた、見返りを求めないあのあたたかさがほしかった。自身を見つめるあのまなざしを独占したかった。なんと子供じみた願いだろうか。なんと矮小な欲求だろうか。それでも臨終の間際に及んで、この願いを偽ろうなどとは一切思えなかった。むしろ、その願いだけを求めて生きていたら、こんな未練を抱えて死ぬことはなかったのではと悔やむ思いすら沸き起こる。
     あの日、景虎の言葉に従っていたらどうなっただろうか。
    ――弟でも嫡男でも、家督を譲って、それで、越後に身一つでおいでなさい。そうして三人で暮らしましょう。ただの男と女になって、どこかで静かに……
     そう、例えば義信に、嫡男に家督を譲って、信繁にはそれを補佐してもらって、俺は隠居して好きに生きると恥も外聞もなく出奔してしまったなら。己と同じように景虎も、義兄やその子に家督をゆずってしまっていたなら。そうして二人で、越後でも信濃でも、どこでもいい、慎ましやかに暮らしていけたのなら、そのささやかな幸で己は満たされたかもしれない。
     戦国最強を標榜しても胸中は満たされなかった。嫡男からは暗殺を企てられた。最も信頼していた弟はあの戦いで死んだ。あのとき俺が甲斐の国主を譲っていたら、こんな結末にはならなかったかもしれない。
     俺は間違ったのだろうか。
     あのとき己がその言葉を受け入れたなら、きっと景虎は「その答えを選ばせた」責任を取って、何もかもを捨てて地獄まで付き添ってくれただろう。
     やはり俺は、間違っていたのだろうか?
     ――違う、そんなはずはない。否定したくて瞼を開いても、ぼんやりと視界が霞んでいく。武田晴信として、信玄として、これまで生きて戦い抜いた。これこそが己の願ったものだと、信じた道を歩んできたつもりだった。しかしこんなにも曇った目で、本当に何もかもを見通せていたと言えるだろうか。己が正しかったか、間違っていたか、悪逆の誹りを受けるか、名君の栄誉を得るのか、それは後の世が定めることなのだろう。わかっていても、せめて――そう何かにすがりたくなる。あの雪の夜、差し伸べられた腕を、開かれた胸を、もう一度頼りたくなる。
    (俺は、この生で何を為したと言えるのだろうか?)
     答える者はない。
     信玄の眦から涙がこぼれた。誰も目にすることはなく、流れるままと思われた雫は、しかし確かに、信玄以外の誰かによって拭われた。知らぬ間に誰かが傍に控えていたのかと、気まずさに冷静さを取り戻しかけたが、しかしこれが近習や側仕えのすることとも思えない。こんなことをしてくれた人は、たった一人しか覚えていない。けれどその人はもう、信玄がいくら手を伸ばしたところで届かぬところへ去ってしまった。
     ――気のせいだ。未練がましいこの心が感じさせた、ただの儚い白昼夢だ。
     あの人はもういない。何かの間違いでここにいてくれたとしても、もう己を慰めてなどくれない。だからこれは、現実ではない。都合のいい夢幻を勝手に広げているだけだ。冷静になれ、今わの際にこんな幻想にすがるなど、武田信玄に許されることではない。いくら信玄が己を戒めても、心のどこかではその幻に甘えたい欲求を否定できなかった。だからだろうか、この耳は聴きたかった声を聴き、感じたいままに香りまでもを拾い上げてしまう。
    ――勝千代は、よくやりましたよ。
     ふわりと包み込むような声が降ってくる。梅の香りを焚き染めた袖が、そっと目元を押さえてくれる。
    ――だから、そうやって自分を責めるのはおよしなさい。
     いつの間にか信玄はやわらかい膝の上に頭を乗せられ、細い指先にその額をやさしく撫でられていた。真っ白い光が、焦がれた女(ひと)の姿を形作る。
    (ああ……)
     すべてはただ懐かしく、この胸をかき乱した。こみあげてくるすべてを堪えることなど、できなかった。その名を呼んで、その体を抱きしめて、伝えたい言葉も想いも限りなどないはずなのに、もはや己の体は意のままにならない。信玄の苦悩を写し取ったように、彼女は表情を昏くした。
    ――けれど……貴方が自分を責めるのは、私のせいでもありますね。あのとき、私は貴方に、とてもひどいことを言いました。それをずっと、悔やんでいました。あんな言い方をしなくても、賢い貴方はわかってくれただろうに、と……本当に、愚かでした。私には詫びる言葉も、ありません。
     許してくれとも言わず、ただ手のひらが頬を包み込む。自身の手を重ねながら、信玄は唇を震わせた。
    (謝る必要なんか、ない)
     あのとき俺を突き放したのは当然だ。俺はただの青二才で、なんの分別もついてない愚かなだけの男だった。あの言葉は当然のもので、もしそれがひどい言葉だったというなら、それを言わせた俺にこそ非がある。すまなかった。俺は本当に軽率だった。慕っていたはずなのに、傷つけたくなどなかったのに、もっとも醜いやり方で結局は傷つけてしまった。謝ったところで何にもならないけれど、許されるとは思ってもいないけれど、どうしても詫びたかった、詫びる言葉を言わずには死にきれない。
     いくら信玄が願っても、言葉は音となることもなく、掠れた喘鳴に消えていく。けれど白い光はすべてを承知しているかのように、病魔に侵された信玄をあたたかく包んだ。どこからともなく散り落ちる花びらが降り注ぎ、視界は真っ白に塗りつぶされていく。
    ――ありがとう……勝千代は優しい子ですね。その優しい心を殺してまで、貴方は本当に、頑張りましたね。こんなになるまで、立派に戦いましたね。貴方は私の、誇りです。
     欲したものすべてがそこにあった。望んでいた言葉があたたかく降り注ぎ、荒れ地に降る雨のように心を満たしていく。
     この身を抱くのは懐かしさだろうか、それとも、慕情だろうか。こうして背中を撫でてもらうと、己はいつも、安心で胸が詰まるほど幸福だった。その幸福が最期に用意されているなんて思いもしなかった。たったそれだけで、すべての苦痛は消え去っていく。気づけば信玄の腕も同じように細い背を抱きしめていた。童がすがるように、強く強く。そのまま、抱き合ったままの二人を中心に、嵐のように風が吹き荒れた。もう何も見えず、聞こえない。舞い上がる花の吹雪は二人を覆い、どこかへとその姿を運び去って――消えた。

     それから――
     信玄が瞼を開くと、どこかとても広い、草の茂った原野に一人きりで佇んでいた。不思議と全身の痛みは消えている。苦痛が除かれたおかげで、意識もはっきりしてきたようだった。腕を振り、足を上げてみる。体がとても軽い。まるで童のころに戻ったようで、信玄は走り出す。ああ、またこうして走り、笑うことができるとは、夢のようだ。そうして飽きるまで無我夢中で走り回って、ふと気づくと見覚えのある邸の中に入り込んでいた。
    (ああ、ここは……俺は、ここに戻りたかったのだろうか。あるいはここで、生涯を終えたかったのか)
    もしもここが己の還る場所だとしたら、還りたいと願っている場所だとしたら、国主としてこれほど薄情なことはないだろう――と、信玄は口元をゆがめる。育った館でもなく、領内のどこでもない。ここは己が無垢とあどけなさと素直さを、そっくり置き去りにした場所だった。
     冷たい板張りの床を踏みしめて歩く。走り回って叱られたことはなかったが、いつも大人しくしていようと心がけていた。この屋敷の主は静かな人だったから、気に入られようとしていたのかもしれない。
     柱の陰から、顔をのぞかせる。昔よく、こうしてあの人を見ていた。今このときと同じように、文机に向かって書状を読んだり、書いたりしている姿をうかがっていた。声をかけることも忍びこむこともしなかった。仕事が終われば、あの人は俺を見てくれると知っていたから。
    ――どうしました、勝千代
     ほら。もっとずっと前から気づいていたのに、ほんの今しがた目にとめたような口ぶりで、俺に笑いかける。知ったうえで放っておくなんて意地が悪いようにも感じたことがあったけれど、仕事を切り上げることをしなかったのは、きっと俺が気後れや遠慮をしないようにと、そういう心づもりだったに違いない。今ならそう、わかる。
    ――さあ、いらっしゃい
     筆を置いて、まとめた書状は近習に下げさせて、俺を手招きしてくれる。仕事部屋に入っていいものか迷っていると、眉尻を下げつつ立ち上がり、俺のほうに歩み寄ってくれる。あるときは頭を撫でて、あるときは頬を包んで、まるで何よりも大切なものに触れるようなやさしさで、俺の手を握ってくれた。
    ――今日は、何をして遊びましょうか
     本を読みましょうか、それとも、弓の稽古でもつけますか?
     俺の手を引いてどこかに連れて行きながら、あなたは花のような笑顔でそう訊ねる。
     なんでもいい。なにもしなくたって、それでもいい。二人で過ごせるだけで、うれしかったから。ああ、一言くらい、そう伝えればよかった。それなのに、いつまでも童のままで、思うこと一つ声に出せない。ならばせめてと、繋いだ手に力を込めれば、ゆったりとしたその微笑みに何もかもが解けてしまう。
     
    ――”とら”さま。
    ――はい、なんですか? 

     勝千代は、あなたを慕っておりました。昔も、今も、この先も。
     だからどうか、この先は、俺を傍に置いてください。

     この身がすべてから解き放たれた以上、望むことは一つしかなかった。いつか言葉にしてくれたとおり、どこかでひっそりと、寄り添って暮らしたい。ずっと二人で、いつまでも。その笑顔を俺だけに向けてはくれないか――こんなことを言ったら、やっぱり俺は、笑われるのだろうか。笑われてもいい、笑っていてほしい。ずっと俺の隣で笑っていてくれ。それだけで、もう、何も――

     すべては収束し、光の渦の中へと消えていく。ここではないどこかへ、二人の姿を運び去っていく。後悔も未練もすべて消し去り、残すものは抜け殻となったものだけ。
     真っ白な朝日が、物言わぬ骸を照らしていた。穏やかな表情には、干上がった川のような涙の筋が残るばかり。咲き誇る花を散らし、枝を揺らす風が駆け抜けていく。
     薄い春霞が揺れる、四月の朝のことだった。

    (了)

  • 雑記

    FGOあるある:礼装が欲しくて回すと☆5鯖が出て、☆5鯖が欲しくて回すと礼装がしこたま出る。
    (ズムーンさん来ませんでした…かなしみ…)

    「流転」の校正作業があまりにもしんどくて、【心の栄養剤:これまでにいただいたメッセージ】を読み返して回復していました。ありがてぇ…命の恩人…感想くれた人に何か差し上げたい…いにしえのWEB拍手n回目(nは1以上の任意の自然数)お礼画面みたいな…? システム上無理だな…。
    もちろん絵文字だけでもうれしいですし、このサイトの記事のいいね(♥)を押していただけるのも感謝です。いつもいつもありがとうございます。生き永らえています。

    なんかクリスマスっぽいもの何もないので過去のアレでお茶を濁します。

    これは去年の今頃描いた(多分)落書き漫画。カルデアに来たばかりの晴信を酷使していたころのはなし…

    なんかこのころはポイピクに絵を投げてたけどいろいろ思うところあってわりとすぐやめてサイトにひきこもった思い出。
    ところでポイピクもそうだったけど、pixivでもタグもつけてないのに皆さんどうやって見つけてくれたのだろう…驚きと感謝でいっぱいです。サンキューそしてメリークリスマス!

  • 大河ドラマ「武田信玄」 #2~4

    #2 「決意の時」

    ・大河に限らずなんでもそうだけど、主人公陣営と対立する人/組織は殊更悪し様に描かれがちというか描かれざるをえないというか、話を分かりやすくするためとはいえなんとなくその扱いに思うところはある…
    ・「武田信玄」での信虎がそんな感じ。邪知暴虐とモラハラとセクハラの煮凝りって感じ(失礼千万)。でも老獪な武将としての格が保たれているというか、安っぽいキャラではなくてなんかよかった。(このあとどうなるのかわからないけど)

    あまりにひどいので軍神も同情するレベル

    #3 「別れ」

    ・「今宵は、ようやった…」のシーンはちょっとしんみりした。晴信、父に死んでは欲しくなかったというのはまあ本心だとは思う。あの夜の立ち回りに打算やらなにやらはあったかもしれないけど、最初の行動は計算とかじゃないと思う…父に褒められてうれしかったかもしれないし、うれしいのにもう追放を撤回できるような段階でもないことを重々理解しているだろうというのが悲しい。互いに。

    晴信「どうせならもっと豊かな胸で泣きたい」
    謙信ちゃん「表に出なさい」

    #4 「運命の出会い」

    相手が誰かは見て確かめて

    ・晴信、父からモラハラ気質を受け継いでいるのでは…三条殿がさすがに不憫。奥方には八つ当たりするとかバブちゃんかな? 大河に限らずこのくらいの時代のドラマや映画って「英雄色を好む」が大前提というか、正室は形だけで男の心には忘れえぬ女がおる…みたいなの多いよね、いやつい最近の大河でそれやったわ。撤回します。
    私は「鎌倉殿」くらいの塩梅がバランスよくていいな~と感じたし、「どうする家康」のように正室LOVEの話がもっと欲しい…

    そういえばナレーションが毎回「今宵はここまで」と言って〆るのでシェヘラザードさんがちらつく

  • 大河ドラマ「武田信玄」#1

    大河ロスなので「武田信玄」を見てました

    ほんとこんなネタ絵を描いて申し訳ないけど開幕すぐに例のコピペのこと思い出して笑ってた。

    晴信の初陣から始まるけどめちゃくちゃガッチガチに緊張している晴信、とてもいい。軍神ちゃんは絶対緊張とかしないで初陣から戦場を縦横無尽に八面六臂の大活躍だろうけど、晴信のそういう人間臭いところ無茶苦茶いいと思います!あと不愛想で忍従~みたいな性格も。立ち回りが下手な若いころの姿が後々海千山千権謀術数の壮年期につながるのかな~楽しみだな~
    といいつつ一話はおおむね信虎に共感してしまったわけですが…。

    この大河での謙信ちゃんは柴田恭兵なんですね。全然イメージなかったけどこれはこれで面白そう。すごく軽薄な感じがしないでもないし近くに舘ひろしか風間トオルがいそうな気がしてなりませんが…。あと菅原文太もいいし岸田今日子の寿桂尼もよすぎる。キャラとして一番好きなのは八重さんです。強そう。いや、強い(確信)

    やめとけ晴信それはやめとけと思ったシーン:どこの誰かもわからん女子を助けてしまう

    直冬ェ……

    足利銘菓「足鏡」、本当に美味しかった。思い出してしまったので食べたくなってきた。

    私2022年に足利尊氏(逃げ上手の若君)に狂い、2023年に武田晴信(FGO)に狂い、なぜ2年連続で「タレ目ハーフアップ源氏の男」に狂うのかと頭を抱えていました。なぜそんなピンポイントなヘキが2年連続で来るのか。もうタレ目ハーフアップ源氏の男はこりごりだ~~~い!

