
「流転/碧落」簡易装丁版のフォントが変わりました。ど、どうでもいい…
どうでもいいけど事の顛末を備忘録的に書き留めます。あるいは再入稿RTA日記。
簡易装丁版はブロスさんに入稿しましたが、原稿に不備があるとの連絡がありまして、その不備を解消するためにフォントを変更せざるを得なかった(その変更が死ぬほど大変だった)というのがおおよそのいきさつなわけです。
ブロスさんには2019年以前には大変大変お世話になっておりまして、データの不備などあるはずが…と思っていたんですが、私の原稿作成環境が当時と異なっているのが不備の原因でした。
原因:Wordで作成した文書を、JUST PDFで書き出したせい。
言われてみれば確かに、2019年以前はWord作成⇒名前を付けてPDFで保存で書き出ししてたんです。
ではなぜ今回JUST PDFを経由したかというと、
原因:筑紫オールド明朝がPDFで書き出せなくなっているせい。
最初はね、Word→PDFに保存にしようとしたんです。でもなぜかPDFドキュメントを開くと文字という文字がすべて消し飛んでいる。まさに漂白。ジャンル関係ないと思うけど。
ただどういう理屈なのかわからないけど、JUST PDFをプリンターとしてPDF保存するとモリサワフォントも書き出せる。
それでプリントオンには入稿できてたし不備連絡もなく印刷されたものもまったくおかしなところもないので今回も意気揚々と入稿したらコーリングフロム岡山(ブロスさんは岡山の印刷所です)
ブロスさん「サイトにも書いてますけど、JUST PDFでPDF化した文書は印刷すると文字が太る可能性があるので不備として連絡してます(要約)」(実際はめっちゃ丁&寧でした。)
困惑しながらも「再入稿します!」と言って電話を切った後、サイトを見たら確かに書いてある…
https://www.bros-comic.co.jp/nyukou/pdf_make.html
「JUST PDF」で作成されたPDFデータについて
「JUST PDF」で作成されたPDFデータについて、印刷すると文字の一部が太るという現象が発生しております。
おそらくフォントがアウトライン化(画像化)されていることが原因と推察されます。
ほんとだ…(どっと沸きだす冷や汗)
それから約30分かけて再入稿RTAしてたんですが、大体こんな感じ。
・最初は「この筑紫オールド明朝は一太郎のバンドルだからWord嚙ませたら変になるんか?」という斜め上の推測をして、AdobeFONTでアクティベートした筑紫オールド明朝に書き換えてやってみたもののダメ。
・もうフォント自体を変えるしかないことを思い知り、代替フォントを探すもよさげなフォントは「――」が「― ―」になってしまい、まあしゃあねえここだけMS明朝にでもすっかと思って置換しようとしたら該当箇所が200個所を超えたのでWordがボイコット。誰だこんな原稿作ったやつ。殴りたいけど自分の顔しか思い浮かばない。なんてことだ。
・Adobeフォントのプレビュー画面で文章と「――」を打ち込んできれいに表示されるものをようやく選んで変換して、あーフッターの章タイトルも変えなきゃ…セクションごとに変えなきゃ…誰だこんなめんどくさい原稿作ったやつ…俺!俺俺俺俺
・ここまでやってようやく再入稿用のPDFができたので差し替え依頼完了。ちょっと余裕ができたのでPDF書き出しできない答えを求めてネットの海をさまよいこんな記事にぶち当たる。(埋め込みリンクがめっちゃ左に寄ってるけど解消方法がわからん!)
・この記事を読んで「筑紫明朝がPDFに書き出せないのは私だけではないのか?」と謎をふかめつつ余談まで差し掛かって「あっ」てなる。
このBIZ UD明朝で作ったな…え、「ちょっと縦書きでがたつきがある?」⇒PDF見る⇒ほんとだ…しかも「追憶」の最初のページのフッターが「蕩蕩」になってる…(NEW!)
・差し替え依頼かけておいてあつかましくブロスさんに電話して「すみません本当申し訳ないんですがもう一回差し替えてよいでしょうか…」⇒「いいですよ、大丈夫です!」 昨年旅行などで岡山を何度か訪れたんですが岡山の人めちゃくちゃ優しくてLOVE岡山…ってなってたところにこれだったのでもう岡山にふるさと納税しようかと思います(感謝のベクトルがおかしい)
・それでもっかいAdobeFONTで探してたら、「しっぽり明朝」が「筑紫オールド明朝」にそこそこ近く、かつ「――」もきれいに表示され、ちゃんとWORDからPDFに書き出せたのでやっと「しっぽり明朝!君に決めた!」の覚悟を決めてPDFドキュメントを作った…
・…もののなぜか「!」が斜め「!」になっていたり、部分的に行頭字下げが消えていたり、何度かPDFを作り直す羽目になって、なんだろうなこの地獄…と己の人生を悔い改めながらなんとか17:30までに差し替え入稿でき、18時直前にブロスさんからOKのメールが届いたというわけです。
長い!
そういうわけで簡易装丁版のフォントが変更になりました。BOOTHのページは昨日サイレント修正しています。

こんな差誰も気にしないよ!と思いつつも、なんかこう、こういうことがあったんですという話をしたいがためにこんな記事を一時間くらいかけて書きました。
結局なんで筑紫オールド明朝はWordからPDFに保存できないのか謎のままなので、有識者がいらっしゃったなら教えてください…。
余談。ブロスさんのWEBサイトに、PDFのフォントがアウトライン化されていないことの確認方法が載ってたんですが、
「Acrobat Reader」でPDFを開きテキストを全選択していただくという手段があります。
全テキストが選択されている場合は問題ありませんが、選択されていない箇所がある場合、
その箇所がアウトライン化されている可能性があります。
こことても有用でした。上のNOTE記事で「JUST PDFでもPDF/X-1a 2001形式」に書き出せるという情報を知り、それまでその形式じゃなかったものを作り直してみたものの、この方法で確認したところ結局アウトライン化されている箇所がかなりあったのでしっぽり明朝で作り直したデータを最終版にしました。こちらは同じやり方で確認したところきちんと全部アウトライン化されていなかったので問題なく入稿受付してもらえました。
さらに余談。ところでブロスさん、13日の夕方にこんなドッタンバッタン大騒ぎしてたのに14日の昼に注文詳細ステータスみたら「印刷完了」になってたんですよ。はっ…早…。知ってたけど早…。
(昔ブロスさんに入稿した翌朝10時、入稿から12時間経ってないのに原稿にミスを見つけて差し替え依頼出したら「え、もう刷りました(製本はまだ)」と言われて驚愕したことがある。差額払って一部刷りなおしてもらった)
教訓:原稿の不備に気を付けよう。印刷所のマニュアルはよく読もう。
反省してます……