Note · 2025年1月15日

流転裏話 1/15更新

裏話あれこれ(今後も更新予定)

名前
 二人の名前は本文中では「晴信」と「景虎」表記ですが、実際は全然別の、時代に合った名前かもしれません。作中も、本人たち以外はこの名前で呼んだりしていない(はず)。

晴ノッブカー(黒雲)
 父が所有しているスーパーカー(ラン某ルギーニとか某ラーリとか)が欲しかったけどさすがに新入社員の給料では買えないことなど百も承知だったのでぶっちゃけ妥協した。某ディのクーペをイメージ。新車かもしれないけど生産終了モデルを中古で見つけたのかもしれない。色はもちろん赤。言わずもがな車高が低いため景虎ちゃんは「乗り降りしにくい」と思っている。(口には出さない)会社の後輩に譲られた後も大切に乗られている模様。

景虎バイク(放生月毛)
 排気量1,100ccの大型車。メーカーは某wasaki(緑)か某zuki(白)。景虎ちゃんは足が長いんだからシートをいじらなくても余裕の足つきに決まってるだろ! きっと教習所では男女問わず憧れの的だったに違いない。学生時代は中古でいわゆる中型車を買って乗り回していた。タンデムはし(たく)ない派。ヘルメットはフルフェイスだと思います。きっとあまりの格好良さ&美しさのせいで出先で声を掛けられまくりうんざりしたのも乗らなくなった理由の一つかもしれない。信頼のおけるディーラーを通じて新たな主と巡り合い、大事に大事に乗られていることでしょう。

景虎の家族構成
 父:特段虚弱体質というわけでもなかったが、妻を亡くしてから体調を崩しがちになり、数年後に亡くなる。
 母:景虎が小さいころに病没。優しくて聡明な女性。
 兄:幼少期から病弱。わんぱくな下の妹がうらやましくてしょうがなかった。三十代で病没。
 姉:母を幼くして亡くし、父も兄も病がちという状況で気を張って頑張っていた苦労人。妹につらく当たった自覚もあったので悔やんでいた。優しい夫と幸せな家庭を築いている。

晴信の家族構成
 父:某県でそこそこ大きな建設業を営んでいる。いわゆるワンマンだけど経営は順調。長男(晴信)は非常に優秀だった一方次男が平凡だったため次男をことさら褒めて伸ばす教育をしたところ長男との折り合いが悪くなり大学進学と同時に家を出られてしまう。本当は長男に会社を継いでほしい。頑固で意地っ張りなところが父子で似ている。実家に戻ってきた息子に再婚を勧めたら激怒されてしまい、あまつさえ妻と娘たちにも呆れられて反省。都会でやりたいことがあるならそれを支えてくれる人を見つけたほうがいいんじゃないかという父心だったらしい。その後は見守ることに徹した模様。孫は全員かわいい。
 母:いわゆる肝っ玉母さんタイプ。会社の経営がうまくいっているのはこの人のおかげ。
 姉:晴信とは少し年が離れている。世の弟というのは姉に尽くすために存在するという持論の持ち主。とは言うが弟と妹はみんなかわいい。夫もかわいい。
弟&妹:県外に出た兄を頼ってたびたび遊びに出てくるので晴信はソファベッドをわざわざ残した。やさしい。
総じて家族仲は非常によい。

晴信の家
 学生時代はワンルーム住まい。就職してからは会社の社宅→車を購入してからは自分で借りたちょっと広めの屋根付き駐車場付き物件。少し都心部からは離れているけど部屋も広めなので許容範囲。車のローンを返済していたころに節約のための自炊術を身に着けたのでそこそこ料理ができる。キッチンが広めでよかった。ソファベッドは学生時代に使っていたもので、今は広いベッドを置いてるけど弟妹がよく泊まりに来るからそのまま置いてる。

景虎の家
 駅近築浅1LDK。晴信の家よりは狭い。寝に帰るだけなのでもっと狭くてもよかったけど、生活の必需品ドラム式洗濯乾燥機を入れるために選べる物件がちょっと限られた。家賃はちょっとお高め。使い勝手のいい(晴信談)キッチンに立つことは稀でコンロに至っては一度も使われたことがない。レンジと電子ケトルがあればどうとでもなる。冷蔵庫はお酒冷やす場所。料理はやってみたらおいしく作れたので晴信は拗ねた。なお晴信の作る炒飯のほうがおいしいと思っているのであまり料理する気はない。ちなみにお給料は高いし晴信と交際するまではバイク以外に大きな買い物も旅行もしなかったので貯金が8桁ある。