  • スペースラナウェイ(日記)

    グッズが届きましたの。マイカーのキーはキーケースにつけたら無事にはみ出しました(完)
    以下は冊子を読んだりグッズに触ったりした日記です。

    ・ギャラクティカケンシン!あなた、ギャラクティカケンシンっていうのね⁉
    ・スペースシンゲンにギャラクティカケンシンときたらコズミックカゲトラとかいてもおかしくはないと思います。
    ・ギャラクシアン川中島ウォー……?この時空の二人はアレでは?年に一度スペース川中島を渡って逢瀬するんでしょう?
    ・プルバックノッブカー、作りがよくて笑うしナンバーが没年で「いいのか」と真顔になる。
    ・箱を開けるとき定規を差し込んで開けると蓋が折れたりしないわよというライフハックをどこかで見たけど教えてくれてありがとう、名も知らぬ誰かよ…。
    ・毘天ステッカー、謙信ちゃんの前身っぽいよな…って一年前から思ってます。こう…丸みがお胸っぽく…

    本の原稿を進めずカプさばばっかりやっていました。ぐだぐだ鯖もカプセルサーヴァントになってくれないかな…景虎/謙信ちゃんはクラス無視して愛馬とバイクで縦横無尽に走り回るし晴信は動かざること山のごとしの鉄壁になってくれ。どっちがライダーなんだい?

    ギャラクティカケンシンちゃんのビームサーベルは使うときだけONになるやつかもしれないね(CCA)

    衣装がわからなすぎて途中で投げた

    おしらせするのめっちゃ遅いんですがBOOTH一時的に閉めてます!年末進行‼1月下旬には再開します!とらのあなに一部の本を委託しているのでよろしければご利用ください。川中島の本はBOOTHの在庫が少しあります。pixivでも読めます。これに限らず本にしたやつ全部pixivで読めます。

    なんとなくサーチサイトに登録してみました。そのおかげもあるのか今日は絵文字がたくさん豊作でうれしかったです(日本語…)
    どうぞよしなにお願いいたします。

  • 日記

    最中は「朝起きたらメンテ始まってた」し特に何も調べようとしなかったので、今更バグがどんなもんだったのかを知ってびっくりしてます。欠片10個くらいの話やろと思っていたら全然違った。私にも年末年始に石がたくさん補填されることを祈ってます(強欲)(言うだけはタダだし…)

    ボックスガチャだし礼装くらいほしいな~と思って呼符を使ったらロウヒがあっさり出てきてうれC初日でした。11連でロウヒは出たが礼装は1枚もなし、かなC。あるある、礼装狙ったのに☆5鯖があっさり出るのあるある。但馬守がほしかったのにボイジャー君が連続で来た去年の夏。
    「晴信PUまでガチャ禁(ただし呼符は除く)」なので誓いは破ってない…いやそのあと詫び石30個も使った。……11連なんて誤差の範囲!

    なんとなく霊基一覧を入手順に眺めてたけど、引いた時のこと思い出すものですね。ギルガメッシュ(弓)は風呂入ってるときに、オジマンディアスは神戸大橋で夜に、ククルカンはマウンテンクライマーをしながら、朕は帰宅する電車の中で待ちきれずに…など。生活の一部になっているFGO。でもマウンテンクライマーしながらガチャ回すのはちょっとしんどい(体力的に)。謙信ちゃんPUのときあまりに出なくて吐きそうだったのも思い出しました。しんどい(精神的に)。

    ちょっと前からWAVEBOXの絵文字をクリスマス仕様に変えました(たぶん公式プリセット)。雪だるまがかわいいね。

    先日のややセンシティブらくがきのあとめちゃくちゃ絵文字が投げ込まれててびっくりしました。さては晴信だなオメー。いえ失礼しました。
    いつも絵文字・感想・♥をありがとうございます。お正月はお正月でプリセットができるのかな、ときどき絵文字変えてみよう。

  • ややセンシティブ落書き

    つい魔が差してこんならくがきを…

    服は期待で弾け飛んだしこのあとめちゃくちゃ川中島した

  • 日記

    おもむろにBlu-rayBOXを取り出すちゃんマス「アビーちゃんこのアニメどうかな…プリンセスチュチュっていうんだけど…」

    プリンセスチュチュ、プリンセスクレール/るぅの声が水樹奈々さんだからというそれだけが根拠のらくがき。思えば初めて水樹奈々さんを認識したアニメだった。
    ところでポーズのせいで前髪が全部ひっくり返り景虎アイデンティティークライシス…考えてらくがきをしましょう(反省)

    今朝なんとなくテレビつけたら「ワルイコあつまれ」がルイ14世の回だったのでタイムリーでした。

    「光る君へ」を見て(最終話のネタバレあり)

    まひろが最後に語って聞かせた物語は、二人の魂を救うものだったんだろうなあ、そうであってほしいなあ…。なんかこう、現実ではどうにもならないことがあっても物語がそれを救ってくれるのなら人の力になるんだろうなあ…。
    作者の前で相手が作者と知らず解釈をぶちまける(多分複数回にわたって)ちぐさ(菅原孝標女)、事実を知ったら枕に頭をうずめて足をジタバタさせるにちげぇねぇ…でもまひろの言い分もちょっとワカル…若い読者から純粋な解釈を浴びたい気持ちちょっとワカル…。
    ところで同じく紫式部を主人公にした漫画「神作家・紫式部のありえない日々(D・キッサン先生)」では式部さんは「発表した後物語をどう受け止めるかは読者の自由だから気にしない(なので源氏と頭中将をCPにしても源氏の夢女子になってもええよというスタンス)」だけど、ここはなんとなく「光る君へ」のまひろと共通している気がする。(超余談だけど私も同じ気持ちでして、メッセージなんかで「ここはこうだと思った」っていうのを聞くのを楽しんでおります。書いてる本人としては全然意図してなかったけど確かにそういう受け止め方もあるな~!って気づきが楽しいです。書いたものが私の手を離れて、読んでくれた人の中に何かを残したり生み出しているのなら、いや二次創作で何言ってんだって話ですけども、書き手冥利につきるなあ。余談が長い)
    始まる前は「そ、そ、そのCP(道長×紫式部)は地雷かもしれんのだが~~~!?!?」って思ってたけど毎週欠かさず見たわね…BSで18時から…そして倫子様に心を奪われた。あれだけ愛した男に献身的に尽くして尽くして、それでもその男の心だけは最後まで別の女のもとにあったとか、こんな報われない結末が許されるだろうか、いやない。私はこういう一途な女性が好きなんだ…あと政治力が強い女子も好き…倫子様どうして…報われてほしかった…。

    そんで土日ずっとプリンセスチュチュ見てたけどここにもいるんだよな一途な女が…………るぅ…
    大河見る数十分前までチュチュ見てたから情緒が不安定になってるしFGOは今日更新のイベントまだやれてないし…今日はもうだめです(寝)

  • 川中島はこんなことしない – 傷痕と川中島

     どういう意図が込められているのか俺には知る由もなく知る気もないが、さんざ交わって満たされた後、この女は俺を飽きるまで撫でまわす。それは女としての愛撫というよりはむしろ、母が子を慈しむ種類の――もっというと相手を下に見た愛玩の意図もあるのかもしれなかった。質の悪いことにこの女からは何の悪意も感じられず、さりとて俺に奉仕しているわけではないのは明らかで、おそらくは自分の気まぐれをただ満たしたいだけなのだろう。俺はそれを拒むことはなかった。
     あるとき、景虎は俺の左腕の傷に触れた。
     うすく盛り上がった皮膚を撫でられると、くすぐったくて仕方ない。珍しく労わるような手つきのせいだった。どうせ触るならもっと、例えば傷口を開くように、あの時のようにすればいい。
    「おまえがつけた刀傷だ」
    「私が?」
     記憶にない。という表情は一瞬だけだった。すぐに思い出して「ああ」と笑う顔が、少しだけ懐かしい。同じ顔で、この女はあの日、川中島で俺に太刀を浴びせるだけ浴びせて笑った。
    「こんなものを後生大事に残しているなんて、晴信もかわいいところがありますね」
     気を良くした顔で笑われて、さすがに鼻白んだ。景虎にではなく、俺に。
     例えば新八のように、全身の傷痕に誇りをもっているのなら、その傷痕ごと霊基の情報として刻まれるだろう。俺はよく知らんが、例えばその傷が致命傷であるという逸話が殊更人口に膾炙しているのなら、その傷痕は彼/彼女自身を構成する一つの要素として座に刻まれるのかもしれない。
     しかし俺のこの傷は致命傷でもなく、誇りでもなく、しいて言うならば憎悪と慙愧の念でしかない。結局景虎に勝てず、一矢報いることもできぬまま死ぬほかなかった恥の象徴、あるいは心残り。
     景虎の言う通り、こんなものが俺の霊基の情報として刻まれているのは我ながらほとほと女々しくて呆れる。こんな傷痕などなくても、俺は願いを見失ったりはしない。
     自分が刻んだ傷痕を撫でる景虎の顔を見上げる。充足しきった顔は何を考えているのだろうか。
     俺がこの傷痕に執着しているのがうれしいのだろうか。
    執着してしまった俺が己を恥じている様を嗤い、悦んでいるのだろうか。
     笑っているのに感情の読み取れない景虎の手が、俺の頭を抱いていた。得体のしれないなにかであっても、肉体は滑らかで柔らかい。俺の理性を剥ぎ取って、本能だけの男にしてしまうほどに。
    「恥じることはありませんよ晴信。あなたは私に本気で切りかかられて生き延びた。この私が殺せなかったんですから」
     慰めているつもりだろうか。しかしこんな言葉を臆面もなく口に出せるあたり、この女は俺を殺せなかったことを特に悔いても恥じてもいないのだろう。
     結局俺のほうが執着しているのだ。この傷痕を捨てられないように、この女への憎しみも反感も捨てることができない。
     柔らかい胸に歯を立てる。血がにじんでも肉を裂いても、それは大本の情報に記録されることもなく、ただ雪原は白く真新しいままに俺の眼前に広がるばかり。
     己の矮小さをかみしめながら、それをゆるす腕に身をゆだねてしまう。

     なぜこの女には傷痕一つとしてないのだろうか。
     なぜ俺はこの女の体に傷一つ残せないのだろうか。
     
     約束を裏切られたような失望は、鉄の味をしている。

  • 川中島はこんなことしない – 川中島とモーニングコーヒー

    当初のタイトル「アイドル伝説川中島」

    「川中島はこんなことしない」っていうかもはや「これは川中島ではない」。
    アイドル?歌手?的な景虎ちゃん(奈々様…)と、そのファンをやってる晴信っていうパロ。
    戦車男がありなら法被着てペンラ振り回してる晴信もありなのでは?(そうかな?)

