Note / 同人誌 · 2025年1月25日

家内制手工業

先週の大河ドラマに触発されたわけではない(多分)けれど、初めての糸綴じ本を作ってました…の記録。

使いたい紙とインクの関係で表紙と本文を別の印刷所で刷ってもらい、納品されたものを手作業で綴じます。
本当はホチキスどめの中綴じ本にするはずだったのにテンションがおかしくなってこんなことに…

まず紙を折り、しっかりと折癖をつけるためになんかこう丸みのあるものでしごくように押さえるわけですが…丸みのあるものが何もなかったので昔買った横山三国志の「だまれ」マスキングテープ…「だまれ」しか持ってねえ…

本来の用途では一度たりとも使われない気の毒なマステ。
表紙はいつものプリンパ。ここは毎回紙目が順目なので今回も折りやすくほっとしました。印刷もきれい。こんな細かい文字よく出るよな(その原稿を作った人間が言う)

表紙を折り、本文も折り。

折ったら糸綴じのための穴を空けます。いちいち長さを計っていられないので適当なボール紙に位置をマークし、それを現物にあてて目打ちを刺す。四か所空けました。

本文用紙はモンテシオンです。初めてつかったけどラフで嵩高な感じ好きかも。(その分折るのはちょっと大変)
印刷は夢工房まつやまにお願いしました。恐ろしいことに14時に入稿したらその日の18時に発送連絡が来たんですよ…?到着したのは翌日の14時前…時空歪んでんのかな…
追加料金なしで色刷りできるので、表紙に合わせて「あい」にしました。とてもきれい…また使わせてもらおう!

穴はこんな感じ。表紙まで貫通してなくてもとりあえずよし。

製本用の糸(蠟引き糸?)がベストなんでしょうけど、今回はほぼ思いつきなのでセリアで見つけた刺し子糸の赤を。表紙がミランダの藍なので好きな色の組み合わせにしました。
50~60センチくらいに切った糸(いい加減なので厳密に計っていない)の両端をそれぞれ針に通します。これはたぶん毛糸用のとじ針だと思う…(その辺にあったのを使ったのではっきりわからない)
刺し子糸が通る刺繍針(クロスステッチ用とか)でもいけると思います。

両端を、4か所空けた穴の、中2つにそれぞれ通す。

それぞれ通した針を、表紙側から隣の穴の中に通してまた元の穴から外に出す(伝われ)

ここまで出来たら針を外し、

結ぶ。一度堅結びして蝶結びする感じ。ひっくり返った蝶結びしかできない人間が結んでいます…

これで完成…ではなく、どうしても本文が小口側から数ミリはみ出すので化粧裁ちします。

こまめにカッターの刃を折って、新しい刃で一思いにスパッと行くのがきれいに切るコツのような気がします。

これで一応完成。

刺し子糸は綿なのでボワッとしちゃうのが玉に瑕ですが、なにせ蠟引き糸どこで売ってんだろうレベルなので、初の糸綴じ本としてはまあいいんじゃないかなと。満足しております。
思ったより時間はかからなかったけど、これは本当に極少部数だからできる作業ですね…。でもここ数年は「最小ロットだからこそできる装丁」って楽しいな…と思いながら本を作っています。昔3桁部の本に、自分でカバーを裁断して手巻きするという作業をしたときは割ともう「二度とせん…」って思ったので…少部数LOVE…

ちなみに、これは今度の本のおまけ本です。その本自体はまだ納品されていませんが…まあ2月には!BOOTH通販開始できるかと!多分!

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