二人の家
 駅近築年数そこそこ2LDK。駐車場があるのと日当たりのよさ、そして大きなスーパーマーケットに近いのが決め手だった。

婚姻について
 あれだけ倫理観がしっかりしていた発言の景虎ちゃんですが、交際を続けていくうちに「なんか別に婚姻関係に固執しなくてもこの人と一緒にいられたら形なんてどうでもいいかな~」という考えになってそう。逆に晴信のほうがそういうのわりと気にするタイプ。ちゃんと給料3か月分の指輪を用意してそう。(景虎ちゃんは別にいらないな~って思ってるけど差し出されたら無下にもできず目を丸くする例の顔グラでちょっと考え込む)

巫山の雨の裏側で
 景虎がシャワーを浴びている間の晴信は、パジャマの下も置いていくべきかどうかでずいぶん悩み、慌てて爪を切って整えながら「やっぱ髪も洗うべきだったのでは?」と後悔したり、いったん落ち着こう…と呼吸を整えながらもこれからのことを思い浮かべては額を片手で覆って大きく息を吐いたりと、つまりドドドド緊張していたわけです。とりあえず使い物になってよかったね。

ナイトウェア川中島
 晴信:夏はTシャツと半パンみたいな恰好で寝る。それ以外の季節はスウェット上下。真冬はあったかインナー着用。
 景虎:基本的にオールシーズン、その季節にあったパジャマを着ている。寝るときは通年ノーブラ派。それがどれだけ晴信を惑わせるか景虎は知る由もない…。
 ちなみに共寝の際は晴信のTシャツまたはスウェットの上を景虎がぶんどって寝るので晴信はパン一で寝ざるを得ない夜もあるとかないとか。あいつ掛け布団もぶんどるんだよな(晴信談)

子育て生活
 わずかな時間であっても二人で過ごした思い出のある家を去るのは耐えがたかったものの、一人きりで働きながら子供を育てる自信がなかったため晴信は実家に戻り、父に頭を下げて実家で働かせてもらう。現場仕事に行かせたのは、体を動かしていれば余計なことを考える暇もなくなるだろうという不器用な父のやさしさか。子(娘)は、父はもちろん祖父母と叔母にかわいがられてすくすくと育つ。ときどき母方の伯母もやってくる。

景虎is watching you…
 景虎を亡くして間もないある日の夕方。遮断機が下りた踏切の前に佇む晴信。会いたいという一心が心を惑わせ遮断機をくぐろうと手が伸びる。そのとき、
「晴信」
 懐かしい声が聞こえた、気がした。振り返ると見覚えのある白い人影が視界を横切っていく。なんだ、おまえ、そこにいたのか――踵を返して追いかける晴信。しかしどこを探してもその姿は見つからない。当たり前だ、あいつは白い灰になったのだから。落胆と悔しさを隠さないまま項垂れる晴信。
 そのあとも思いつめて行動に移そうとしたときにはその声が決まって聞こえた。後々になって、引き止めようとしてくれたんだな…と、晴信の胸はあたたかくなるのだった。

約束の地
 結局二人は何を繰り返していたのか、最後に流れ着くそこはどこなのか。奪った命の数だけ輪廻転生を繰り返す二人がその合間に川中島で会ったり会わなかったりしているのかもしれないし、サーヴァントのままの二人がなんらかの魔術で強いられているだけの都合のいいユメなのかもしれない。なんであれ二人が死の間際に考えていたのは互いのこと(あいつ殴りてぇ/決着つけたい)だったらいいし、繰り返すうちに思うところも変わってくるといいなあと思っています。
「碧落」のラストは繰り返しのイレギュラー判定です。あそこに信玄時代(生前最後の姿)の晴信がとどまっているのは結構本人的には無理している…的な。それでも、自分の罪悪感を薄めるためという建前があったとしても、一言詫びたかったという気持ちが彼の中に生まれていたのかもしれない。この繰り返しがいつまで続くのかは二人にもわからない。もう終えてしまってもいい気がするけどまだ続けたい景虎と、俺から音を上げるわけにはいかないという意地で付き合っている晴信。流転の旅はまだまだ続く。

昔の話
 小さいころに晴信の手に虫を乗っけてしまった事件のとき景虎もしっかり泣いているけど晴信の記憶には残っていません。なので、大人になって再会して告白したら泣かれた(語弊)のが初めて見た景虎の涙だと晴信は誤解しています。
 