     時折ふと思う。
     どうしてこんなことになったのだろう、と。
     そもそものきっかけは、仕事で大失態をやらかした日のことだった。
     誰がどう見ても俺のミスでしかなかったのに、まだ新入社員だからなのか、職場の誰もが俺を責めなかった。尻拭いのようなことを人に任せて帰るしかない俺は、自分がふがいなくて情けなくて、気づいたら一人で車に乗り込み、夜の街を走っていた。いっそ厳しく叱責されたほうが楽だった。自責の念に押しつぶされそうになって、それでも悔し紛れに、馬鹿みたいに環状線を何周もしているうちに聞こえてきたのが、彼女の歌声だった。
     透明で、力強くて、綺麗な声だった。
     ラジオなんて普段は聴かないのに、その日はどうしても音のない世界が嫌で、たまたまつけただけ。本当に偶然でしかなかったのに、その歌声は不思議と俺の心に染み入り、ささくれだった俺の気持ちを落ち着かせてくれた。
     曲名を調べた。名前を知った。ほかの曲もいくつも聴いて、彼女に深くのめりこんでいった。そう、夢中だった。あの日からずっと、俺の世界は彼女の歌声で満ちている。
     気づいたらファンクラブに入っていた――なにせライブチケットはファンクラブ優先で販売されるし。
     都合がつく限り、彼女のライブには参加した――最初のころは住んでいる場所の最寄り会場だけだったが、いつの間にか全国各地へ足を運ぶようになっていた。
     十数メートル先のステージで歌う彼女は、月並みな言葉だけれど、輝いていた。笑顔で高らかに歌い上げる中に、ほんのわずかな寂しさが感じられた。根拠はない。ただの直感でしかないのに、その押し隠した孤独のような何かが、俺をいっそう惹きつけたに違いない。
     歌を聴くだけにとどまらず、ペンライトを振って汗だくで応援して、いい歳こいてみっともないと思わなくもない。でも、あの頃の俺を救ってくれた彼女に恩返しがしたかった。ありがとうと伝えることはできなくても、せめて応援することで、俺も彼女を支えたかった。まあ、俺一人の応援なんて、あってもなくても同じだろうが。

     彼女のファンになって一年ほどが経った。その夜も俺は一人で車に乗り、夜の街をただ走っていた。こんな日は、彼女の歌を初めて聴いた日のことを思い出す。ちょうど、彼女が出演しているラジオを聴いているせいかもしれない。初公開の新曲は、来期から始まる特撮番組(彼女もサブキャラで出演する)の主題歌になるらしい。主題歌と言ってもエンディングですが、と、謙遜しながら笑う彼女の顔が思い浮かぶ。子供向けの番組は十年以上見ていないが、彼女も出演するなら見ないわけにはいかない。これでまた毎日の楽しみが増えたし、彼女が活躍の場を広げているのは一ファンとしてとてもうれしい。
     番組はまだ続くが、ゲストである彼女の出番は終わったのでコンビニの駐車場に入る。深夜と言っていいような時間帯、駐車場には俺と空車表示のタクシーしかいない。都心部からそれなりに離れているのもあって、周りはずいぶん静かだった。
     だから、買い物を終えて店を出た瞬間、聞こえてきた声に立ち止まらざるを得なかった。
     視線を向けた先には、複数の人影があった。男が四人、一人の女を取り囲むようにしている。何かトラブルだろうか、と、眉をひそめた瞬間のことだった。
    「――え」
     一人の男が、女の手首を掴んだ。俺がそう認識した次の瞬間には、その腕は見事にひねりあげられている。苦痛の叫びが上がるや否やほかの三人が掴みかかろうとするのだが、結局男どもは女にまともには触れられなかったと思う。あやふやなのは、その女が驚異的なスピードで男三人を伸してしまったからだった。
    「……ふぅ」
     やれやれ、といった体で女はその場から立ち去ろうと踵を返す。翻った長い髪の隙間から覗く顔は、大きなマスクで覆われていたが、
    「あっ」
     顔を隠していたマスクが落ちた。今の立ち回りで紐が外れかけていたのだろう。
     それはこの際、どうでもいい。
     問題にすべきは、目の前にいる女の正体。
    「景虎――」
     見間違えるはずがない。俺を救ってくれた歌声の主。思わず名前を呼んでしまった俺を、彼女は少し睨みつける。
    「――さん」
     呼び捨てにしたせいで睨まれたわけではないと思うが、なんとなく敬称を付け加えてしまった。
     ところで、この後どうしたらいいのだろうか。
     大丈夫でしたかと気遣うべきか、それとも見なかったふりをして立ち去るべきか。人間、咄嗟のときには本性が出ると言うが確かにそうかもしれない。知らぬふりをするのがファンの鑑ではないかという思考を、せっかくこうして会えたのだから、ほんの少しくらい話がしたい、そう、救ってもらった礼を述べるとか――なんてエゴが侵食していく。
     迷ったまま、時間だけが無為に過ぎた。
     結局何も言えず何もできない俺を、彼女は怪訝な顔で一瞥するだけで、横を通り過ぎていった。すれ違いざまに鼻孔をくすぐった香り。香水か何かだろうか――という思考をかき消すような排気音。それは彼女の近くから立ち上っていた。
     振り返ると、大きな白いバイクがアイドリングを始めていた。その傍らで、ごついフルフェイスのヘルメットを彼女が手に取っている。
     ほかに人影はなく、大型バイクのシートはどう見ても一人乗り。
     ふと、先ほどまで聴いていたラジオを思い出していた。
    ――そうなんです、役作りもかねて、免許取っちゃいました!
     トークの中で、特撮番組への出演の意気込みを聞かれた彼女はそんな話をしていた。
    ――実はこう見えて合気道もやってたから、殺陣も筋がいいって褒められたんですよ~!
     そうそう、そんなことも言っていた。だからあっという間に男を伸したのか、バイクにも乗っているわけか。俺は妙に冷静な頭のまま、すらりと右足を上げてバイクにまたがる姿を見ていた。つま先まで芯の通った美しさというのは、こういうものを指すのだろう。
     そのまま彼女は駐車場を横切り、公道へと出ていった。すれ違う瞬間、視線がぶつかったのはきっと俺の気のせいだろう。
     こうして俺の、奇跡的な遭遇は文字通り遭遇だけで終わった……。
     わけではなかった。
     彼女が駐車場を出ていくのと入れ替わるように、赤いパトランプを灯した警察車両が入ってくる。何事か、と、身構える俺の後ろ、コンビニの店内から今度は店員が出てきた。察するに、先ほどのトラブルを店内から見た店員が通報したということだろう。まずは倒れている男たちから話を聞こうとしている警官を見ながら、どうしようか、と、俺は困惑した。正直に彼女のやったことを話すべきかもしれないが、警察沙汰になったら今後の活動に支障が出るのは間違いない。ここは知らぬ存ぜぬを通して、彼女を守るほかないと思えた。そうするつもりだった。
     だからといって、なぜ俺が暴行の加害者になっているのだろうか。
     被害にあった悪漢たちの気持ちはわからないでもなかった。女一人にしてやられたと言うよりは、それなりに体格のいい男の俺にやられたほうが証言の信憑性もあるしプライドも守られる。警察はあっさりとその言い分を真に受けて、俺を事情聴取のために警察署へと連れて行ってしまった。仕方ない。俺が身の潔白を示すことはすなわち彼女の未来を潰すことなのだから。何を聞かれても何も答えない俺と警官の押し問答がなされること数時間。なんやかで夜明けまであとわずかというところで、事態は動いた。
     放免。
     とりあえず俺が何もしていないことはわかったので帰っていいと放り出される。何も言っていないのになぜ……と、訝しく感じながら警察署の裏口を抜けると、
    「え……」
    そこにはなぜか、彼女が立っていた。
    「私のこと、かばってくれたんでしょう?」
     曰く、走り去りながらミラー越しにパトランプを見ており、もしかしたら大事になったかもしれないとビクビクしていたのだと言う。それなのに自分のもとには警察も来ないし電話もないものだから、耐えかねてマネージャーをたたき起こし真夜中の警察署に出頭したらしい。現在所属事務所の顧問弁護士も交えてすったもんだをしているらしいが、とにかく彼女の経歴には傷はつかないし、俺も同様になる見込みだとのこと。なんだか空恐ろしい世界だなとは思ったが、丸く収まったのならそれでよかった。
    「ありがとうございました」
     ぺこりと頭を下げる彼女に、俺は何も言えなかった。
     礼を言うのは俺のほうだと言いたかったのに、口がまったく動かない。おまけに、
    「……あ」
     何時間も拘束されていたせいで腹から大きな音が出てしまった。さすがに恥ずかしい。腹を押さえたところで口をつぐんだところでそれは収まらず、何か動物の唸り声のようなそれがやんだとき、彼女はこらえきれずに笑い声をあげていた。
    「おなか、減ってるんですね!」
     朝日のようなすがすがしい笑顔が、俺の手を取っている。
    「私もです。ねえ、朝ごはん食べに行きましょうよ!」
     お礼におごりますから、と、有無を言わさぬ勢いで引っ張られていく。
     いいのだろうか、こんなことをして。罪悪感のようなものは、けれど睡眠不足で空腹の本能にかき消されていく。
     いいじゃないか、こんなことしたって。一緒に朝飯を食うくらい、人身御供の報いに受け取っても罰は当たるまい。
     夜明けの街を、彼女と手を繋いで歩きながらふと思う。
     どうしてこんなことになったのだろう、と。
     でも、どうでもよかった。
     きっかけも理由も全くわからない、人生とはそんなものなのかもしれない。

  • 日記(という名の思考の整理)

    一人アンソロ原稿マンション(ネタが思い浮かぶたびに増築=ページ増)

    一人アンソロ、アンソロと銘打つからには100ページくらいにしたいものだ…(理想)
    いや単純に漫画と小説が半々として、漫画で50ページって厳しいな…あと小説で小ネタを複数本出すのも厳しいな…(現実)
    プリントオンのアンソロセットが60P以上のレギュレーションだから60ページでもいいのでは?(逃避)今ココ!

    クリスマスはぐだイベではなかったですね、残念!でも純度の高いぐだイベがきっと設けられると信じて待ちますとも!あるいはいつかのCBCのようにホワイトデーでNPCキャラが実装されるかもしれんしまさかのバレンタインぐだイベもあるかもしれない(ぐるぐる目)
    バレンタインと言えば今年のバレンタインは謙信ちゃんいなかったので来年ようやくチョコをもらえるのかと思えると楽しみで仕方ない…今年のバレンタイン告知のおしらせでは川中島が隣り合っててニッコリスクショしたものです。

    川中島にドハマりして1年か~…

    流転を本にする作業も地味に進んでいます。300ページ近くなりそう。ワァ…ほんとに…? ブックケース入り分冊とか考えてたけどやっぱり1冊にまとめてドン!ってしたい。ブックケースの原稿を作るのは大変だしな(本音)でも裏話をまとめたものは別冊子になりそう…ダメじゃん。
    裏話のネタ提供もありがとうございます助かります…!いただいたネタをこね回してたら、「二人の12か月で12本SS書けるのでは?」という天啓を得た(はいいものの本になるのがまた先になる…悩み…)

    フレの募、埋まりました!ありがとうございました!いろんなサポート編成を楽しく拝見しつつお力借りております。
    晴信と景虎ちゃんが絆14で残りあと80万くらいだけど上限解放してほしい~カンストしてしまうのが嫌で最近謙信ちゃん(絆12)しか連れまわしてない~…

    WAVEBOX、絵文字感想いつもありがとうございます!元気の源です!

  • 川中島はこんなことしない – ときめいて川中島

    式部さんのめそめそ顔かわいくて好き

  • 没(MOTTAINAI)

    書いてたけどしっくりこなくて没!にしたのをMOTTAINAI精神でなんとか書き上げてサルベージしたものです。
    流転の二人、生理ネタ平気な方はどうぞ…

     朝、隣で眠るぬくもりに驚かないようになって数か月。いっしょに暮らそうと決めたはいいものの、結局忙しさやらなにやらで引っ越しは滞り、週末に晴信の家に泊まるばかりの生活を始めて数か月。その朝もいつものように、昨夜の記憶をゆるゆると思い出しつつ幸福を噛みしめ、大きな体の割に静かな晴信の寝息を聞くともなく聞いている。眠っていても何か感じるものがあるのか、晴信は私の体に腕を回して離さない。それから離れようとしたわけではないけれど、身じろぎをした瞬間――
    「――あ」
     体の奥からどろりとしたものが漏れ出る感覚。さっと血の気が引いた体は勢いよく布団を跳ね上げ、晴信の腕を払ってベッドから起き上がりトイレ目掛けて走って行く。勢いよくドアを閉じる向こうで、晴信の焦ったような声が聞こえた。こんなに騒げばさすがに起こしてしまうだろうし、それについて申し訳なさはあるけれど、今は正直それどころではなかった。勘違いであってほしい願いが半分、その願望は真実願望でしかないだろうという確信が半分以上。
     そして結果は、悪い予感の通りだった。
    「あぁ……」
     どうしよう――と、トイレに腰かけたまま項垂れることしかできない。とはいえ、こうしているだけではどうにもならないし、何より晴信が心配する。そうこうしているうちに、慌てたような足音が扉を隔てた向こうで止まった。
    「どうした、具合でも悪いのか」
     寝起きの掠れた声は明らかな心配で満ちていて、申し訳なさでいたたまれなくなる。
    「起こしてごめんなさい、違うんです、なんでもないから……」
    「本当か? どうする、病院いくなら車……いや救急車がいいか?」
     私以上におろおろしているような晴信に本当のことを言うのはなんとなく憚られたけれど、無駄な心配をかけても仕方がないし、恋人同士だし、こうなっては晴信しか頼れる人がいない。恥じる気持ちはため息とともに捨てる。
    「そうじゃないんです、あの……その……生理が……来ちゃいました……」
    「――」
     扉一枚を挟んでいると、晴信がどんな顔をしているのかまったくわからない。きっとこんなことを言われても困るだろうな……と、後悔していると、予想外の言葉がかけられた。
    「そうか、アレは、持ってきてるのか?」
     晴信の声はやけに冷静だった。冷静であろうとしていただけなのかもしれないけど、とにかく状況確認を済ませようという意図はわかったので私も応える。
    「ナプキンのことですか? いえ、あいにく……」
     いつもよりも早かったので何の備えもない。これでいよいよ晴信も困り果てるだろうと思っていたのに、当の本人は私よりも落ち着いていた。
    「そうか……わかった。今から買ってくる」
    「えっ」
     さっきから予想外が続くものだから声が裏返ってしまった。晴信は誤解したのか「……嫌か?」と不安そうに声を潜めるけれど、嫌も何も、正直に言えば人に買ってきてもらうしかないと思っていたのは事実だし、この場でそれを頼めるのが晴信しかいないのもまた明らかなこと。でもさすがに、恋人とは言え男性に生理用品を買ってきてもらうのは躊躇われたし、晴信だって嫌がるだろう……と、危惧していたことを言い淀みながら伝えると「そんなこと言ってる場合じゃないだろ」と一蹴されてぐうの音も出ない。結局「すみません……お願いします」と項垂れた私に力強く答えて、晴信の足音は部屋の方へ戻っていった。着替えを済ませてくるのだろう……と、待つこと数十秒。トイレのドアがノックされる。
    「ちょっと開けるぞ」
     鍵のかかっていないドアが、ごくごくわずか、ほんの三センチほど開かれて、その隙間から私のスマートフォンが差し入れられる。
    「……?」
     これで暇つぶしでもしていろということだろうか? 受け取りながら晴信の真意を測りかねていると、
    「俺は買いに出るから、普段どれ使ってるのか画像でもなんでもいいから送ってくれ。あればそれを買ってくるし、なかったら似たのを探す」
     まくし立てられた内容はつまり、私が普段使っているナプキンの種類を教えろ、ということらしい。
    「え、あ、わかりました」
     なんとかそう答えたのを聞くか聞かないかのうちに、晴信は鍵を掴んで外へと出ていった――気配がした。
     静かになった家の中で、私はなんだか化かされているような気分だった。
    (晴信、ナプキンに種類があることを知ってるんでしょうか……知ってるんでしょうね)
     そうでなければあんな言葉は出てこないはず。慌てた様子だったけど、反して頼もしいことこの上ない。一方でちょっとした疑念も生じる。男性でそこまで気が回るのは正直かなり珍しいのでは? やっぱり姉妹がいて、さらに女性との交際経験も豊富だから? 多少気になる気持ちはあるけれど、今はそれどころではない。最寄りのドラッグストアは歩いて数分なので、晴信はもしかしたらもう到着しているかもしれない。
     私はいつも利用している通販サイトの注文履歴を開き、画面のキャプチャ画像を晴信に送った。それが終わると、ほっとしたせいかじわじわと痛みが出てくる。薬も頼めばよかった、いや今から頼めばいいのか? と逡巡していると、見透かしたようなメッセージが飛んでくる。
    「鎮痛剤は?」
     思考を読まれたようで少しぎょっとしつつも、願ったり叶ったりなのは事実。薬もあったら助かるので頼みたいと送ると、即座に返信がなされる。
    「わかった。種類は?」
     同じように薬の外装画像を送りながら、私は少しだけ、昔のことを思い出していた。学校でうずくまっていた私を助けてくれた日のことを。

     晴信が帰って来たのは、それから十分もかからなかった。買ってきてもらったものを受け取り、ようやくトイレから出てリビングへ入ると晴信がキッチンに立っている。いつものように手際よく朝食を作っているのかと近寄れば、コンロに掛けた小鍋の中は粥だった。冷凍していたご飯を使ってさっと作ってくれたらしい。
    「食欲ないかもしれないけど、薬飲む前に何か胃に入れとけ」
    「ありがとうございます……どうして粥なんです?」
     不満があるわけではなく、ただ純粋な疑問として尋ねると、晴信は鍋底をかき交ぜるお玉を止めた。
    「……粥なら食えるかと思って」
     ふつふつと沸く鍋が焦げ付かないよう、晴信は火を弱める。
     それもまた、晴信の過去の経験則からの行動なのだろうか。人によっては生理中に食欲をなくしたり、こういうものしか受け付けないという場合もあるかもしれないけど、私は別にそんなことはない。トーストでもクロワッサンでもハンバーガーでも構わない……けれど、こうまでしてくれている晴信の厚意を無下にするのも気が咎めた。
    「……贅沢を言っていいなら、たまごが入ってるとうれしいです」
     塩味だけの粥は味気ない、というのが本心だったので甘えると、晴信はどこかほっとしたような顔になる。それは何も、作ったものが無駄にならなかったことや、自分の気配りが的外れではなかったことに対する安堵ではなくて、何かもっと別の要因によるものに感じられた。例えば、隠していることに気づかれなかったという、安堵に。
     晴信は、ここにはいない、私の知らない、誰かの影を隠そうとしているのかもしれない。
    「卵か、じゃあ雑炊っぽくするか」
     晴信は私に背を向けて、冷蔵庫から卵を出す。それを手伝おうとして私はもはや勝手知ったるキッチン収納から小さなボウルを取り出そうとするも、結局「おまえは座ってろ」と言われて、リビングのソファに追いやられてしまった。そりゃ、まったく気遣われないよりはずっといいけれど、こうまで過保護だとちょっと呆れてしまう。呆れながら、でもだんだんと鈍痛がはっきりしてくるのは事実なので、その思いやりがありがたかった。昔、学校で動けなくなった私のことを晴信はずっと覚えているのだろう。そして晴信にとっては、私が考えているよりずっと、忘れがたい苦い記憶なのかもしれない。

     薄味の卵雑炊……というより卵粥を食べ終わっても、晴信は私に洗い物すらさせてくれなかった。まごうことなき病人扱いに何か言いたい気持ちはあれど、頑固な晴信に言ったところで聞き入れてくれるはずもない。ので、甘んじて上げ膳据え膳生活をさせてもらうことにした。
    「ほら、薬」
     食後に差し出されたマグカップはほんのりとあたたかい。中身は水ではなくて、少しぬるまった白湯のようだった。雑炊に白湯にとあたたかいものを口にすると、全身がぽかぽかと暖かい。薬を飲み込んで、ほうと一息つく私に、晴信は寝室を指さした。
    「よし、飲んだら寝てろ」
     風邪じゃないんですから、とは言えない、どこか有無を言わせない圧だった。
    「じゃあ……薬が効くまでお言葉に甘えて、」
    「薬が効くまで?」
     聞き捨てならん、という視線にねめつけられてはもう仕方ない。どちらかというと私のためではなく晴信の安心のために、ベッドにもぐりこむしかなかった。せっかく二人で過ごせる休日なのにこのまま一日横になっているのは退屈だしもったいない気もするけれど、横たわって布団に包まれると幾分楽になるのも事実だった。
    「つらかったり、ほしいものがあったら呼べよ」
     甲斐甲斐しくベッドの横までついてきた晴信は、見届けて安心したのかようやく表情を緩めている。過保護ではあるけれど、間違いなく心配してくれているのは痛いくらいに伝わった。
    「晴信」
     病人扱いされたせいか、少し心細くて一人になりたくない。私に手を伸ばされた晴信は、何も言わずにその場に座って手を握ってくれた。
    「何から何までありがとうございます」
    「ああ」
     いいんだ、と、薄く笑う晴信は、私の顔から視線を外す。手を握ったまま立ち去りがたいのか、しばらく晴信も私もそのままだった。ただ、なんとなくその表情に気がかりを感じて、どうかしたのかと尋ねてしまう。「なんでもない」とは言うけれど、晴信は嘘が下手だ。
    「なんでもない顔じゃないですよ」
     何か言いたいことがあるんじゃないのかと聞けば、やっぱり口を引き結んで黙り込む。これは図星を衝かれたときの顔。つないだ手に力を籠めると、ようやく晴信は観念したらしい。
    「……気分のいい話じゃないと思うぞ」
    「構いませんよ」
     それはきっと、晴信が言いたいことというより、聞いてほしいことなのだろうと思った。相手は別に、私でなくてもいいのかもしれない。でも、私に打ち明けることで胸のつかえがとれるのなら、それが何であっても受け止めようと思えた。
    「俺は……」
     晴信は少し遠くを見つめる目をする。
    「俺はおまえと再会する前に、何人かと付き合ったことがある。今日みたいなことも何度かはあった。うまく立ち回れないことだってあったが、慣れていって……だから今日、おまえをこうして助けられたんだろうな、そうだとしたら、あのろくでもない時期も捨てたもんじゃなかったのかもな……そう思っただけだ」
     その語りからは、ウェットな部分がそぎ落とされたように感じられた。晴信が押し隠している後悔と慚愧の念が。
    ――俺もおまえが初めての相手だったらよかったのに。
     あの夜の言葉の深意が、ようやくわかりかけてきた。晴信の未練は何も肉体的なことだけではなくて、もっと複雑に、入り組んだものらしい。
    「……ろくでもなかったんですか?」
    「ああ。俺だけがな。ろくでもない男だったよ」
     好いてもいない相手と交際しては別れて、その繰り返しばかりを漫然と続けていた。そのうちに人をいたわる心が擦り切れたのかもしれない――晴信はそう自嘲する。そういう自己認識が、自罰的なことを言わせているのは明らかだった。
    「擦り切れたりしてませんよ、貴方は、ずっとやさしい」
     けれど言葉は、想いは、届かない。
    「そりゃおまえにだけだよ。おまえだけに優しくできてるなら、まあそれでいいが……」
     多分、晴信の中には物語ができている。晴信にとってその日々は、これまでの人生の汚点とでも言うべきもので、そして私に心を砕くことで、その日々に意味を見出そうとしている。なかったことにできないのならせめて、私との日々のためにそれらが存在していたのだと言い聞かせて、罪悪感と向き合おうとしている。そんな風に、感じられた。
    「そうでしょうか?」
     なんだか少し腹立たしかった。彼女たちは貴方のために用意された舞台装置ではないし、私だって晴信の過去を雪ぐためにここにいるわけではない。
    「ある意味、過大評価ですね、晴信」
     晴信とお付き合いした女性は案外皆、晴信のことなどさっぱり忘れているかもしれないし、そんな相手との出来事も大した思い出にはなっていないのかもしれない。そう言うと、晴信は「だといいが」と笑いながら、少し寂しそうだった。それがどんな感情であれ自分のことを覚えておいてほしいと願うものなのだろうか。晴信は、案外寂しがり屋なのかもしれない。一人で生きるのではなく誰かと共にあることを、私よりもずっと求める人のような気がした。
     ふと思い出すことがあった。
    「以前、貴方は私に言いましたよね」
     もうずいぶん前のことのような気がする。晴信を脅して表面上だけの交際を始めてすぐのころ。貴方は何も知らない私に言って聞かせた。
    ――軽い気持ちで付き合ってみたらのめりこむこともあるだろうし、どれだけ強く想っていても、いざ付き合ってみたら理想と違うとか、あるだろ。
     今思えばそれは、晴信の経験ではなくて、晴信が願った記憶なのかもしれない。
     自分から強く求めることはなくても、誰かから言い寄られたり、想いを打ち明けられたりするうちに、もしかしたらこの人を強く想えるようになるのかもしれないと、そんな期待を抱いていたことがあったのだろうか。
     だとしたら、なんていじらしいのだろう。
    「貴方はきっと、誰かを好きになれるかもしれないと信じたから、そうなりたいと願ったから、ずっと差し出された手を取ってたんでしょう? 何度も繰り返したんでしょう? 人を信じていなければ、他人を信じることのできるやさしさがなければ、そんなことはできませんよ」
     それに、きっとその過去がなくても貴方は誰にでもやさしかったはず。そうやって人を踏み台にしなければやさしくなれなかったなんて、そんなはずはないと言いたかった。それだけは、否定しなければならなかった。子供のころから貴方は私に、皆にやさしかった。いつも一人ぼっちになる私を気にかけてくれたし、この手を握って一緒にいてくれた。つらいことがあったときも寄り添ってくれた。誰よりも私のことを案じて、大事にしてくれた。
     晴信は口を引き結んだまま、私の話を聞いている。
    「私は貴方とは正反対です。誰のことも好きになれない、なってはいけないと思っていたから、誰の手も拒んだんです。こんな自分を肯定してくれる人は現れないと思っていたから、人を信じていなかったから、そんなことしかできなかった」
     我ながらとても後ろ向きだったと思う。そう笑っても、晴信は頑ななまま。
    「おまえは、事情があったと思ってたからだろう? 俺とは違う」
     呆れた。晴信が色々考えこんでいるのは理解するけれど、それでも私にできるのはそこまでで、共感なんてとても無理だった。
    「そうですよ。私は貴方とは違う。だからどうしてそんなに思いつめるのかわかりません」
     だからいっそのことと突っぱねてしまったけれど、それはそれで晴信の望むところではなかったらしく、口をへの字に曲げて――多分、拗ねている。
    「なんです? 慰めてほしかったんですか?」
     ちょっとだけ愛らしい仕草に笑みが浮かんでしまう。しょうがない人。ベッドが半分空くように体をずらして晴信を招き入れる。私からすれば小さなことに思い悩む大きな体を抱きしめて、額に唇を寄せた。
    「馬鹿ですね、晴信。貴方は私の慰めなんかに納得するような人じゃないでしょう? 押し付けられた答えで満足する人じゃないでしょう? 貴方は自分一人で、きっと納得する答えを見つけられる人ですよ。そういう自分を、誇らしいと思っている人でしょう?」
     晴信は何も言わず、私はただ彼の頭を撫でている。
     後悔に責任を感じて、それでも投げ出さずに受け止めようとするのは晴信らしいと思った。でも、その責任感の強さは彼を潰してしまう――ことはなくても、不必要に追い詰めているのではないだろうか。そして晴信が、それをよしとしているだろうことも、なんとなく感じることができた。
     もしも貴方が自分を許せないのなら、せめて私は、貴方を甘やかしてあげたい。
    「嫌な記憶だと思うのも、やめちゃってもいいんじゃないですか」
     今すぐには無理だとしても、いつか昔の自分も全部まとめて、大事にできる日が来るはずだから。そのときまで、私は傍で見守りたい。
     晴信は静かに目を伏せたまま返事もしない。なんだか昔の彼を見ているようでかわいらしくて、それから効き始めた薬のせいで眠気に襲われて、私もまた何も言わずにぬくもりに溶けかけている。と、晴信が私の首元に鼻先をくっつける。
    「おまえは、俺の過去に、その……嫉妬してくれないのか?」
    「え?」
     眠気が吹き飛んだ気がした。
     何を言い出すのかと顔を覗き込みたかったけれど、晴信は私の背を抱えて動かない。少し赤い耳元だけが視界の端に入っている。
     拗ねてる?
     ……まさかやきもちを焼かせるためにこんな話をしたとは思わないけれど、予想していたより私が、いわゆる物わかりの良すぎる態度をとってしまったから、不安になったとか? 予想はできても、嘘をついてまで晴信が期待、あるいは想定していたような反応は返せない。
    「貴方が言う通り、他の誰かにやさしくして、やさしくされて、それが今の晴信を作っているのだとしたら、過去だって貴方の一部ですから、それが嫌とかは思わないですね」
     言いながら、なんだか不思議な感覚だった。成長を喜ぶ親の気持ちとはこんなものなのかもしれない。
    「…………そうか」
     晴信はやや落胆したように小さく漏らす。こんな大きな体をしておいて、本当にかわいい。かわいいので、少し慰めてあげたくなる。
    「でも、昔の話を殊更細かく聞きたいとも思わないので……もしかしたらやきもち、焼いてるのかもしれません」
     嘘ではなかった。私だって過去の誰かと比べられたらいい気はしない。比べられなくても、具体的なエピソードを聞きたいとも思わない。
    「――そうか」
     それでようやく晴信は満足……というか、安心したようで、先ほどよりもしっかりとした声が返ってくる。心なしか私の体に回っている彼の腕からも、緊張が抜けてしっかりとした力だけが感じられたようだった。
     ところで、私にも少し気になることはある。
    「晴信は?」
     ん? と顔を上げた晴信は、少し眠そうな表情をしている。
    「もしも私に、貴方以外との交際経験があったら、嫉妬しますか?」
    「そりゃする」
     眉間に皺が寄ったかと思うと、即座に一言。実に正直でよろしい。
     ああ、だけど、嫉妬すると言われて少しだけうれしかった。貴方もこんな気持ちだったんですね。
     苦笑した私を、晴信は誤解している。
    「俺は独占欲の強いこどもだよ」
     拗ねながら私の胸に顔を押し付けてくるあたり、開き直っている感が否めない。そうしていると、まるで幼いころの晴信が戻ってきてくれたようで、体の奥に光が燈ったような暖かさを感じた。その体を抱きながら、私も深く甘えたくなる。幼い私を、抱きしめてほしくなる。
    「じゃあ、めいっぱい、独占してください」
     互いのほかに何もいらなくなるくらい、強く抱きしめてほしい――けれど、晴信の腕に力がこめられることはなかった。訝しい顔をする私のほうに、ゆっくり晴信が顔を上げる。
    「あんまりそういうことを言うんじゃない」
     どこか困ったような不機嫌そうな顔だった。
    「なんでです?」
     どうしてそんな顔をされなければならないのかわからない私に、晴信は口ごもりながら答えた。
    「……妙な気持になるだろ」
    「――……」
     そういうつもりで「独占して」と言ったわけではないのに、と、呆れている私に晴信は釘を刺す。
    「さすがに今のおまえにそういうことはしないぞ」
    「私だって貴方がそこまで堪え性がないとは思ってませんよ」
     なら、いい。晴信は納得したのか安心したのか、よくわからないけれど満足したような顔だった。
     仰向けに姿勢を変えると、晴信の手が私のお腹に乗せられる。大きくてあたたかい手のひらが心地いい。
    「……なあ、あの頃みたいに痛むのか」
     肘をついて私を見下ろしている晴信の声も顔も、私を心から案じている。そのやさしさに心配をかけたくなかったけれど、どうしようもなくうれしい。
    「ううん、だいぶ楽ですよ」
    「そうか……でも薬は飲むんだな」
    「我慢できないほどではないですけど……仕事のある日なんかは飲んだ方が気がまぎれるので」
     平気だと言っても晴信は安心せず、まるで自分の痛みのように表情を険しくさせる。
    「やっぱり痛むのか……」
     あの頃に比べれば耐えられない痛みというほどでもないし、それも一日だけで終わる。その一日がつらいのは、事実ではあるけれど。
     晴信は少しためらいがちに言い淀む。
    「興味本位の質問だから答えなくてもいいけど……どんな痛みなんだ?」
     その疑問はもっともなことだと思う。男性の体では感じることのできない種類の痛み……でも、似たような痛さはあるのかもしれない。私の身にそんな痛みが、今のこれ以外に存在するのかと言われると疑問だけれど。
    「どんな……どんなと言われても……そうですね……内臓をローラーで丹念につぶされている……感じ?」
     腹痛とは少し違うような、かといって外傷による表面的な痛みも全然違うような……。迷った挙句、この絞られるような痛みをそう表現すると、晴信はサッと顔色を変えた。
    「――」
     いわゆる、血の気が引いたような顔色に。
    「……やっぱり一日寝てろ」
    「えー……?」
     痛みがどんなものかを聞かされて、私を休ませるという意思がいっそう強くなってしまったらしい。余計なことを言ってしまったというわずかな後悔はあったけれど、私にはそれ以上晴信を拒む意思はなかった。
    「おまえが寝るまでここにいるからな」
     その言葉は脅しのつもりか、それとも。「はいはい」と私は小さく笑って目を閉じる。
     傍らにいてくれる体温を感じる。お腹の上に置かれた熱が、じんわりと体中に広がっていく。紛れもない幸福感に包まれながら、私はゆっくりと眠りの中に落ちていった。