川中島十二か月
一月:両親が亡くなった後、帰省すべき実家がない(というかあったとして帰省する気もない)景虎を自分の実家に連れて帰った晴信がなしくずしに「婚約者です」と紹介して引き起こされる悶着と騒動。設けられた酒席で景虎が全員つぶしてしまう事件もあるよ。
二月:バレンタイン?チョコレートは洋酒に合いますよね! さあ晴信、職場でいただいたチョコを出しなさい!(うきうき!) え? 弊社はそういうイベントやらない方針? そんなー
三月:年度末の忙しさを乗り越えた二人、温泉宿で疲れをいやす。浴衣スケベリベンジをもくろむ晴信、誘ってみるものの景虎が「そういうことしたくないけど晴信がしたいなら…」の消極的な態度を目の当たりにし、これは無理にしても後々景虎が傷つくだけだなと我に返って敗北。でも納得はしている。多分。
四月:年度初めは年度初めで忙しい。花見に行きたいですねと言いながら帰り道に公園の夜桜を眺める毎日。酔っぱらいに絡まれた二人が見事返り討ち(物理)にした事件が会社にばれて厳重注意される。もちろん景虎のほうがより暴れていた。
五月:連休だよ川中島。旅行にでも行くと思った? 残念、引っ越しの準備です。不動産屋に行ったり家具家電をそろえたり、あっ役所は連休中開いてないですね。え?婚姻届けは年中提出できる? へえ………(チラッ)
六月:何もこんな雨の時期に引っ越さなくてもいい気がするけど、これを逃すと夏の暑い中引っ越し作業をすることになるし仕方ない。仕方ないけど雨がうっとうしくてうんざりする晴信。名前に晴が入ってますしね。それ関係あるのか?
七月:やっと引っ越しのもろもろが完了しました。これからよろしくお願いしますね晴信。主に食糧事情を。…………はい、私も頑張ります。じゃあこの料理教室に行きませんか? ええ、もちろん一緒に!
八月:花火大会に行こうと景虎を誘ったらなぜかホテルの一室に連れ込まれた晴信。眺望抜群だし涼しいし快適だなとご機嫌だが景虎の思惑は浴衣リベンジにあったとかなかったとか。結果は川中島のみぞ知る。温泉宿は駄目でホテルがいい理由がよくわからない晴信。
九月:五月の連休は何もなかったので、今度こそ旅行に行こう。ちゃんと計画を立てて下調べもする晴信と、目的地と時期だけ決めて行き当たりばったりに旅する景虎。旅の前から怪しかった雲行きが旅先で爆発し二人、大人になって初めての大喧嘩。まあなんやかんやで仲直りするんですけど。
十月:家に帰ったら景虎がサンマを焼いて室内を燻していたので玄関で唖然とする晴信。その前は残り少ないケチャップを振り回して天井まで飛び散る大惨事も起こった。ときどき「自分は育児をしているのだろうか」という気分になるらしい。部屋のサンマスメルは一週間ほど残ったし、天井はよく見ると事件性をうかがわせるシミが残っている。ルミ反? あるわけないだろ!
十一月:人手不足の影響で他県の現場指揮に行くことになった晴信。酒所として有名な地名を聞いた景虎にめちゃくちゃうらやましがられるしなんならリモートワーク申請してついていこうかなとまで言い出す。それは俺が目当てなのか酒目当てなのかと言う晴信はもう少し自信を持ってうぬぼれていいと思いますけどね。(結局おとなしくお留守番したけど週末は通い妻になった)
十二月:クリスマス?プレゼント?別に晴信に買ってほしいものはないですね~。(ほしいものを自分で買うくらいの稼ぎはあるしそもそも買ってもらう理由がない)と、男心を全く解さない景虎に撃沈する晴信。なんとかなだめすかして説得し三千円以内でプレゼント交換することに。三千円て。中高生か! …いや、逆に新鮮かもしれない。なんやかんやで楽しみながら駅ビルを上から下までプレゼントを探して歩き回る晴信だった。なお景虎が選んだのは酒。それおまえが飲みたいだけでは…まあいいか…。来年もよろしく。