  • 川中島はこんなことしない – 川中島は海を抱きしめていたい

    ※景虎ちゃん不感症説(独自研究)に基づいたSSです

    「もう、やめにしませんか」
     乾いた笑顔は、疲れ切っていた。この女もこんな顔をするのか、という感慨を一瞬忘れてしまうほど、その表情に気を取られた。
     何も身に着けないまっさらな肉体を隠すこともない、この女にはあたりまえの羞恥の念がない。体の外側をまさぐられ、内側を暴かれてもこの女は快楽を覚えることはない。何度繰り返しても変わらない。それでも俺は諦めの悪い愚者のように、この女を抱くことをやめなかった。
     やめることが、できなかった。
    「断る」
     そしてこの先もやめることはできないのだろう。いや、やめる気がまったくわかない。なにせやめる理由がないのだから、景虎の要求は断ることしかできない。
     こわばった笑顔が、かすれた声が、震えている。
    「どうして……ほかに相手ならいるでしょう」
     いない。おまえのほかに俺を満たせるものはいない。まっとうな感覚を備えた人間を相手にしてほしいと訴えても無駄だ。俺が求めているのは一時の享楽などではない。
    「私は貴方に何をされても、何一つ感じ取ることができないのに?」
    「ああ」
    「私では貴方をよろこばせることもできないのに?」
    「ああ」
     景虎は、快楽は知らずとも、苦痛は知っている。
     そして俺は、おまえが何を最もつらく感じているのかを知っている。その俺の内心をおまえは察しているのだろう。
     おまえを抱いて、何も響かず何も返ってこなくても、俺はそういうおまえを抱きたいのだから。
     俺の妄言を聞いた景虎の唇が震える。
    「貴方は、私が、苦しんでいるのを見たいだけでしょう。私の体を暴いて、私が――」
     その体を抱きしめる。震えは怒りか、悲しみか。どちらでもないのかもしれない。だが、それもどうでもいい。俺はこの、氷のように透明で、焔のように眩い体を好んでいるだけ。
     よろこばせたいと思っていないし、自分だって快楽だけを求めているわけでもない。ただお前を抱かずにはいられない。不感のお前に狂いたつ俺がおかしいのならそれでもいい、どうだっていい。肉欲に溺れている間、俺はお前のこと以外何も考えていないし、考える気すらないのだから。

    (坂口安吾の「私は海を抱きしめていたい」がヘキすぎて書いたもの)

  • 追憶

    「流転」の幕間的な小話です。随時追加予定。番号がついているけど続きものではなく、それぞれ独立した話です。

    ::目次::
    1(晴信)
    2(景虎)
    3(モブ女子)
    4(幼子)
    5(放生月毛)
    6(黒雲)
    7(モブ男子)
    8(晴信 – 巫山の雨after)
    9(晴信-逆ナン)
    10(景虎-ナンパ)
    11(綾御前)
    12(晴信)
    13(晴信 巫山の雨after その2)
    14(晴信)
    15(モブ女子)

    1(晴信)

     こんな夢を見た。
     二人で博物館を訪れた帰り道、夕日を受けて走る電車の中。疲れたおまえがうつらうつらと船をこぎ始める。隣の客に凭れそうになるのを引き留めて数分、肩に預けた頭の重みで俺も眠くなっていく。
     電車が大きく揺れた。降りる駅まであとわずかだった。
     危なかった。寝過ごすところだった、さあ、降りよう。
     おまえの手を引いてドアをくぐったはずなのに、振り返ったらおまえは、走り去る電車の中から俺をじっと見つめている。
     今にも泣き出しそうな笑顔で、もう二度と会えないような悲しみをにじませて。
     俺はただ、赤い夕陽を背中から浴びながら過ぎ去っていくおまえを見送る。もう走っても、何をしても、この手は届かない。
     姿が見えなくなっても、音が聞こえなくなっても、俺はそこから動けず、声を発することもできずにいた。
     ただ一人きりでホームに残された俺を、幼いおまえに似たこどもがじっと見つめている。



    2(景虎)

     六月だというのに暑い日が続いている。
     その日も蝉の鳴き声で目を覚まして、真っ白い朝日に思わず目をすがめてしまった。
     今日も暑い日になりそうだ。
     隣に眠る人はうっすらと汗をかいている。もう少し冷房の温度を下げればいいのにと言っても、私の体を冷やしたくはないし、別の部屋で眠るのも嫌だからと言ってきかない。
     そのやさしい額に張り付いた髪に触れる。そっと汗を指先でぬぐい、重い体を起こしながら唇を落とす。
     私もこの人と離れて眠りたくはなかった。できるだけ長く共に在りたかったから。大きな手を握ったまま眠りに落ちる瞬間の幸福と、目を覚ました瞬間に愛しい顔を認める安堵。まだ私はここにいられる。涙がこぼれそうな幸せをかみしめながら、また夏の一日が始まっていく。
     いつものように朝食を済ませて、いつもの電車に間に合うように家を出ていく貴方を見送る。
     貴方は「いってきます」のキスをして、私のお腹を、その中にいる命を、かわいがるようにそっと撫でる。
     愛しさを浮かべた眼差しをこの瞼に焼き付ける。唇は貴方のやわらかさをずっと覚えている。私が過ぎ去ってしまっても、この子はきっと貴方をつなぎとめてくれる。
     だから私は、あまり心配していなかった。だけど、倒れてしまったのが外出先の路上で、運悪く通行人がいない場所だったのはさすがに焦りを禁じ得なかった。
     私はどうなってもいい。きっとどれだけ人の命を救う術(すべ)が進んでも、私がどれだけ準備をしていても、この定めから逃れることはできないとわかっていたから。私と貴方が寄り添って生き続けることだけは、何かとてつもなく大きなものに反した在り方だと教えられたから。そして、他ならぬ私も貴方もゆるさないだろうと知っていたから。
     だけど、この子は。この子だけは、私たちの定めには関わりのない存在だから――
     瞼が重い。腕も足も動かない。声すら出せないまま、意識が遠くなっていく。
     どうかこの子だけは、当たり前の幸福を受け止めて生きて欲しい。私がそれを見届けることができなくても、あの人はきっと良い父親となってこの子を見守ってくれるから。
     何も感じないはずの指先が、確かに何かに触れた気がした。
     流すつもりのなかった涙がこぼれた。
     終わりの時を覚悟していたはずなのに、この胸には未練や執着がいっぱいに詰まってしまっている。人とはこのように貪欲なものだったのでしょうか。ついぞ知ることのできなかったもの、その欠片に触れさせてくれた貴方の顔だけを想いながら私は逝く。
     さようなら、私の、たった一人の、大切な――


    3(モブ女子) 

    「あんた、遊ばれてたのよ」
     友人の指摘はあまり響かなかった。なんとなくそうだろうな、と感じていたからだった。それに、遊ばれていた相手の男とはとうに関係解消して久しく、今さら腹を立てても悔しがっても無駄だった。
     だからといって思うところがないわけではない。別れようと言われたときは、子供のように泣いて喚いて、何でもするから捨てないでなんて、みっともなく追いすがったものだから、わたしのすべてを拒絶して去っていったあの男のことをそれはもう恨んでいた。友人から指摘などされなくても「ああ、この人はわたしがこの人を想うほどには、わたしのことを想ってくれなかったのだな」と思い知ったし、あとはその情の薄さをいっそ呪うほどだった。
     いつかあの男も、どこかの女にこっぴどく振られて痛い目を見ればいい。
     ……などと考えていられたのはせいぜい二か月ほどだった。わたしは勤め先に出入りする業者の担当営業と親しくなり、一年ほどで結婚して子供にも恵まれた。人はいつまでも何かを、誰かを憎み続けてはいられないのかもしれない。
     とにかくわたしは幸せだった。あの男のことをほとんど忘れてしまうくらいには。

     再び彼を見かけたのは夫と子供たちと訪れた週末の商業施設だった。数年ぶりに見る彼は、愛らしい女の子から舌足らずに「パパ」と呼ばれ、手をつないで歩いている。その左手の薬指には指輪がはめられているのを見て、あんな男が誰かと結婚して子供まで設けているのが多少信じられず、わたしはひそかに彼らの後ろ姿を目で追ってしまった。
     しばらく歩きながら、ふと気づく。あの子の母親の姿が見えないことに。
     正直に言えば気になっていた。わたしを振ったあの男がどんな女性を伴侶として認めたのか。さぞ美しい女性に違いない、いや、案外見た目は地味でパッとしないけれど気立てのいい女性だったりするのでは? そんな邪推をしているわたしの前で、よちよち歩きの女の子は父親に両手をのばして「だっこ」とせがんだ。立ち止まった彼の腕がやすやすと小さな体を抱え上げる。愛情しか感じられない優しい態度の一瞬の隙間に、わたしは彼の首元に光る小さなものを認めた。遠目だったので確証は得られないけれど、あれは革紐に通された指輪だった。
     きっと、嵌める人がもういない指輪。
    「どうしたの?」
     足を止めてしまったわたしを、夫が気遣う。
     ちがう、そんなことまで望んでいなかった。わたしはただ、少し痛い目を見て欲しかっただけ。
     あの人から最愛の人を奪おうなんて、何の罪もないあの幼子から母親が奪われることなんて考えもしなかった。――そうじゃない、そんなわけない、わたしの恨みが人を殺せるはずがない。でも今一瞬、いい気味だって思わなかった?
     思考がぐちゃぐちゃに絡まっていく。総身から血の気が引く感覚の中で、だけどわたしはほんの少し安堵していた。安堵したかったから、信じようとした。
     あの人が一人きりではないこと、それだけはきっと不幸ではないことだから、と。わたしは縋るように我が子を抱きしめた。わたしはただ、幸せなだけだった。


    4(幼子) 

     父はとても優しい人で、娘の私に手を上げることはもちろんなかったし、声を荒げることさえ稀だった。そんな父が私はとても誇らしく、大好きだった。
     一度だけ、父をひどく悲しませたことがある。
     小学生になったばかりの頃だった。父はよく、勤め先で開催されるイベントや社員旅行に私を連れて行ってくれた。父の同僚には私と同じ年頃の子供の親も大勢いたので楽しかった。大人たちも優しかった。誰もが、母のいない私を気遣ってくれた。
     そんな中で、一人の女性が私のことを殊更にかわいがってくれていた。多分父よりも十くらい年下の、とても優しそうできれいな人だった。彼女はきっと、父を好いていたのだと思う。酔っぱらった誰かがふざけたのか、あるいは彼女自身が言い出したのか。私の母になってくれるかもしれないね? なんてことが、子供の私の耳に入って来た。
     何も知らない私はその話がうれしかった。父が彼女と結婚してくれたら私にもママができる。そんな、自分のことしか考えていない短絡的な願いを父に打ち明けたとき、父は見たこともないほど、悲しそうに眉を寄せて目を細めた。
     ごめんな、パパはそれだけは、できないんだ。
     私の頬を大きな両手で包み、息が詰まりそうなほど苦しそうな声でそう言って、父は私を強く抱きしめた。
     そのときの私にはわからなかった。父がどうしてそんなにも悲しそうな顔をするのか。わからないまま、私は泣きべそをかいてしまった。ママが欲しいだけなのに。パパは私がママのいないかわいそうな子でもいいの? そんなことさえ口走ってしまった。
     それ以降、父の勤め先の行事に参加しても、彼女が今までのように親し気に近づいてくることはなかった。父と彼女の間に何があったか私は知らない。私はさみしかったし、父を少し恨んだ。
     数年後。父が私の誕生日を祝ってくれた夜。深夜に目が覚めてしまった私は、それを見てしまった。薄暗いリビングのソファに、父が一人で座っている。少し丸められた背中はかすかにふるえているようだった。
     父は、泣いていた。
     いつもサイドボードの上にあった母の写真が見当たらない。理由はすぐにわかった。きっと父は、母の写真を見つめながら泣いている。十年以上が経っても、涙が溢れるほどに母を愛している。
     私は自分が恥ずかしかった。こんなにも母を愛している人に、誰でもいいからママになってくれそうな人と結婚して、なんて、言ってはならなかった。私は忍び足でベッドにもぐりこみ、父と同じように背中を丸めて泣いた。かわいそうなのは私ではなかった。私よりも父のほうがずっとずっと、かわいそうだった。あんなに愛している人に置いて行かれた父を思って私は泣いた。
     その日私は、生まれて初めて母に怒りを覚えた。それが不当なことだと知っていながら、それでも布団を握りしめる手を緩めることができなかった。
     ママはどうして、パパを一人ぼっちにしてしまったの? 
     私が生まれた日に死んでしまった母を恨みながら、眠りにつくまで泣いていた。


    5(放生月毛/仮) 

     やさしく触れられた日のことを、今も覚えている。
     工場で組み上げられ、美しく磨かれ、そうして生まれたばかりの私は、どんな人のもとへ行くのかと期待する半面、不安もあった。乱暴に扱われたりしないだろうか、危なっかしい運転をされないだろうか、あっという間に傷だらけなっちゃったら嫌だなあ。
    「わあ、ピカピカですね」
     そんな私の不安をはらうように、思っていたよりも細く優しい手のひらが私を撫でる。私の主は、女性だった。これにはさすがに驚いた。軽やかな声の主は、私のような大型車を選びそうとは思えないし、なんならそもそも二輪車というものに興味すらなさそうな印象だった。
    「これからよろしくお願いしますね」
     けれど主は私をたくさんかわいがってくれた。見かけからは想像もできないほど私を上手く駆る姿は、まるでお手本のようだった。転んだりもしないし、危ない真似なんて一度だってしなかった。主は私を、生活のためにそばに置いているのではなさそうだった。休日のたびに主は遠くまで走って、一人きりで美しい景色を眺めては物思いにふけるような憂いのある横顔になった。一人になる時間を求めていることは明らかだった。私はそんな主に静かに寄り添うことができる自分を誇りに思っていた。
     主はだんだん忙しくなって、私と過ごす時間も少しずつ減っていった。それでも、毎回最後は名残惜しそうに私の体を一撫でしてくれる。それで十分、主の心は伝わった。私たちには言葉はいらなかった。ただその身を一つにして風を感じている間、私たちはこれ以上ないほど満ち足りていた。
     住まいを転々とする主に付き従って数年、私はガレージというものに預けられることになった。主の新しい住まいには、私を置くスペースがないらしい。それは仕方がないことだと思った。納得もしていた。だって、私を優先した結果、主が不便をこうむるのはおかしいことだから。
     銀色のカバーをかけられて暗いところにいるのは少し寂しかったけれど、主は定期的に私に会いに来てくれた。昔よりもずっと近場ではあったけれど、走ることもあった。
     それから――どれくらいが経っただろうか。ずいぶん久しぶりに会いに来た主の傍らには、知らない男性の姿があった。二人はとても親し気で、主の態度は私に対するものよりもずっと優しい。けれど嫉妬するほどの余裕はなかった。主は私にお別れをしにきたのだろう、ということが、わかったから。
     本当はもっと乗ってあげたかった、と言いながら、主の手が私をいたわるように撫でる。本当に最後みたいで、嫌だったのに、私は感じ取ってしまった。
     もうひとつの、息吹を。
     二つの命が私に教えてくれる。いらなくなったから、さよならをするのではないのだと。主には何よりも大切なものができたなら、私だってそれを大切にしたい。そのための別れならば、受け入れよう。私は胸がいっぱいだった。きっと主とのめいっぱいの時間を過ごすことができたと思えた。
     最後に主たちは私と写真を撮って、その場を後にした。さようなら、主。どうかお元気で。暗いガレージの中で、私はじっと旅立ちの時を待っている。主の手のぬくもりを覚えたままに。


    6(黒雲/仮) 

     第一印象はよくなかった。悪かったと言ってもいい。
     その若造は、本当はもっと値の張る、それこそ郊外に家が買えそうな金額の車が欲しかったらしい。そうは言っても勤め始めて一年目のペーペーにそんな金があるわけもなく、親兄弟を頼って頭金を借り、ローンを組んで購入したのが俺だった。
     さも安い車のように思われそうだが、俺だって世間一般の車と比べればそこそこ高い方だ。単に若造の望みが桁外れに分不相応なだけで、俺というものが劣っているわけではない。
     そのあたりは十分理解しているらしく、俺が納車された日の若造の態度は……少しばかりかわいげのあるものだった。でかい図体して子供みたいに目を輝かせて、運転席でハンドルを握ってニヤニヤしている。子供か。呆れ半分、悪い気はしなかった。
    「よろしくな、相棒」
     若造は何かと俺に乗っては出かけた。感心なことに手入れもほとんど自分でこなした。洗車はもちろんオイルやタイヤの交換まで。そのために格安の社宅を出て、駐車場の広い借家を選んだというのだから、半分くらい呆れてしまった。きっとこいつは乗り物好きの坊主のまま、大人になっちまったやつなんだろう。
     若造はよく俺に女を乗せた。どいつもこいつも見目のいい女ばかりだったが、誰とも長続きはしなかった。長続きさせるつもりもなかったのかもしれない。女を連れているときの若造は、あまり楽しそうだとは思えなかった。一人でドライブしているほうがよっぽど楽しそうだった。そういうところが、まだ尻の青いガキなんだよな。俺が言葉を発せられたなら、そう苦笑していたに違いない。
     様子が変わったのは二年ほど前からだ。その女を乗せるようになってから、若造はよく笑うようになった。家まで送った夜なんかは、一人きりの車内で物憂げな溜息すら吐く始末。どうやらようやく本気になれる相手を見つけたらしい。俺はなんだかほっとしていた。まるで親か兄にでもなったようで落ち着かないが、やっぱり悪い気分ではなかった。
     その相手と何度もドライブをして、時折一人きりででかけて、どれくらいが経ったか。俺は若造よりも年下の、後輩とやらに譲られた。
     まあ、仕方ない。
     俺は助手席にチャイルドシートを乗せられても文句はないが、2ドアクーペの車内に大人二人と、生まれてくる赤子は窮屈すぎる。
     若造は父親になり、家族のための車を調達するのだろう。
     それでいい。若造もちゃんと大人になったということなのだから。
     新しい主が俺に乗り込む。前の主に比べればいささか軽いが、しっかりとした重みと、それから沸き立つような高揚が感じられた。
     よろしくな、相棒。
     いつか聞いた言葉が繰り返される。型落ちもいいところの俺だが、引退の日はまだのようだ。




    7(モブ男子)

    「あ」
    「あっ」
     正直に言うと顔を合わせたくはない相手だったので、「げっ」ではなく「あっ」が出た自分を褒めてやりたかった。彼女のほうはそうでもないらしく、なにやら嬉しそうに笑っている。なんでそんな顔ができるのだろう。俺が、俺たちが彼女に何をしようとしていたか全部知っているだろうに。
    「丁度良かった。少し話があります」
     美しい笑顔には有無を言わさぬ圧があった。煙草休憩に抜け出してきたのに……なんて言えるはずもなく、自業自得の弱みを握られている俺は、友人の彼女に従うしかなかった。

    「は? 爪?」
     連れていかれた休憩ラウンジの端。カウンター席に並んで何を言われるのかと思ったら――
    「晴信がいくら言っても深爪をやめないんです。どうしたらやめさせられますか?」
     だと。これは予想外過ぎて呆気に取られてしまった。
    「……なんで俺に聞くんですか……?」
    「晴信と仲がいいでしょう? それに同じ男性です。私よりは知っている可能性が高いでしょ?」
     まあ、そうっすね……。と、言葉を濁しつつ、俺は返答に困った。というか、対応に困った。
     爪を短く切る理由? わかる、わかるよ。多分俺がするのと同じ理由でアイツもしてるはずだよ? でもそれくらい彼女ならわかるんじゃないの? それこそその指でその……ナニされたのであれば推測くらいつくのでは? それとも何? アイツ爪だけ整えてなんにもできてないの?
     考え込む俺の前で、彼女が子供のような顔で「どうして爪を短くするのか?」と聞いてくる。難問。難問すぎる。もしアイツがまだ手を出していないのなら、アイツに限ってそんなことあるわけないがもしそうだとしたら、俺が説明するのはまずいのでは? 同じ男としてそんな無様は耐えられない。
    「本人に聞いた方がいいんじゃないかな~……俺の理由とは別だろうし……」
     逃げを打ったら案の定不満そうに目が細められる。
    「いや、俺楽器やってるから! 爪長いと弦抑えられないんすよ!」
     嘘ではない。趣味でベースをいじってるのは事実だが、それでもこんなに短くする必要はない。しかし彼女はやや不服そうながらも納得したらしく、本人に聞いてみると言い残してラウンジを去っていった。

     その数日後。
     昼休みの食堂で二人と遭遇した。珍しく一緒にランチをしているらしい。なんとなく姿を隠したくなったがそれより先に彼女のほうが俺に気づき――目にも明らかなほど狼狽えて、赤面した顔を隠している。アイツはそんな彼女を呆れ混じりに眺めつつ、こちらも気恥ずかしそうにむっつりとした顔になった。どうやら真実にたどり着いたらしい。それはいいのだが、俺は一体何に付き合わされたのだろうか? 惚気?