川中島成人式
 晴信は参加。なんなら新成人代表のあいさつ的なものを任されていた。着たのはスーツ。親からは紋付きあるけど?って言われたけど断固拒否した。式の最中ずっと景虎を探していた。
 景虎は不参加。行きたくなかったし行くつもりもなかったし予定も入っていた。晴信と交際しはじめてから成人式に参加してなかったことを話すと振袖姿が見たかった見たい見せろと駄々をこねられる。まあそのうちねと流していたら、あるとき晴信の実家に連れていかれてしまう。なんだなんだと怪訝に思う景虎の眼前に広がるのは色とりどりの振袖。1ダースくらいある…振袖の計量単位はダースではないけど…なんですかこれ…?え?お姉さんや妹さん、それにお母さまのものから親戚一同の振袖がここに集まっている…?好きなの着ていい…?着付けはお母さまが…?髪は美容師呼んでる?はい…?(思考停止)

横から口出しする晴信「赤、赤にしろよ、赤絶対似合う」
 母「あんた黙ってなさい」
 姉「着ない奴は口をはさむな」
 妹「お兄ちゃんちょっとすっこんでて」
 晴信「はい」

 悩んでる景虎に晴信「何着か着てもいいんじゃないのか?」
 母「振袖の着付けがどれだけ大変だと思ってんの(怒)」
 妹「一度着るのにどれくらい時間かかるかわかる?」
 姉「素人は黙っとれ」
 晴信「すみませんでした…」

 結局晴信がよろこぶならと赤い振袖を着た景虎と出かけようとして愛車の助手席ドアを開けたら「振袖でそんな車に乗れるかバカ」とまた家族から袋叩きにされる晴信。結局歩いてそのあたりを散歩していたら見知らぬ幼児に「きれい~!お姫様みたい!」と言われてなぜか晴信が上機嫌。自分だけ着飾って注目されて釈然としない景虎は「晴信も紋付袴くらい着てくださいよ!」と言うものの「それは結婚式にな」とかわされて何も言えなくなるのだった。

きっかけ/あとがき
 何を思ってこのシリーズを書き始めたのか正直あんまり覚えていません。プロットというものを作ったことがなくメモ書きすら皆無という体たらく。ガハハ。
 多分「ハマったカプで現パロ長編を書く」のが魂に刻み込まれているのでそのへんがなんかこう…根拠的なサムシングじゃないでしょうか。知らんけど。
 晴信が男だ女だとよく言うのでその辺を意識したせいかいろいろ生々しい要素も盛り込んでしまったけど「まあええか」で書き上げました。病気周りの記述はふわっと流してください。ファンタジーです!
 確か「流転」の初稿(pixivに投稿したもの)は一週間足らずで勢いのまま書き上げました。しかもGmailの下書きに(笑うところ)。この時はシリーズにする気はまったくなく、これで現パロ書く熱意は成仏したと思っていました。
 全然そんなことなかったです。十日も経たないうちに「景虎ちゃんの視点が書きてぇな…」と思い立ち、そのさらに約一週間後、ノリノリで「碧落」を投稿する私の姿が…どうしてこうなった。わからないがなってしまったものはしょうがねえ!と開き直って成人向けの話も書こうとしたのが「巫山の雨」ですがこれはそれまでと違ってまったく書けませんでした。こいつら…スケベするまでに何字かけるんや…と若干キレながらも書きたかったのはスケベパートというよりそこに至るまでのもっちゃもっちゃ悶着だったのでまあ…ヨシ!(ちなみに今調べたら、晴信が景虎の乳に触るまで12,726字でした)書き上げるまで一月はゆうにかかったと思います。後から書き始めた「清秋」が先に仕上がったもんね。そのあと幕間的なSSを書きたくなって「追憶」をスタート。書きたいところだけ書くぜ~という気持ちだったのでどれも楽しかったです。このころから本にしたときのあれこれを考えていたので、1本が見開き2ページに収まるようにと考えながら書きました。いい修行になりました。まあ見開きに収まらなかったものたくさんあるんですが…。未熟者。
「蕩蕩」は初稿がかなり、なんというか、言いたいことがとっちらかっていて…なんでこれで投稿したんだ…!という気持ちでいっぱいになったので今回かなり加筆修正しています。このシリーズでの性描写は言葉の選び方など、あまり直接的にならないようふわっとした感じにしています。なっているといいな…(不安)

蛇足
いつのまにかできていた作業中のプレイリスト

離れられない/清 竜人
遥か/清 竜人
HANABI/Mr. children
幸せ願う彼方から/クラムボン
IF YOU/山根麻衣
And Forever…/Robbie Danzie With 高尾直樹
Drifter/キリンジ
あざやか/空気公団
リトルグッバイ/ROCKY CHACK
ドラマチック/YUKI
時の解決/空気公団
tune the rainbow/坂本真綾

(絵文字・感想をいただけると大変はげみになります:WAVEBOX