    8(晴信)

     多分、怖かったのだと思う。その日無垢を失う景虎よりも、それを奪ってしまう俺の方が。
    「こんなものか」と思ってしまうことを、心のどこかで恐れていた。
     すべてが、タカの知れたものだった。交際相手とのセックスは最初の一回だけが楽しくて、それが終わってしまえば「こんなものか」と興が冷めたように関心を失ってしまう。だからと言って俺から別れを告げることはなかった。人として最低限のところを保っていたかったためだろう。
     もしかしたらこの相手とは二回目、三回目も楽しめるのかもしれない――そんな淡い期待に縋ってみても、結局俺は満足することがなかった。優しい恋人を演じ、取り繕って交際を続けても女は簡単に気が付くらしい。失望したような目に見据えられながら「別れましょう」と言われると、正直「またか」という感想しか出てこない。二つ返事で承諾すれば、それでおしまい。何人かは「嘘、言ってみただけなの、本当は好きなの」なんて言って態度を翻したりもしたが、そんな「嘘」を吹っ掛けられた時点で俺の気持ちが戻るわけもない。それに、わかっていたからそんな愚かな「嘘」を吹っ掛けたのだろうし。
     俺の中に染みついたいくつもの同じ過去が、俺を臆病にしている。
     俺は景虎に対しても、一度抱いた後に「こんなものか」と落胆するのだろうか。
     だったらずっとおまえを抱かないまま、知らぬまま、求める想いだけで満ちていたい。
     満月の次の夜から、月は欠けていく。その一つ前の夜のままがいい。
     俺は自分が、おまえに飽きてしまうような男だと知りたくない。
     おまえの知らぬ前に汚れてしまったことを知られたくない。
     俺はそれが怖くて、悔しかった。あの頃は――二人とも真っ白な魂だったのに。
    「……このままでいられるのかな」
     眠るおまえをこの腕に抱いていると、俺は救われたような気がした。淡い光を受ける滑らかな額はあの頃のまま、真っ白く俺の唇を受け止めてくれる。愛おしかった。どれだけ触れても触れ足りないと思えた。もっとおまえを知りたい。もっとおまえに、俺を知ってほしい。もう離さない。俺はおまえを一人にしない。だからおまえも、二度と俺を置いてどこかへ行かないでくれ。
     なあ、このままずっと二人でいよう。肉体が滅び魂が朽ち果てたとしても、きっとまた巡り合おう。そのとき俺がおまえにどんなに憎まれたとしても、おまえのことを諦めたりはしない。俺がおまえをどんなに嫌ったとしても、おまえはきっと、俺に笑いかけるだろう。馬鹿みたいな、笑い飛ばせそうなただの願望。こんな考えが浮かぶほど、おまえは俺にとって特別なんだと思う。幼馴染で、喧嘩相手で、自分のすべてをくれても惜しくない。おまえが望むならきっと俺は、この命だって明け渡す――いらないと顔をしかめるだろうけど。
     おまえを想うこの感情をなんと言い表していいのかわからない。どんなに言葉を尽くしても何も伝わらない。だから俺は、ぬくもりをかき抱いた。おまえの体は月の光のように、どこまでも清らかであたたかい。眠りに落ちる間際、白い炎が俺を包み込む、そんな幻を見た気がした。




    9 晴信(逆ナン)

     車を使うときは俺があいつの家まで迎えに行くが、そうでないときはどこかで待ち合わせをすることがほとんどで、その日もそうだった。人でごった返した休日午前中の駅構内からは出て、ロータリー前のベンチで待つ。使う路線が違う以上到着時刻がそれぞれ違うのは当然で、今日はたまたま俺の方が早く着いただけ。
     逆ナンされたのはそのせいとは言わないが、しかし到着するのがもう少し遅かったら、こんな妙なことにはならなかったとは思う。
     随分年下の女子が声をかけてきたとき、最初は純粋に道を尋ねられたのかと勘違いして丁寧に接した。それがどうして、いつの間にかベンチに隣り合って腰掛け――しかも距離が異様に近い――薄気味悪い熱の篭った視線で連絡先を乞われている。面倒だな、と、顔を上げると、駅の出口、丁度俺から十数メートル先にあいつの姿が見えた。
     まずい。
     別にやましいところなど一つもないのにそう思ってしまうのは何故なのだろう。景虎は女に言い寄られている俺を見て憤怒の形相をするでもなく、悲哀で顔を伏せるでもなく、なぜかニコニコと笑ったままそこで立ち止まって俺を見守り始めた。
     いや、なんでだよ。
     俺の女に手を出すな、ではないが、多少気をもんで駆け寄るくらいしてくれてもいいのでは? 俺のことどうでもいいのか? と、落胆しながら俺なりにあいつの心理を推測してみる。どこか思考が世間ずれしているあいつならこの場合――
     多分、俺が知り合いと話し込んでいるので邪魔しないよう気を遣っているつもりだ。
     そうに違いない。冗談ではない。今だけは空気を読まずにこの状況を破壊してほしい。必死で手招きしたのが伝わって、景虎は不思議そうな顔をしてこちらに近寄ってくる。
    「おはようございます晴信、こちらの方は?」
     ベンチの前に到達した景虎の顔には悪意など一切なく、「知り合いなら紹介して然るべし」という社会人の礼節が浮かんでいる。やっぱり思った通りだったので、こんなことは自ら宣言するものでもないと感じつつ、しかし言わなければこいつはわからないだろうから、しぶしぶ「知り合いじゃない。俺は今逆ナンされてるんだよ」と訴えると、「え⁉」と心底驚いたように目と口を開いて、挙句――
    「あまりにかわいらしいから妹さんかと思いました」
     と、これまた悪意の感じられない表情で、ごめんなさいねと年下の少女に向かって笑いかける始末。まるで歯牙にもかけないような年上の余裕……というか彼女からしたら嫌味だろう……を見せられたのが屈辱だったらしく、短いスカートの裾を不機嫌そうに翻してその女は去っていった。別に景虎は嫌味や皮肉を言ったわけではない、というのがまた不憫なところではある。
    「おまえ時々とんでもないよな……」
     他意のない発言に少し言いたくなったのは別にあの子に肩入れしているわけではなく、
    「なんです? やきもち焼いてほしかったんですか?」
     それが図星だったから、なのかもしれない。




    10 景虎(ナンパ) 

     多分私はそういう方面に疎く、そして鈍いらしい。いや、より正しく言うと、どうでもいい相手から向けられる好意に対して関心がなく、そして鈍感なようだ。
     その日は仕事上がりに食事でも、ということで、最近見つけたとても雰囲気のいいバールに二人で行く予定だった。珍しく私の方が早上がりで、晴信は急な仕事のトラブル対応で少し遅れるからと私一人でカウンターに座っている。ちょっとだけ気が引けたけど、まあ晴信は許してくれるだろう、と思って先にグラスを傾けていると、見知らぬ男性が私の隣に座って来た。
     見知らぬ……多分、見知らぬ人。もしかしたら前職のときの知り合いだろうか?という疑念を払拭できず、必死に思い出そうとしながらなんとなく話をする。こちらから「どなたですか?」と聞くのも憚られるし、まあ晴信が来るまで暇なのは事実だし、それまで他愛無い世間話程度であれば別に嫌ではなかった。
     ちょっと物理的な距離が近いようにも思ったけれど、これまででも特段この人だけがそうだったわけではないし、世の中にはパーソナルスペースが狭い人もたくさんいる。気にはなるけど目くじらを立てるようなことではないと言い聞かせて二十分ほど経っただろうか。入口のベルがカランと鳴って、入って来たのは晴信だった。
    「あ、晴信――」
     目が合った瞬間、ピリッとした緊張が伝わってくる。あれ?と感じたときにはすでに晴信は店員にも目をくれず、大きな歩幅でこちらにずかずかと歩いてきた。
    「待たせて悪かった」
     言いながら、晴信は私の肩を抱くように手を回す。いつもよりもずっと力のこもった手のひらに驚き、動揺し、少し心が沸き立つ。もちろんこんな、人前で戯れるようなことは気恥ずかしいしちょっとみっともない気がして、私は晴信を見上げる。やんわりと制止しようと思っていたけれど、私ではなく男性に向けられた顔がどこか殺気立っているのを目の当たりにして言葉が引っ込んでしまった。
     ……やきもち?
     薄々そうだろうかとは思っていたけれど、晴信の態度で確信した。私はナンパされていたのかもしれない。男性を視線だけで追い払った晴信は、「おまえに怒ってるわけじゃないからな」と釘を刺しつつ腰を下ろした。
    「おまえ一人で行かせるんじゃなかった。嫌だっただろ……遅れて悪かった」
     本心から申し訳なさそうに眉を下げているので、私は首を横に振って、隣に座る晴信の肩に頭を預けて凭れる。人前でこんなことをするのは感心しないことだろうけど、晴信の熱や香りを近くに感じられて心が落ち着く。無意識に記憶を上書きしようとしている私を晴信もきっとわかっていて、何も言わなかった。ためらいがちに背に触れる大きな手のひらは、きっとここに誰もいなければ、私を抱きしめていたに違いない。
     静かな喧騒は遠く、夜はただ更けていくばかり。




    11 綾御前

     妹が死んだ。
     外出先で倒れて、そのまま帰らぬ人となった。
     搬送先の病院で生まれた娘――私にとっての姪――は、まるであの子の命と引き換えに生まれたかのように、瓜二つだった。
     妹が生まれたときのことは今でも覚えている。そっと抱きかかえたことも、じっと見つめられて居心地が悪かったことも、今でも思い出せる。
     かわいかった。本当に、かわいい妹だった。姉としてこの子を可愛がろうと強く思った。
     それなのに――
     私は、私たちは、あの子のことがわからなくなっていた。賢く、どこか年齢以上に大人びた妹には友人が少ないようだった。仕方ないと思う。落ち着いた言動はいつしか近寄りがたさと、こちらの思考や腹の内がすべて暴かれるような本能的な恐怖を与えるものに変わっていった。血を分けたきょうだいでさえそう感じていたのだから、赤の他人にとっては猶の事だったろう。
     けれど妹は、どこか人間離れしているとすら思わせるほどだった妹は、決して他人を不要と感じていたわけでも、拒絶していたのでもなかったのだろう。私たちはあの子を扱い兼ねていただけで、疎ましく感じていたわけではなかった。けれど言葉にしない想いなど伝わるはずもなく、妹は家を出て、それきりになってしまった。兄が死んでも帰らなかった。私が追い出したようなものだった。
     それをずっと、後悔していた。

     真っ白い顔で何も言わない妹の代わりに、彼女が産んだ命を抱いている。喪主である義弟は、ひっきりなしに訪れる弔問客に、幽鬼のような表情で応対していた。
     一体どれほど――どれほどの結びつきが二人の間にあったのか、その表情だけで理解できた。
     涙が溢れた。けれど、悲しいわけではなかった。
     あの子は、妹は、一人ではなかった。きょうだいですら諦めたことを、あの人は成し遂げた。
     ありがとう。妹に手を差し伸べてくれて、ありがとう。あの子を理解してくれて、添い遂げてくれて、本当にありがとう。それがどれだけ短い時間であっても、きっと妹は幸せだった。
     幸せだったのに――
    (馬鹿よ、あんたは、こんな人を置いて、こんなにかわいい子を遺して――)
     嗚咽を堪えて背を丸める。そっくりの命がここにあるのに、馬鹿な妹はもういない。最後に一度会いに来ただけで、ちゃんと二人そろって挨拶もしないまま、子が生まれたら見せにくるからという約束も果たさないまま。
     声にならない悔恨で震える背中に、あたたかい何かが触れる。ふと顔を上げてもそこには何もなく、誰もいない。けれど、

    ――ごめんね、おねえちゃん。

     そんな声が、不意に聞こえた。遠い昔によく聞いた、舌足らずの愛らしい声だった。





    12 晴信

     昨日、一周忌を迎えた。娘は一歳になって、俺の体重は減ったまま戻らない。
     この一年、ずっと考えていることがあった。妊娠さえしていなければあいつは死なずに済んだのではないか、あいつは「自分は助からなくてもいいからこの子だけでも」なんて思わなかったんじゃないか、この子がいなければ医者はあいつの救命を優先できたのではないかーーちがう、そんなことは考えてはいけない、この子に罪はない、罪があるとすればそれは。
     子どもが欲しいなんて、願わなければよかったのではないか。
     欲望のままにあいつに甘えた俺のせいじゃないのか。

     俺が、あいつを殺したんじゃないのか。

     どこからか黒い靄のようなものが集まってきて、俺の視界を狭めていく。あどけない寝息を立てる小さな命が見えない、見えない、見えなくても、いいのでは?

    「こらーーーっ!! 晴信をいじめるな!!」

     懐かしい声だった。小さな白い影が、長い棒のようなものを振り回しながら俺の前に現れる。子供のように小さな体からは想像もつかないほどの手さばきで得物を振り回し、それは俺の周りの黒い靄を振り払った。
    「いじめられてねぇよ」
     いつかそんなことを言ったような気もするし、俺の勘違いのような気もする。なにもかもがあやふやで、だけどおまえの笑顔だけがはっきりと目にまぶしい。
    「いいえ、いじめてますよ、自分で自分をいじめるなんて貴方らしくない。そんな姿は見たくありません」
     そう言われても、考えてしまうものは仕方がない。それは俺だけでなく、景虎もまたよく理解しているらしかった。ふっと脱力したような笑みが腕を伸ばし、小さな手のひらに頭を抱かれる。言葉はなく、ぬくもりも感じられない。それでも俺の中で滞っていたものが、余さず清められたように思われた。慰められるわけでもなく、励まされるわけでもなく、相変わらずあいつは、何がしたいのかよくわからない。しいて言うなら信用の念押しのような、そう、挑発めいた抱擁だった。

     白い光が瞼をこじあけ、セミの鳴き声が意識を覚醒させる。いつの間にかベッドの上で朝を迎えていたらしい。
     娘はまだ夢の中で、小さな寝息を立てている。小さな頭をなでると、柔らかい髪の感触が懐かしかった。この先、何があっても守ろう。あらゆるすべてからこの子を、あいつがたった一つ遺した命を守ろう。どうしてそう思えたのか、自分でもよくわからなかった。
     ただ、何かとても安らげる夢を見たような、余韻だけが残っている。

    13 晴信(巫山の雨after その2)

     なまじ知ってしまった後のほうがつらい、というのはあるかもしれない。
     知らぬままのころはこの衝動を何も考えずにただ抑え込めればそれでよかったが、一度情欲に応えたあの姿を知った今は違う。もう一度、いや、もっと――そう求めてしまうのは俺だけだろうかという不安と、おまえも少しくらいは同じ気持ちではないだろうかという期待と、もしかしたらもう二度とあんなことはしたくないと思っているのでは、という恐怖。
     そういう感情やら懸念やらがぐちゃぐちゃになって、俺は結局何も言えず、何もできない。
     景虎は、これまでどおりだった。淡白という言葉がこれ以上ないくらい似合う顔で、相変わらずの清廉な態度。そういう意味ではないにしても、スキンシップのようなものが増えるのでは、という期待も裏切られたまま。だからといって俺のほうからべたべたひっついていくようなことはしなかった。自分らしからぬ挙動だと思うし、もし嫌がられたらと思うと苦しくなる。一緒に暮らそうとは言われたものの、あいつのことだから言葉以上の意味は考えていないに違いない。
     そのうち、なんで俺だけがこんなに悶々としなければならないのかと若干腹が立ってきたのだが――だからといって不満をぶつけることもできず、ただ日々は過ぎていく。

    「今日、晴信の家に行ってはダメですか?」
     日も沈んでしまった夕刻、食事を済ませたレストランから出て三歩。あまりに唐突だったので、「何しに?」と間抜けな返事が口から飛び出しそうになる。これが文字や音だけの情報ならそうしてしまったかもしれないが、俺の指を捉えた景虎の顔は明らかに恥じらいに染まっていて――だから急に、ほっとしてしまった。
    「――ダメじゃない」
     むしろ大歓迎。景虎の手を繋ぎなおして、決して解けぬように指を絡める。
    「――よかった。晴信はもう……しなくてもいいのかと思ってました」
     ほっとしたような声に全力で抗議したくなる。そんなことはない、あるはずない。それどころか、おまえに呆れられるんじゃないかと及び腰になる程度にはその気に満ちている。
    「そんなわけ、ないだろう」
     みっともない本音を抑えつつ、精一杯の理性を総動員。家まで電車と徒歩で三十分、なんともどかしい待ち時間だろうか。と、焦れている俺に残酷な一言。
    「じゃあ着替えをとってきますから、いったんうちに帰りますね」
    「えっ」
     さらにお預けの時間が長くなるじゃないか。着替え? いる?
    「着替えならこの前のパジャマがあるだろ」
    「あれは大きすぎますし、第一下着がありません」
    「夜のうちに洗濯機に突っ込んどきゃ朝には乾くだろ」
    「それじゃ寝てるとき穿くものがないでしょ?」
    「いいだろ別にそんな……」
    「よくありません」
     食い下がってはみたものの、返事はにべもない。おとなしく言うことを聞くしかないのかと落胆していると、景虎はあきれたように笑った。
    「そんなにあの、パジャマの上だけが好きなんですか?」
     そりゃ、好きか嫌いかで言うと好きだが、俺がしょげているのはそんなことじゃない。早くおまえを抱きたいという欲求、それは当たっているが少し違う。おまえも俺を再び求めてくれたうれしさを一刻も早く噛みしめたい――言葉を変えただけで同じようなものだと思えたので、結局俺は何も言わなかった。その代わり、「じゃあ俺がおまえの家に泊まる」と言ってみると、景虎は口を開けて唖然としている。
    「だめです」
     そしてつれない拒絶の一言。考えてみれば俺はまだ景虎の住む家に足を踏み入れたことがない。
    「なんでだよ」
     さては汚部屋の住人か?という俺の勘繰りは当たっているのかいないのか。
    「狭いから……ベッド……」
     この後のことを暗示させる台詞のせいで、俺はもう何も、手につかない。

    14 晴信
     来たところで別に面白くもなんともないですよ、と釘を刺す景虎の家は、確かに思ったよりも物が少なく、やや殺風景な印象だった。家具も家電も最低限の種類しかないが、洗濯機だけは高性能のドラム式だった。おそらく外出前に放り込んで、帰宅したら乾いたものを身に着けているに違いない。仕事が忙しく、ほとんど寝るために帰るだけの家ならばそれも仕方がないだろう。
     とはいえ、調理器具と呼べるものがまったく存在しないのはさすがに驚いた。それなりに広いキッチンには、不似合いなほど小さな冷蔵庫と電子レンジが一つずつ。食器棚どころか食器もグラスとマグカップくらいのもので、毎日何を食べて生活しているのか――と、目を泳がせた俺が見つけたのは、ペットボトル飲料の段ボールと並んだ、カップラーメンの大きな箱だった。
    「おまえ毎日これ食べてるのか?」
     健康がどうとか以前に、飽きたりしないのだろうか? という疑問をぶつけると、不名誉とでも感じたのか、憤然とした顔に睨まれる。
    「失礼な。これは非常食です。普段は外食かテイクアウトです」
     まあ忙しい人間だからそれも当然だろう。朝は飲み物だけ、昼は社食、夜は帰宅途中に食べるか買って帰るか――それが景虎の食生活だった。
    「……自炊はしないってことか」
     何の気なしに漏らした感想が、景虎の機嫌を損ねたらしい。
    「本当に失礼ですね、料理くらい私だってできます、します」
     と、胸を張って主張するのだが、まな板も包丁もないのに何を作ると言うのか。疑わしい目を向けていると、景虎は人差し指を立てて語り始めた。
    「マグカップに卵を割って、溶きます」
     料理の手順を説明しているらしい。マグカップに卵? そういえば実家の妹がマグカップでカップケーキのようなものを作っていたような記憶がある。なるほど、それなら確かに包丁もまな板も不要だ。そりゃそうだろう、いくらなんでも景虎だってそのくらいはできるはずだ。いや、しかし、それができるなら朝食にすればいいのになぜしない?
     ひっかかった俺は、我ながら鋭かったと思う。
    「そこにカップラーメンを食べたあとのスープを入れてよく混ぜて、レンジでチンしたら茶碗蒸しの完成です」
    「…………」
     それは料理なのだろうか――という疑問は口には出さなかった。「そうか」と一言返すにとどめて、この話題は切り上げることにした。

     数日後、なんとなくその話を思い出して作ってみた茶碗蒸し(蒸してないのでは?)は、思ったよりもずっと、美味かった。
     美味かったのだが、あいつ塩分摂りすぎだろう……。
     俺の中でまた、同棲を急がねばなるまいという意思が固まる出来事だった。

    15 モブ女子
     同僚とは仲がいいわけでもなく、悪いわけでもない。彼女は、人当たりはいいけれど良くも悪くも淡白で、プライベートのことなんてほとんど知らない。たまたま部署が同じで歳が近くて同性。たったそれだけの共通点だけど、時折私と彼女は昼食を共にするくらいの付き合いはあった。

    「やっぱり、料理もできたほうがいいんでしょうか?」
     とある夏の日。運よく入れたオープン直後の食堂、入社後初めてありつけた、一日限定二十食のスペシャルランチに向かってスマホを構えていた私は、同じくスペシャルランチを前に浮かない顔をしている彼女に、そんなことを尋ねられる。話に脈絡がなさすぎて前後の文脈を問いただすとつまり――先日恋人に、自分が料理をしないことを呆れられた(ように見えた)のだと言う。
     彼女の恋人のことは知っている。それはもうよく知っている、いや、知っていた。もう過去形。それはさておき、女が料理ができたほうがいいというのは、今時流行らないと思う。そう答えると彼女は「それはもっともなこと」と同意している。合理的思考の彼女は、一応そういう結論は出しているに違いない。違いないけれど……そんな考えすら揺らがせるほどに、彼に夢中になってしまったのだろうか。
    「やっぱり本人に聞いてみたほうがいいでしょうか?」
     合理主義は効率主義でもある。それは何をおいても確実な手段だとは思うけれど、果たして彼のほうが答えるものだろうか? 「はい」にしろ「いいえ」にしろ、どちらも答えづらいような気がするけれど……。
     私が言いよどんでいると、彼女は背後に目当ての姿を見つけたらしい。花がほころんだような笑顔で手を振ると、彼のほうも当たり前のような顔をして我々のテーブルに近づいてくる。
    「お、限定食ってるのか」
     と、うらやましそうな顔で彼女の隣に腰を下ろした彼も、
    「私、料理できたほうがいいですか?」
     などと聞かれるとは思っていなかったに違いない。文脈を無視した問いかけにぽかんとしている。なぜか視線で「どういう流れだ?」と助けを求められるが、あいにく私はそんなに優しくないので「さあ?」と笑顔で肩をすくめるだけ。孤立無援の彼は少し困った顔だった。
    「そりゃできたほうがいいだろうけど……」
     と、当たり障りのない返事にとどめているので、同僚は不服そうに口を尖らせている。あらかわいい。こんな顔もするのか……と、なんだか見てはいけないものでも見てしまった気分になる。
     もだもだしている二人がなんだかじれったくて、私はつい助け舟を出してしまった。
    「できたほうがいいんじゃないですか? 彼女の手料理とか、男の人って好きですもんね~」
    「そうなんですか?」
     食いつきが良い。前のめりの彼女と対照的に、彼は気まずそうに背をそらしている。
    「……まあ、食えるなら、食いたい」
     なんとも歯切れが悪い。そこは「食いたい、おまえの作った手料理なら何でも食べたい」くらい言うべきでは……と、私は呆れてしまったけれど、彼女にとってはそうではなかったらしい。なぜかやる気に満ち溢れた笑顔を浮かべて、「じゃあ頑張ってみます」と握りこぶしを作っている。
    「頑張るったって、おまえんち包丁もまな板もないだろ」
     ないんだ。ていうか知ってるんだ。家行ったんだ。
    「そんなの買えばいいじゃないですか。ねえ、この前行ったお店にまた行きましょうよ」
     あっその店知ってる。高いけどいい道具そろってるんだよね。結構こだわりあるのか。
    「おまえ道具があればどうとでもなるとか思ってないか?」
    「えっ貴方が教えてくれるんじゃないんですか?」
     この自信。疑いなど一切ない目。それを「わかったわかった」とあしらう視線のやさしさ。
    「はぁ……なんていうか」
     呆れた私を二人がきょとんとした顔で見つめている。楽しみにしていたはずの限定ランチなのに、なんだか箸が進まないのはこの二人のせいに違いない。
    (ごちそうさまでした)

  • 織田ちゃんと明智くん

    気になっていた漫画「織田ちゃんと明智くん」を読みました。好き…拙者、目付きが悪くガタイのいいヤンキーと品行方正美少女のカップリング大好き侍と申す…美少女がヤンキーの手綱握ってたらなお良…この作品においては明智くんが握られているのは生殺与奪の権ですが。
    ぐだぐだのノッブとミッチーの関係(ちゅうか光秀のクソデカ感情)がだいだいだーいすきなので明智くんも信長様に対してクソデカ感情をお持ちで大変よかったです。にしても1巻があんなところで終わるなんて…続きが気になりすぎる…楽しみすぎる…なんやかんやで明智くんが見てないところで織田ちゃんが赤面してたりするので今生の人格はばっちり織田ちゃんの中にあると信じて待ちます。
    ところで「明智くん」呼びだと違う明智がまず出てきませんか。

    「アケチノキモチ」を聴いては歌詞とメロディーを噛みしめている。いい曲…

    【FGO】
    最近謙信ちゃんをよく使っていただいてるみたいでとっても嬉しいです!費やした石2700個も報われます…(一生擦る)

  • 流転裏話(?)+日記

    漫画への反応ありがとうございました!

    本にする作業をと思ってたのに気が付いたら漫画描いてたし今はおねショタ川中島の続きを書こうとしている…有限不実行すぎる…

    本にこういう裏話的なものを載せたくて書こうとしたけど全然思いつかなかった(↑以外には二人の家族構成しか思いついていない)ので、なんかこう…何かありましたらWAVEBOXから投げ込んでください。ネタを与えると思って一つ…!いや一つと言わずいくつでも!

    【日記】
    夏のFESでのグッズ、事後通販したものがようやく届くのでとても楽しみ。
    今月はなんか楽しみに待っていいんじゃないか?ってことが多い気がする…!
    12/6のイベントでのライブ曲がぐだイベの曲なのできっとぐだイベの発表があるに違いないと勝手に思い込んでる。クリスマスと合同でサンタ景虎ちゃんが実装されるといいなあという何の根拠もない妄想は「クソダサTシャツのサンタノッブ」というこれまた根拠のない妄想で上書きされるのであった…。新規鯖?伊勢新九郎(何一つ根拠はない)
    えっドライノッブカー再販されるの?人気…なのか…?ドライノッブカーが売れまくったらドライ晴ノッブカーとかライディング謙信バイクとか出たりする?しない?

  • 日記

    描きながら「なんだろう…ものすごい金剛(艦これ)感がある…」って思ってた。榛名派です。
    フレ申請いっぱいありがとうございます!感謝!よろしくお願いします~!まだ少し空きがあるのでよろしければ!

    ↓は11/25の日記(記事リサイクル…)

    つい川中島にはこういう表情させがち
    まったくそういうセリフが入るわけではないけど「ややこができました…♡」「は?」みたいなコマだな、ニッコリ いやニッコリではない、「は?」はリアクションとして駄目だと思うぞ晴信

    川中島イベントのCM曲だった「七星神威」をおそらく初めてまともにちゃんと聴いて歌詞を噛みしめてました。いい曲~~~…いやまともに聴くのイベントからほぼ一年後て!もう!いつもなんかこう!外してしまう!

    絵文字たーくさんありがとうございました!怒涛の龍虎…!

    どうでもいい情報:まだパソコンの変換の調教がうまくいっておらず「りゅうこ」を変換すると「龍子」が筆頭に出てくる

  • 景虎サンタ

    コハエース2019winter(経験値先生の同人誌)の表紙の景虎サンタ、よくよくよく見たら特に下半身がとってもとってもけしからん感じですね、そう思いませんか晴信さん…この軍神無防備すぎる…

    ぐだイベが来ないままクリスマス期間に入りそうだけどつまり今年のぐだイベはクリスマスとの合体イベントになるそういうことですねわかります。

    景虎ちゃん、差し色に晴信カラーが入ってるのとてもいいな(n度目の再確認)

    フレを募、します。空きがありましたらよろしくお願いします~晴信ピックアップまで石を貯蓄しているので当面イベ礼装とかまったく用意できないという「フレンドになるメリットねーじゃんか!」なアカウントですがよろしければ…

    フレ枠埋まりましたので終了します!申請ありがとうございました~!

  • 蕩蕩

     晴信が乳首をいじられたりしゃぶられたりと翻弄されるけど最終的には主導権を取り戻す話

    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=23463203